オイル交換。

ここんとこ、昼間でも-10℃くらいの日が続いていたが、今日は久々に-2℃を上回る暖かさになったので、オイル交換をやる気力も出た。
冗談でなく、今日はあったかく感じるのだ。慣れというのは恐ろしい。
珍しく写真いっぱい撮りながら作業してみたぞ。


昨夜からじわじわ気温が上がったので、今朝は軒先にツララが伸びていた。昨日までは、寒すぎてツララもできなかったのだ。


ということで、まずは軽く暖機して、リアをジャッキアップ。
ジャッキアップしなくてもできなくはないが、したほうがラクなのだ。


ジャッキはクロスメンバにかける。傷つかないように当て木したりすると、クルマを大事にするヒトに見える。


退役したバスマット。固めのウレタンかなんかのやつで、庭先整備にはもってこいだ。石の上でも痛くないし、雪の上でも冷たくない。
銀マットも銀側を上にして使えば下回りも明るくなるし、悪くないのだが、薄くて耐久性がほとんどない。


ドレンパン。今はこの手がどこでも手に入るが、入手した15年位前は画期的で、ウチのような田舎では雑誌の通販あたりでしか買えなかった。俺はスナップオンのバンセールスから買ったように記憶している。ネット通販なんてなかった時代だ。
サイズ的には、ジープやキャラバンのディーゼルでもなんとか足りるので、なみなみで7-8リッターじゃないかな。


右後輪の前あたりから下回りを覗けば、オイルパンのドレンが見える。


ウチの年式では、17mmのレンチが合う。ボルトの角をなめないように、メガネかソケットを使うのが基本。


ドレンを外すとオイルがドバッと出る。手にかかんないようにやれれば、慣れてるヒトに見える。
使用済みオイルは発ガン性が確認されているらしいので、取り扱いは気をつけよう。
あとはオイルが出なくなるまで放置だが、今日みたいに寒いと(たとえ体感的に暖かくても-2℃だ)落ち切るのに時間がかかりすぎるので、ほどほどでやめても悪くない。
ドレン周りをさっと拭いて、ボルトを半分くらい入れる。


半分入れたとこで、パークリでドレン周りを洗い流すのだ。AZの青缶は逆さでも吹けるので、ここには最適だ。
洗ったらさっと拭き取って、ドレンボルトを締める。
バカ力を発揮してドレンのネジ山をなめた話をよく聞くが、ネジはただひたすら締めればいいってもんじゃない。
ここは漏れたり緩んだりさえしなければいいのだ。規定値は4.7±0.3kgmだから、レンチの長さを考えて力加減できなきゃなんない。


抜けたオイル。目分量で3リッターはないだろう。
仕様では、オイルのみ交換で2.8リットル、フィルターも交換で3.0リットルとなっている。
前回交換はエンジン交換で、まだそこから3000kmなので、今回はフィルターは交換しない。


このへんから「よいこはまねしないでね」な感じになってくる。
オイルは7.5W30が残ってるので、それをまず使う。ウチのガレージに超長期在庫してたやつだが、余裕で使える。


2リッターちょっと残っていた。SE/CCというオイルで、合成油ではない。
なぜか青く着色されている。一時、こんな妙な色のオイルが出回った時期があったのだ。
そもそもオイル自体は無色なので、普通は黄色系に着色されている。透明だとゲージとか見づらいからね。メーカーやロットで色の濃さが違ったりすることがあるが、色自体は品質には関係ない。
ちなみにATFは赤が多いな。


オイルジョッキを使う。オイル注油口が荷台の下にあるので、缶から直接は入れれないのだ。
この気温でも、オイルはハチミツのように固くなるので、わずか2リッターがなかなか入っていかない。


2リッターくらい入ったら、ゲージを見てみる。
FとLのとこに穴が開いていて、穴の間が約1リットルなので、それを基準にあとどのくらい入るか見当をつける。
今回は7.5W30が尽きたので、10W30を足す。オイルメーカーでは推奨しない使い方だろうが、鉱油同士なら実害はないだろう。
大事なのは、Fの満タンより入れすぎないことだ。


入れたらキャップを締める。これは大事だ。


エンジンをかけて、このオイル警告ランプが消えれば、オイルはきちんと循環していることになる。


このように。
左の白いのはタコメーター、下のは電圧計だ。


廃油は空き缶に入れて、然るべき処理をする。
俺の場合、廃油ストーブの燃料として引き取ってくれるところがあるので、そこにあげている。


少しエンジン回して、ドレンなどから漏れないことを確認。
ここまでが作業になる。写真撮ったり余計なことしなければ、30分もかかんない。

おまけ。
札幌雪祭り開催中なので、ウチもプチ雪祭り。


長女と・・・


次女が、雪かきを終えてから作っていた、雪だるま。


気温が上がって、雪が固まるようになんないとできない。昨日までのパウダースノーでは、握っても手を開くとふわっとほどけて飛んでいく。
雪祭りの雪像などは、水を混ぜてシャーベットみたいにして固めるのだ。
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