僕はびわ湖のカイツブリ

滋賀県の風景・野鳥・蝶・花などの自然をメインに何でもありです。
“男のためのガーデニング”改め

春の足音がそこまで来ている!~セツブンソウ・福寿草・ザゼンソウ~

2025-03-02 11:55:15 | 花と蝶とトンボと昆虫
 「スプリング・エフェメラル」とも「春の妖精」呼ばれる花は、冬の終わりから早春の端境期に咲く花の総称です。
近年では積雪量の多い冬でしたが、いよいよそれも終わって春の足跡を感じさせる花々を見つけに出掛けました。

先週までは雪の下にあった花々も平地ではほとんど雪が融けましたので、そろそろ見頃かと思い伊吹山の山麓を目指しました。
しかし、そこはさすがに伊吹山は豪雪地帯。山容が大きく見えるようになると集落内の雪溜の量は想像以上のものでした。



目的だった寺院の入口の石段は雪で登れず、別にあるスローブから登ると祠があり、その辺りは除雪されているのか陽当たりが良いのか雪はない。
秋葉神社の祠から上に道は続いており、およそ1㌔の巡拝コースがあるようだが雪で足元が悪くて登るのを諦める。



ロープが張られて立入り出来ないように保護された内側に、セツブンソウは小さくて可憐な花を咲かせていました。
「節分」の頃に咲くのでセツブンソウという名が付いたといい花はほぼ開花していたが、まだ蕾も幾つか見られる。



山野草は写真では大きく撮れるので、ある程度の大きさの花弁かと勘違いしてしまいますが、実際には小さな花です。
訪れる人もバラバラと来られ、駐車場の車を見ると近隣の府県ナンバーが数台あり、ここまで遠征されてきていた人も多いようです。



花の咲いている周囲を歩いていると、ダウンでは暑くなってくるような陽気でしたので、すっかり春の気分になってしまいます。
とはいえ、集落の屋根の下には1~2mの雪が溜まっており、雪掻きされている方もおられましたが、集落の中では雪の捨て場に苦労しそうです。



ロープに囲われた中に1カ所だけ福寿草が咲いていました。
福寿草はこの一角だけでしたが、この後に別の場所にある福寿草の群生を見に行く予定でしたのでそちらの群生に期待です。





福寿草群生があるという場所へ行ってみたものの、完全に積雪に覆われてしまって花は確認出来ず空振りとなる。
気を取り直してザゼンソウの群生を見に行くと、一株だけ開花しているザゼンソウがあったので少し救われた気分になりました。



唯一開花していたザゼンソウは、仏炎苞から中の中の黄色い花がよく見えており、座禅を組む僧の姿に見立てることが出来る。
地元の方の話では葉の方が先に伸びてしまっており、この冬の気候の影響が大きかったとおっしゃられていました。



最後に伊吹山を振り返って終わりにしますが、見える範囲では雪がかなり融けてきているように見えます。
伊吹山の登山道は通行禁止のままですが、開通を待ち遠しく感じている人って結構多いでしょうね。



もう3月に入りましたので、次はカタクリやショウジョウバカマの季節。
山から雪が消えたら山登りを再開してスプリング・エフェメラルを探しに行こう!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする