クリア。
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プロフィールの写真と同じヘルメットだ。
ヤマハが自社用品ブランド「Y'S GEAR」で売っている「YX-3ギブソンX」というメットの最初のモデルだ。今は最新型のYX-3ギブソンXⅢになっている。
Ⅲは機種依存文字かもしれないな。ローマ数字の3だ。
これは、プロフィールの写真のようにシールドタイプのオフロードヘルメットだが、シールドを外してゴーグルを使うことも、上の写真のようにバイザーを外してターミネーター(最近は言わないか)仕様にもできる。シールドの両サイドのカバーも標準で付属する。
バイザー付きはオフロードタイプのバイクには「らしさ」満点だし、日よけ、雨よけの効果も高い。一方、バイザーは風切音が大きいし、バイザーの抵抗でレーンチェンジの後方確認のときとか、横風や大型トラックの乱気流などでも首を横に持っていかれるので、長距離は疲れる。
バイザーを外すと、風切音がぐっと減って、高速でも首を振られることがなく、快適になる。
見た目はちょっとヘンだけどな。まあナントカは3日見れば慣れるとかいうし、ラクなのに越したことはない。
上記のリンクの画像のように、標準のシールドは薄くスモークになっている。
夜でも使える程度の本当に薄いスモークだが、道内の田舎道のように照明ひとつなくて流れが速いと、ちょっと暗くて不安になることもあった。
こいつは韓国のメーカーHJCの「スーパーモト」のヤマハOEMらしく、内装やシールドのような消耗品は、チークパッド以外はスーパーモトのが使える。
HJC本家のサイトには載っていないモデルので、廃盤か日本向けなのかもしれないな。
で、先日HJCスーパーモト用のクリアシールドを付けてみた。
結果は、大正解。先週のツーリングでも、夜間でもクルマに乗ってるようなクリアな視界で運転できた。
標準シールドには開くための「ツマミ」がないが、上の写真のようにスーパーモト用にはそれが付いている。しかしそれは、なくても困らない。シールド中央、マウスピースの上の部分を押し上げて開き、その上部を押し下げて閉じればいい。
このメットは帽体は1サイズで、内装の厚さで対応サイズを変えている。
XLを買ったのだが、ライダーが痩せたのと内装が痩せたのの相乗効果で緩くなっていたので、内装の下に5ミリのウレタンフォームを巻いてサイズを合わせていた。頭や足にも皮下脂肪が付くから、減量したらメットやブーツは緩くなるのだ。
で、内装もスーパーモト用のLに交換してみたのだが、これも正解。快適になった。
他にも、多分だけどHJCから出ているブレスボックスが付けれるようなベルクロが、マウスピース内にある。
寒い時期は、ここにネオプレンで作ったブレスガードを付けて使っている。
値段は安いが、ツーリングにはなかなか使えるメットだと思う。
ただ、ベンチレーションがもうひとつな感じはするから、真夏の本州以南だと少し暑いかもしれないな。
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