切り絵作家 早川鉄平さんの作品を初めて見たのは2019年5月に長浜の大通寺(真宗大谷派長浜別院)で行われた「親鸞上人の七百五十回御縁忌」で展示された障子アートでした。
大通寺本堂の正面に連なる18枚の障子には阿弥陀如来や自然界の生き物、仏教に縁のある生き物などの切り絵が張られ、堂内から見える外の光に透かし出された切り絵の荘厳で素晴らしかったこと。
早川さんは金沢(石川県)に生まれ、モンゴルや北海道、小笠原諸島などで大自然に生きる野生動物を被写体としたカメラマンをされていたといいます。
米原の自然と人の中で暮らしながら写真を撮りたいと米原市の「みらいつくり隊員」となったのは29才の時だとか。
その後は奥伊吹に家族と共に居を構えて、森の生き物や自然の姿を切り絵作品で創作されているといいます。
会場となった「さざなみタウン」は、長浜市の「ながはま文化福祉プラザ」と「長浜商工会議所・長浜ビジネスサポートセンター」の2つの建物で構成され、図書館や音楽室・研修室などの施設があります。
「さざなみタウン」がオープンしたのは2019年12月のことで、オープンを記念して開催された『さざなみタウンオープニング祭』ではジャンルを超えた57コマの授業が行われたのは記憶に新しいところ。
オープニング祭りでは『クセになる!脱力系仏像めぐりとは』の授業を受けましたが、同じ時間帯に7~8コマの授業が時間割されていることもあってタウン内は活気に溢れていました。
今回の絵本原画展にあわせて「さざなみタウン」では玄関前に早川さんの作品が展示され、建屋内にも図書室や階段・フロアーなど各所に作品が溢れるように展示されてあります。
今回書籍化された『白鳥になった王子』は早川さんにとって初めての刊行物となるそうで、原画展は2階の一角の通路で開催。
『白鳥になった王子』を出版されたのは賤ケ岳の麓にある「能美舎」です。
昨年は 『星と祭』復刊プロジェクトで「星と祭」や「観音ガールと巡る 近江の十一面観音」を出版され、精力的に出版活動をされている出版社です。
白鳥の姫と結婚し幸せに暮らしていた王子
ある日「山の神」の元へ力試しに出かけることに
白鳥の姫の懇願も聞かず
行く先々で出会う動物たちの忠告も聞かず
とうとう山の神と相対した王子は・・・・(能美舎のHPから転記)
登場する生き物は伊吹山に住む生き物ばかりとなっており、イヌワシ・ニホンカモシカ・フクロウ・ツキノワグマ・シカ・・アナグマなどが王子への忠告を行います。
カメラマンの今森光彦さんも切り絵で里山を表現されていますが、昆虫・蝶・鳥・花などカラフルな雰囲気があるのに対して、早川さんの作品は黒で統一され、幻想的・空想的な作品といった印象があります。
以前は野鳥を探して山へ入ることがありましたので経験的に分かりますが、伊吹山や湖北の山々は生き物が数多く生息する自然豊かな場所が多いと思います。
早川さんの切り絵に登場する生き物でもツキノワグマ以外は出会ったことがありますので、湖北で馴染みのある生き物が登場するところにも魅力を感じています。
伊吹山は古代よりの霊峰で、ヤマトタケルが伊吹山の山の神を倒そうとして返り討ちにあったとされる伝説も残る山。
王子は生き物たちの忠告を聞かず、山の神と戦うのですが...。
ハクチョウは遠きシベリアから日本に越冬しに渡ってきて、冬は琵琶湖の周辺に飛来してきて越冬します。
切り絵の物語で飛び立っていった白鳥はシベリアへと北帰していくのか、別の場所へ旅立っていくのか。
さざなみタウンの談話スペースには後方から光を当てた“山の神”の切り絵が展示され目を引きます。
やはり早川さんの作品はライトアップされると美しさが増しますね。また大きな作品が多いのも見応えがあります。
今森光彦さんの切り絵展に入った時もそうでしたが、今回も切り絵を始めてみようと思い立ち、さっそく本屋へと向かい「心を整える 仏像の切り絵ブック」を購入してきました。
仏像を絵で描くとか彫るのは難易度が高く不器用な当方には到底無理ですが、型で作る切り絵なら何とか出来るかもしれません。
必要な道具は100均で手に入りますので仏像切り絵に挑戦してみます。
大通寺本堂の正面に連なる18枚の障子には阿弥陀如来や自然界の生き物、仏教に縁のある生き物などの切り絵が張られ、堂内から見える外の光に透かし出された切り絵の荘厳で素晴らしかったこと。
早川さんは金沢(石川県)に生まれ、モンゴルや北海道、小笠原諸島などで大自然に生きる野生動物を被写体としたカメラマンをされていたといいます。
米原の自然と人の中で暮らしながら写真を撮りたいと米原市の「みらいつくり隊員」となったのは29才の時だとか。
その後は奥伊吹に家族と共に居を構えて、森の生き物や自然の姿を切り絵作品で創作されているといいます。
会場となった「さざなみタウン」は、長浜市の「ながはま文化福祉プラザ」と「長浜商工会議所・長浜ビジネスサポートセンター」の2つの建物で構成され、図書館や音楽室・研修室などの施設があります。
「さざなみタウン」がオープンしたのは2019年12月のことで、オープンを記念して開催された『さざなみタウンオープニング祭』ではジャンルを超えた57コマの授業が行われたのは記憶に新しいところ。
オープニング祭りでは『クセになる!脱力系仏像めぐりとは』の授業を受けましたが、同じ時間帯に7~8コマの授業が時間割されていることもあってタウン内は活気に溢れていました。
今回の絵本原画展にあわせて「さざなみタウン」では玄関前に早川さんの作品が展示され、建屋内にも図書室や階段・フロアーなど各所に作品が溢れるように展示されてあります。
今回書籍化された『白鳥になった王子』は早川さんにとって初めての刊行物となるそうで、原画展は2階の一角の通路で開催。
『白鳥になった王子』を出版されたのは賤ケ岳の麓にある「能美舎」です。
昨年は 『星と祭』復刊プロジェクトで「星と祭」や「観音ガールと巡る 近江の十一面観音」を出版され、精力的に出版活動をされている出版社です。
白鳥の姫と結婚し幸せに暮らしていた王子
ある日「山の神」の元へ力試しに出かけることに
白鳥の姫の懇願も聞かず
行く先々で出会う動物たちの忠告も聞かず
とうとう山の神と相対した王子は・・・・(能美舎のHPから転記)
登場する生き物は伊吹山に住む生き物ばかりとなっており、イヌワシ・ニホンカモシカ・フクロウ・ツキノワグマ・シカ・・アナグマなどが王子への忠告を行います。
カメラマンの今森光彦さんも切り絵で里山を表現されていますが、昆虫・蝶・鳥・花などカラフルな雰囲気があるのに対して、早川さんの作品は黒で統一され、幻想的・空想的な作品といった印象があります。
以前は野鳥を探して山へ入ることがありましたので経験的に分かりますが、伊吹山や湖北の山々は生き物が数多く生息する自然豊かな場所が多いと思います。
早川さんの切り絵に登場する生き物でもツキノワグマ以外は出会ったことがありますので、湖北で馴染みのある生き物が登場するところにも魅力を感じています。
伊吹山は古代よりの霊峰で、ヤマトタケルが伊吹山の山の神を倒そうとして返り討ちにあったとされる伝説も残る山。
王子は生き物たちの忠告を聞かず、山の神と戦うのですが...。
ハクチョウは遠きシベリアから日本に越冬しに渡ってきて、冬は琵琶湖の周辺に飛来してきて越冬します。
切り絵の物語で飛び立っていった白鳥はシベリアへと北帰していくのか、別の場所へ旅立っていくのか。
さざなみタウンの談話スペースには後方から光を当てた“山の神”の切り絵が展示され目を引きます。
やはり早川さんの作品はライトアップされると美しさが増しますね。また大きな作品が多いのも見応えがあります。
今森光彦さんの切り絵展に入った時もそうでしたが、今回も切り絵を始めてみようと思い立ち、さっそく本屋へと向かい「心を整える 仏像の切り絵ブック」を購入してきました。
仏像を絵で描くとか彫るのは難易度が高く不器用な当方には到底無理ですが、型で作る切り絵なら何とか出来るかもしれません。
必要な道具は100均で手に入りますので仏像切り絵に挑戦してみます。
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