◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

宣言とメッセージに分かれちゃった!

2008-01-27 19:43:43 | 言葉についてあれこれ
                     理解力の差・・・か?
 1月12日に、「未来の自分にメッセージ」のはずが「未来の自分の頑張る宣言」になっているよという記事を書きました。そして、14日に、だれかがチェックしたらしく、ちゃんと「未来の自分にメッセージ」になったよと報告しました。ところが、その後に放送された分では、なんと、「未来の自分にメッセージ」と「未来の自分の頑張る宣言」との2パターン混在になったのです。つまり、1週めが「未来の自分の頑張る宣言」だとすると、2週めは「未来の自分にメッセージ」、3週めは両方が混在、というようなことです( ̄ ̄)ムムゥ。皆さん、なぜこうなったか、ちょっと想像してみてください。
 こういうのは、生放送でなければ、収録から放送まで何日かありますよね。1週めは担当者の間違った説明によって「未来の自分の頑張る宣言」になってしまったけれど、収録済みでそのまま放送せざるをえなかった、チェックが入って2週めの分は正しい説明をして「未来の自分にメッセージ」で収録した、3週めの収録のとき、すでに1週めの分が放送されていて、それを見た子どもは「未来の自分の頑張る宣言」に、見ていない子どもは担当者の説明どおり素直に「未来の自分にメッセージ」に、こうして両方混在という結果になったと想像できます。
 何を言いたいかというと、担当者の説明はみんな同じように聞いているはずなのに結果が分かれる、それは、放送を見た子どもはすでに「未来の自分の頑張る宣言」が脳に刷り込まれているからではないか、ということです。「未来の自分にメッセージ」ということの意味を正しく理解している子どもとそうでない子どもとにはっきり分かれてしまった、そのことが手に取るように分かります。ということは、1週めに間違った説明をしたことが思ったよりずっと長く影響するということで、改めて大人の責任について考えさせられます。こんなことでいいのでしょうか?(`□´)ヨクナイ。
コメント
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