雨の中の野球観戦。広島とロッテの交流戦を見てきました。

今年初めての野球観戦です。いつものマリンスタジアムで「ロッテ対広島」の交流試合を見てきました。パ・リーグでは千葉県民らしく(?)いつもロッテを応援していますが、カープとなれば話は全く別です。もちろん三塁側に座って声援を送りました。



去年の交流戦を見た時も雨だったのですが、今年もまた雨にたたられてしまいました。雨合羽を頭からかぶっての観戦。時折雨が強くなりましたが、試合は何とか最後まで続きます。結果は延長10回、カープのサヨナラ負けです。抑えのベイル投手がまさかの負傷にて降板し、急遽投げた林投手が打ち込まれました。最後はロッテのイチロー(?)こと福浦選手の鮮やかなサヨナラヒット。惜しい結果です。

ともかく今日は投手陣の頑張りが目立っていました。後の祭りと言ってしまえばそれまでですが、打線さえ繋がれば殆ど勝っていた試合です。先発の大竹投手が、5回まで3安打、4奪三振、無失点のベストピッチングにて試合をつくる。彼はブラウン監督の継投策により僅か59球にて降板してしまいますが、文句なしに今年一番の内容だったと言えるでしょう。(防御率6点以上とは思えません…。)力のあるストレートに、ボール先行ではあるものの要所を占めた変化球。今年はあまり元気がないとは言え、王者ロッテ打線を見事に抑えていきます。また大竹投手から交代した高橋健投手も、ソロホームランを打たれてしまったバスクチ選手への不用意な一球を除けば、なかなか見事な抑えぶりです。そしてその後の永川投手もやや荒れ球気味でしたが、力でロッテ打線をねじ伏せる。最後の林投手はもう仕方がありません。ベイル投手のアクシデントでこの試合の流れは決まりました。



また守備も、あまり守りには良いイメージがない東出選手の見事なプレーをはじめ、要所要所でロッテの攻撃を止めるようなキビキビしたプレーが印象に残りました。そして打撃では、栗原選手と森笠選手、さらには井生選手などの打順下位組の見事な打ちっぷりが目立ちます。期待の梵選手をはじめ、これまであまり光の当たらなかった選手の活躍が印象的でした。中継ぎ陣の踏ん張りをはじめ、裾野の広がった感のある下位打撃陣。この辺は去年のカープとはひと味違うかもしれません。

残念だったのは主軸の、特に嶋選手と新井選手です。ともかく今日の試合に関してはこの二人が大ブレーキ。ことごとくチャンスを潰してしまいます。やはり打つべき方が打たないと試合には勝てないのでしょう。ランナーをためた好機での凡退というシーンが何度も繰り返されました。今年はどうも打線の流れが悪いように思うのですが、それを象徴するような試合だったかもしれません。これは修正していただきたいです。(ラロッカ選手が抜けた穴はあまりにも大きい…。)

ブラウン新監督の采配については、大竹投手の交代などにその特徴が見られるかと思いますが、今日は成功こそしなかったものの、足を絡めた仕掛ける攻撃が印象に残りました。また、一回からバントをさせるなど、なかなか緻密に野球を進めます。今年のカープは非常に盗塁数が少ないので、今後もこの試合のように足を積極的に使って欲しいと思いました。

ロッテ戦にカープ戦。それぞれあと一試合くらいは見に行きたいと思います。寒い雨が降る中での観戦となりましたが、去年とは少し違うカープの姿。甘いかもしれませんが今年は期待したいです。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )