今朝の『中日新聞』を読んでいたら、「新聞通信調査会」が行ったメディア世論調査の結果が、小さな記事で載っていた。
「新聞通信調査会」については下記へ。
http://www.chosakai.gr.jp/index2.html
それによると、新聞の信頼感が「低くなった」と答えた人が、昨年の5・6%から10・2%に増えた、とある。
その理由として、「誤報があったから」とした人が最多で28・7%、「朝日新聞の誤報問題が影響した」と同会の編集長・保田氏は説明した、という。
しかし「誤報」なんて、山のようにある。冤罪が証明された刑事事件なんかをみると、新聞・テレビなどには「誤報」の山が築かれている。「犯人」とされた方に対する、いわれなき誹謗中傷が堂々と記事としてまかり通る。
また『朝日』だけではなく、他紙も大きな「誤報」をしている。「慰安婦」問題に関してだって『読売』は、1985年9月27日に吉田清治を「人」欄で写真入りで紹介し、1992年8月15日にも吉田清治の証言講演の記事を掲載している。この「誤報」は訂正されたのか。
あるいは、『読売』の「ips細胞を使った世界初の心筋移植手術」(2012年12月)、『産経』の「中国の江沢民主席が死去」(2011年7月)などなど。
『朝日』は、「誤報」を「誤報」として訂正した。よいことではないか。これこそ「信頼感」を高くすることである。
信頼感を低下させたのは、自らの「誤報」を訂正しないでおいて、他紙の「誤報」をここぞとばかりにとりあげ、大キャンペーンを、極右の安倍政権ととともに繰り広げた『読売』『産経』、そして週刊誌なのではないか。
『朝日』が「慰安婦」問題のうち、吉田清治証言を信頼できないことだとみずからの報道を検証し、あるいは東電の吉田証言の解釈が間違っていた(ボクはこれは「誤報」ではないと思っている)としたこと、それは新聞社の自浄作用であるとして、読者は「そうだったのか」とさっと済ましていくものだったのだ。
それを、みずからの報道を検証もしないで、鬼の首でも取ったかのように騒ぎ立て、下品な攻撃を繰り広げた『読売』『産経』、週刊誌、かれらがつくりだしたのが「信頼感」の低下なのだ。
保田氏の解釈は、間違っている。
「新聞通信調査会」については下記へ。
http://www.chosakai.gr.jp/index2.html
それによると、新聞の信頼感が「低くなった」と答えた人が、昨年の5・6%から10・2%に増えた、とある。
その理由として、「誤報があったから」とした人が最多で28・7%、「朝日新聞の誤報問題が影響した」と同会の編集長・保田氏は説明した、という。
しかし「誤報」なんて、山のようにある。冤罪が証明された刑事事件なんかをみると、新聞・テレビなどには「誤報」の山が築かれている。「犯人」とされた方に対する、いわれなき誹謗中傷が堂々と記事としてまかり通る。
また『朝日』だけではなく、他紙も大きな「誤報」をしている。「慰安婦」問題に関してだって『読売』は、1985年9月27日に吉田清治を「人」欄で写真入りで紹介し、1992年8月15日にも吉田清治の証言講演の記事を掲載している。この「誤報」は訂正されたのか。
あるいは、『読売』の「ips細胞を使った世界初の心筋移植手術」(2012年12月)、『産経』の「中国の江沢民主席が死去」(2011年7月)などなど。
『朝日』は、「誤報」を「誤報」として訂正した。よいことではないか。これこそ「信頼感」を高くすることである。
信頼感を低下させたのは、自らの「誤報」を訂正しないでおいて、他紙の「誤報」をここぞとばかりにとりあげ、大キャンペーンを、極右の安倍政権ととともに繰り広げた『読売』『産経』、そして週刊誌なのではないか。
『朝日』が「慰安婦」問題のうち、吉田清治証言を信頼できないことだとみずからの報道を検証し、あるいは東電の吉田証言の解釈が間違っていた(ボクはこれは「誤報」ではないと思っている)としたこと、それは新聞社の自浄作用であるとして、読者は「そうだったのか」とさっと済ましていくものだったのだ。
それを、みずからの報道を検証もしないで、鬼の首でも取ったかのように騒ぎ立て、下品な攻撃を繰り広げた『読売』『産経』、週刊誌、かれらがつくりだしたのが「信頼感」の低下なのだ。
保田氏の解釈は、間違っている。