僕はびわ湖のカイツブリ

滋賀県の風景・野鳥・蝶・花などの自然をメインに何でもありです。
“男のためのガーデニング”改め

スプリングエフェメラル カタクリの花をパチリ!

2022-04-03 08:05:05 | 花と蝶とトンボと昆虫
 毎年、春の季節になるとカタクリの花が待ち遠しくなります。
カタクリの花はスプリング・エフェメラル、春の妖精と呼ばれる早春の花で、ウグイスが囀り始めて桜が咲きかけた頃に、落葉樹林の林床などで咲き始めます。

カタクリの花にギフチョウが留まっているシーンを楽しみにしているのですが、花が盛りの頃とギフチョウが飛び交う時期がジャストのタイミングになる機会は中々巡ってきません。
今森光彦さんが自然写真の「撮影のチャンスは1年に1回だけです。何月何日の何時何分に、この場所にいなかったら、この光は二度と撮れません」と語られるように、出会いのチャンスは限られている。



従って、カタクリの花には出会えるけどギフチョウには出会えない、ギフチョウには出会えたがカタクリの花期は終わっていたということが多々あります。
この日もカタクリの花は盛りを迎えていたものの、気温が10℃と肌寒くギフチョウの出現は望めず、花を見て帰ることになりました。



カタクリの花は朝は花弁が閉じていますので、花被片が開いて反り返ったようになるまでに時間がかかります。
また、カタクリの花は記憶や写真の中では大きいイメージが残ってしまいますので、1年おきにしか見ないカタクリの花は驚くほど小さく感じます。
サイズ感ということでは、季節の野鳥でも残像のイメージと実際の大きさの違いに驚くことがありますね。



同じスプリングエフェメラルと呼ばれる仲間のショウジョウバカマもチラホラと咲いている姿に出会えました。
花によって違う花のように見えてしまいますが、この違いは花期の進行具合によって外観が違うことによるものだそうです。





天気予報は晴れだったものの、すぐに雲がかかってしまいましたので、空を見上げて雲の切れ間待ちといった感じでしたが、風上の空が雲で覆いつくされてしまったので撤収。
ゼンマイがニョキと伸びていたり、フキの小さな若葉も生え出していて、木の上にはエナガやシジュウカラ。
後方の山からはウグイスの囀りがよく聞こえてきて、朝の早い時間にはイカルの囀りも聞こえていました。



近所で咲く桜の花もそろそろ三分咲きといったところ。
大雪で雪に埋もれた長かった冬から、花々が咲き誇る春へ。日本は季節の変化が豊かな国ですね。


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秋の彼岸は彼岸花とアゲハチョウ!~ナガサキアゲハ・モンキアゲハ・クロアゲハ~

2021-09-25 19:00:00 | 花と蝶とトンボと昆虫
 不思議なもので、天候が不順だったり異常気象が叫ばりたりしても、その季節が来れば季節の花が咲きます。
先週末辺りからあちこちで彼岸花が咲いているのを見るようになり、中日の秋分の日には湖北地方が真っ赤に染まっていました。

彼岸花は公園や田圃の畔に咲くいているのをよく見かけますが、墓地に咲くことも多く、彼岸の季節と相まって少し気持悪く感じる方が居られるかもしれません。
とはいえ、彼岸花が咲き出すと秋が始まったことを実感でき、真っ赤に染まった花を見ると、彼岸花に集まるアゲハチョウの仲間たちを見に行きたくなります。



ナガサキアゲハは、日本の蝶では最大級の大きさを誇り、元は南方系の蝶でしたが、どんどん生息域が北上してきたため、温暖化の指標種といわれています。
湖北地方でも毎年ナガサキアゲハが見られますので、雪の多い地方にも関わらず越冬して繁殖しているということになります。



ナガサキアゲハの♀には白色紋があり、翅のつけ根にある赤の斑点は雌雄共通とのこと。
とはいえ、ナガサキアゲハが来ると特徴的な白色紋のある♀の方を追いかけてしまいますね。



彼岸花はほぼ満開状態で、やや盛りを過ぎて白っぽくなっている花はわずかにあるだけで、これから咲くつぼみも数えるほどしかありませんでしたのでちょうど見頃。
“綺麗な花には毒がある”との例え通り、花は美しいけど球根には毒があり、田圃の畦道に多いのはモグラやネズミを寄せ付けないためだとか。



彼岸花の集まるアゲハチョウで一番数の多かったのはモンキアゲハでした。
モンキアゲハもナガサキアゲハと同様に日本の蝶では最大級の部類に入る蝶で、翅にある白く大きな紋が特徴的な蝶です。



モンキアゲハは、山麓の森などで見かける機会もあって馴染みがある蝶で、この蝶も南方系の種類とされているようです。
日が照って暑くなってきた時間帯になり、他の蝶が出なくなってもモンキアゲハは活発に動いていましたが、よく見ていると時々日陰の葉に留まって休んでいる姿も見られました。



彼岸花にはアゲハチョウの仲間は集まってきますが、タテハチョウやシジミチョウなどの蝶は姿を見せません。
彼岸花の蜜を好むのはアゲハチョウの食性なのかもしれません。





クロアゲハも時々姿を見せてはくれたものの、すぐに大型のモンキチョウに追いかけられてその場を去ってしまいます。
蝶にも縄張りのようなものがあるのでしょうか。同種だと並んで飛んでいたりしますが...。



ナミアゲハも吸蜜にやってきました。
けっして小さな蝶ではないのですが、ナガサキアゲハやモンキアゲハと比べると小さいですね。



彼岸花に集まってきた蝶は、他はキアゲハとアオスジアゲハ。
アオスジアゲハは花には留まらず、通りすがりのように去っていきました。



日本に生息する蝶は約300種類いるといいますが、湖北の野や山で見られる蝶の種類は限られているに思います。
まもなくやってくるはずのアサギマダラに会えたら今シーズンは終わりかな?


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彼岸花と黒いアゲハ蝶の仲間

2018-09-27 19:52:25 | 花と蝶とトンボと昆虫
 秋の彼岸の風物詩といえば、やはり彼岸花ということになりますが、もうどこもかしこも彼岸花が満開ですね。
場所によっては花期を終えつつあるものもありますから、花のピークは少し過ぎた頃といった感じです。

彼岸花といえばアゲハチョウ、特に黒いアゲハがよく集まっていますので見えたやつは全てパチリ!ということになりました。
まずはナガサキアゲハですが、数は出ていませんでしたので1頭だけしか見当たらず。
特徴のある♀のナガサキアゲハには今年は出会えずじまいなのが残念でした。



数が多いのはモンキアゲハでしょうか。
モンキアゲハは日本最大級の大きさの蝶で、大きさもさることながら羽根の白い斑点で遠くからでも識別出来ます。





羽根のメタリック調のブルーが美しいのはカラスアゲハ。
初夏の山でよく見かけますが、この彼岸花の群生へは時々姿を見せてくれるのが嬉しいところです。





クロアゲハも彼岸花の蜜を水にやってきます。
黒いアゲハチョウは彼岸花の蜜が好きなのか?と思うほど寄ってくるのが不思議です。





もちろん普通のアゲハチョウやキアゲハの姿もありましたよ。
数的にはキアゲハよりアゲハチョウの方が圧倒的に多かったですね。





彼岸花やニラの花に寄ってくる蝶の季節が終わると、あとは渡りの蝶のアサギマダラを待つばかりということになるのでしょうか。
運良く出会えるといいのですけどね。


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ニラの花とタテハ蝶の仲間

2018-09-26 07:01:11 | 花と蝶とトンボと昆虫
 今年の初夏は大雨の影響で崖崩れが多く、山の林道へ入れなかったので初夏の蝶を見ることはなかったのですが、秋の蝶は身近な場所で見れますので探蝶ということになりました。
ニラの花の周辺には強い臭いが漂っており、タテハチョウやセセリチョウの仲間が数多く集まってきます。

稲刈りが終りを迎える頃になると畦道のニラの花があちこちで咲き始め、季節の変わり目にきたことが分かります。
やって来るのはタテハチョウの仲間でもよく見かけるポピュラーな蝶ばかりになりますが、一同に蝶が集まってくる姿は壮観なものです。



この時期に最も数が出ているのはヒメアカタテハのようです。
数頭が留まっていますので白いニラの花に黄色い姿が点在しています。

アカタテハも2頭ほどいましたが、こいつは蝶にしては警戒心がやや強いやつです。
少し立ち位置を変えようとすると、すぐに飛んでしまうのです。



キタテハは活動している期間が長いようで、冬になっても見かけることがある蝶です。
夏型と秋型があるのですが、個体差もあってなかなか見分けることができません。





初夏の夏にそこそこの高度の所で見かけるミドリヒョウモンですが、なぜか秋には平地で見ることが出来ます。
ミドリヒョウモンは分布が広い蝶といわれますので山地・平地を問わず生息しているのでしょう。





ツマグロヒョウモンは一般的に見る機会の多い蝶なのですが、湖北ではどても多いといった蝶ではないように思います。
もっともツマグロヒョウモンが多く生息している地域で蝶を探していないのかもしれませんけど...。





日本には蝶が300種類以上生息しているといいますが、身近な場所で出会える蝶はいつも同じになってしまいます。
とはいえ、早春のギフチョウから始まり、渡りのアサギマダラで終わる蝶の季節には魅力的なものがあります。


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カタクリの花・ショウジョウバカマに留まるギフチョウ

2018-04-02 06:20:20 | 花と蝶とトンボと昆虫
 「スプリング・エフェメラル」と呼ばれる早春に咲く花のひとつにカタクリがあります。
スプリング・エフェメラルは別称 “春の儚(はかな)きものたち”とも“春の妖精”とも呼ばれますが、花期が短い植物が多いため見頃が限られてしまいます。

毎年この季節になると、カタクリの花とギフチョウのツーショットを狙いに行くのですが、「カタクリの花期・ギフチョウの出現時期・天気・休日」と条件が揃うのはなかなか難しいものです。
“桜が満開になる前が狙い目か?”と時期を見計らっておりましたが、今年は桜の開花が早かったためアタフタと山へ出かけることとなりました。



以前同じ場所を訪れた時にベテランの方から“ギフチョウは9時頃まではここに居る”と教えてもらった場所がありましたので、まずは地面留まりのギフチョウを探します。
ギフチョウは容易に見つけられましたが、しばらくすると姿が見えなくなる。
ちょうどギフチョウが移動する時間が来たようでしたので、カタクリの群生へと移動してみます。



カタクリの花は早朝は開きませんが、群生に行った9時過ぎになると花はほぼ開いた状態になって出迎えてくれます。
ただこの群生もカタクリの個体数が減ってきているようでしたので詳しい方に聞いてみると、獣害でカタクリ減ってきたということで群生が少し寂しくなっています。





ショウジョウバカマも少し減っているのでしょうか、部分的にしか生えている場所がありません。
この時すでにギフチョウが2頭ほど空を舞っていましたが、いつ花に留まってくれるかと思うと目が離せなくなる。
そばにあった山桜の花弁が時々散って舞落ちてくる優雅な里山でのギフチョウ待ちです。



“留まった~!”
空から地面に降りていたギフチョウがやっとショウジョウバカマに留まってくれましたよ。





ギフチョウが集まりかけた時間になると、カメラマンの方も続々と集まってくる。
皆さん、ギフチョウの生態をよくご存知ですね。

“さぁそろそろ増えてくるよ!”の声が掛かるが、ギフチョウの数は一向に増えてこない。
最初のギフチョウが再びショウジョウバカマに留まったところをパチリ!



“まだ気温が18℃だ。昼になって20℃になったらもっと出るよ!”とまた声が掛かるが、そろそろ疲れてきた。
最後に何とかギフチョウがカタクリの花に留まってくれたけど出来が悪いなぁ。



詳しい方から“もう交尾を始めているのもいるから明日もおいで。”と言われましたが、今年はここまでにしておきます。
毎年同じ言葉を書いていますが、“来年こそはカタクリとギフチョウのバッチリ写真を撮りたい!”ものです。


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彼岸花に集まるアゲハ蝶の仲間たち!

2017-10-03 19:00:00 | 花と蝶とトンボと昆虫
 秋の彼岸の頃から開花期を迎えていた彼岸花もそろそろピークを終えて、花に紅みを失ってきているものが多くなってきました。
代わりにセイタカアワダチソウが異常な生命力で群生を作り、負けじとススキも丈を伸ばしてきています。

紅葉はまだ先の話とはいえ、だんだんと秋の風景になってきているのを感じてしまいますね。
春から秋のシーズンを楽しませてくれた蝶の方もいよいよ終焉近しということで、彼岸花に集まるアゲハ蝶の仲間たちを探してみました。



ナガサキアゲハはかつて南方系の蝶とされていましたが、温暖化の影響で生息域を北へ拡大してきているようです。
長浜市では琵琶湖博物館の2011年までの調査では目撃されていなかったそうですが、見かけることの多い蝶となってきています。
地球温暖化の影響で生物の生息域はどんどん変化してきているのが分かる一例かもしれません。



♀のナガサキアゲハには翅に白色部があり分かりやすいのですが、この時は♀の姿はなし。♂だけが彼岸花に集まってきていました。
数の多かったのはモンキアゲハでした。翅の白い斑が特徴的で、この時期よく姿を見かけます。



モンキアゲハはナガサキアゲハと同じく大型の蝶ですが、モンキアゲハの方が体を重そうにしているようにも見えます。
黒系のアゲハ蝶が集まっていると見分けるのに悩む時がありますが、モンキアゲハは翅の白斑で見分けやすい蝶です。



クロアゲハも彼岸花に集まってきましたが、黒い蝶ばかりが集まってくるので、どいつが何の黒蝶なのか分からなくなりそうです。
真っ赤っかの彼岸花の中に黒1点のクロアゲハ!



♂のクロアゲハには翅に白い斑紋が線状に1本あるのですが、ラインは見えなかったのでこいつは♀か?
蝶もなかなか識別が難しいものです。



黒以外のアゲハ蝶も集まってきていましたよ。
まずはキアゲハをパチリ!



ナミアゲハもやってきましたが、ほとんどがアゲハ蝶の仲間たちばかりです。
アゲハチョウ科の蝶たちは彼岸花の蜜が好きなのでしょうかね?



彼岸花に集まってくるアゲハ蝶の時期が終わると、蝶は少し寂しくなっていくかと思います。
蝶のシーズンは、もうすぐやってくるアサギマダラを見たら終わりなのかもしれませんね。


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ホシホウジャクの吸蜜をパチリ!

2017-09-22 06:15:15 | 花と蝶とトンボと昆虫
 ホシホウジャクはチョウ目スズメガ科の昆虫ですので正確には『ガ』の仲間になるのですが、吸蜜しようとホバリングしている姿にガのイメージはなく、むしろ小さなハチドリのようにも見えます。
蜂に擬態しているといわれるホシホウジャクですが、ホバリングしながら花に長い口を伸ばして姿は蜂のようで蜂でない特徴ある姿です。



ホシホウジャクの面白いところは、吸蜜中はけっして花には留まらず口だけを伸ばして蜜を吸うことかと思います。
花に留まって蜜を吸う方が簡単そうに思えますが、何らかの理由でこういう形に進化したのでしょうね。



長い口は用のない時は丸めて収納するようですが、次から次へと花を移っていくので納める間はなさそうです。
少し丸めた状態で飛んでいますが、羽も羽ばたき通しですので羽の止まった写真は撮れませんね。



再び花へ口を伸ばそうとしていますが、よくこんなに長くて細い管みたいなのをコントロールできるものです。



おまけでハチドリの吸蜜の様子を再UPしますが、ホシホウジャクとハチドリは何となく似ていると思っているのは当方だけかもね?




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ニラの花は蝶の楽園か?

2017-09-19 18:50:00 | 花と蝶とトンボと昆虫
 台風が通り過ぎて平穏な気候が戻ってきましたが、台風で楽しみな三連休が二日も潰されてしまいましたね。
連休最終日には晴れ間が出るようにはなったものの、風は相変わらず強かったのが難点でした。

フィールドはというと、1週間前には姿のなかった彼岸花があちこちで咲き出し、花の周りでは春のツクシのようにニョキニョキと茎が伸ばして今にも花を咲かさんとしている彼岸花が数多く見られます。
ツクツクボウシも最後の時間を愛しむように鳴いていますが、鳴き声のトーンは心なしか弱くなっていて、夏の終わりを連想させます。



ニラの花には幾種もの蝶が集まってきて、ちょっとした蝶の楽園のようになってきていました。
一般種の蝶ばかりですが、一網打尽のまとめ撮りです。

ミドリヒョウモンは初夏の山で見られる蝶ですが、秋にもう一度姿を見ることが出来るようです。
生息地域を季節で変えているのか、元々違った地域に生息しているのかは不明なんですけどね。



タテハチョウの仲間には似たような連中が多いので紛らわしいですが、下はツマグロヒョウモンの♂。
ヒョウモンチョウは種類の多い蝶ですが、もっとも身近なヒョウモンチョウはツマグロヒョウモンでしょうね。



アカタテハもとても身近な蝶になりますが、春の早い頃から見ることが出来る蝶かと思います。



一番数が多いのがヒメアカタテハでした。
この場所に全部で何頭いるのかは数えていないので分かりませんが、やたらと数の多い蝶です。



黄色系のタテハチョウで余り彩度のないくすんだ羽色をしているのがキハテハ。
この蝶は遅い時期まで見ることの出来る蝶ではないかと思います。



アゲハチョウの仲間も姿を見せてくれました。
まずは吸蜜中のナミアゲハをパチリ!



キアゲハは蜜を吸うよりも羽を広げて休んでいる姿の方が多かったように見えました。



クロアゲハもヒラヒラと飛んできて留まってくれましたよ。



セセリチョウの仲間やモンシロチョウ・モンキチョウの姿も見られますが、ここは代表でモンキチョウをパチリ!



蝶の季節は彼岸花が花期を終える頃に終わりを迎えてしまう印象があります。
季節が過ぎるのは早いものですね。


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初夏の蜻蛉と蝶と蛾をパチリ!

2017-07-02 17:10:10 | 花と蝶とトンボと昆虫
 今年の梅雨は雨の日が続いて困るという感じではありませんので、梅雨の晴れ間という言葉は合わないように思いますが、時々晴れ間が出ていましたのでフィールドを巡回しました。
もう田圃に植えられていた麦はすっかり収穫されてしまい、稲の緑ばかりが目に入ります。

早いもので蓮の一部は花を開いており、ねむの木もピンク色の花を付けています。あちこちで見かける紫陽花はピークを過ぎたものもありますが、今が見頃といったところ。
夏も近しといった雰囲気が漂ってきていましたので、初夏の蜻蛉と蝶と蛾をパチリ!です。


蓮の葉の下で交尾するシオカラトンボ


蓮の葉の上でお尻上げするショウジョウトンボ

蝶の方はまずはウスバシロチョウ。
シロチョウと名が付いていますが、アゲハチョウ科ウスバシロチョウ亜科になり、ウスバシロチョウ亜科の仲間には「ギフチョウ」と「ホソオチョウ」がいます。
ホソオチョウは外来種で分布を広げているようですが、こいつは一度も見たことがない。今年は会えるかな?



次はキマダラセセリ(多分)
セセリチョウの仲間やシジミチョウの仲間ってすぐスルーしてしまいそうになります。



テングチョウは毎年数は多く出てくれますね。
羽を閉じた姿が多いのですけど玉に羽を開いてオレンジ色の紋を見せてくれます。こいつは見せてくれませんでしたけどね。



“黒に白ライン”でよく似た仲間が多いイチモンチョウ亜科ですが、こいつはミスジチョウ。
羽のラインで見分けられるそうですけど飛んでいるやつを見分けるのって困難ですよね。



さて蝶ではなく蛾なんですが、毒々しい蛾のイメージのないのがこのキンモンガ。
蝶と蛾ではここが違うという明確なものはないようでありますが、こいつは蝶と呼んでも違和感はなさそうなやつです。



家の近くで“木の葉が飛んできた!”と思ったけど動いていたので見直してみたら蛾でした。
カギバアオシャクという蛾のようですが、木々に留まっていたら葉っぱにしか見えませんね。



梅雨が明けたらいよいよ夏本番。
毎年今頃の季節になると“今年こそ水中カメラを買って素潜りでパチリ!”と思うのですが、いつも買いそびれたままシーズンが終わってしまいます。


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ギフチョウとカタクリの花をパチリ!

2017-04-18 18:36:36 | 花と蝶とトンボと昆虫
 今年こそは“カタクリの花とギフチョウ”のバッチリ写真を撮りたかったのですが、如何せん時期が遅すぎました。
結果をいうと『ギフチョウがやって来るカタクリの群生は花期が終わってしまっていた』。
そのかわり『ギフチョウの来ないカタクリの群生は満開だった』ということです。

『ギフチョウがやって来るカタクリの群生』で近くにいた人に聞いてみると...
“今頃来たって遅すぎるわ。もう実が付いてるよ!”と一笑に付されてしまいました。
せめてギフチョウの姿だけでも!と探してかけると、ギフチョウはすぐに見つかったので一安心。



地面留まりばかりでしたが、数は3頭。
そのうちの2頭は繁殖行為をやりそうな雰囲気はあったものの、結局その姿は見られずです。



周辺を散策していると、テングチョウ・ルリタテハ・モンキチョウが舞っていましたから蝶の季節も開幕しているようですね。
今シーズンはぜひライファーの蝶に出会いたいな。



さて『ギフチョウの来ないカタクリの群生』はちょうど花が見頃でした。
それほど広い群生ではありませんが、どのカタクリも開花中でしたので地域によって開花時期に大きな差があるようです。



桜も満開でしたから、ここのカタクリは花期が遅いようです。
季節のものは時期を読むのが難しいですね。



余談になりますが、ギフチョウの場所には先客の方がおられて“2羽いて繁殖活動も見られるよ”と教えて下さいました。
でもこの方は本格的な猛禽仕様のカメラをお持ちでしたので“もしかして野鳥の話?”と会話に迷ってしまいました。

ギフチョウ撮影の方って、“ギフチョウが・・・”で始まる主語がないんですよね。
でも当方も後から来た人に“もうすぐ飛んできますよ!”と教える。これまた主語がない!


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