誰のための通達なんだか。


オニヤンマが、標本のように羽根を開いたまま死んでいた。


ウチの前のウワミズザクラの実。
今年はよく花が咲いたから、実もよく付いた。


刈払い機の説明書に書いてあった。
このとおりやってたら、仕事終わるのいつになるんだか。
厚生労働省やらの連中は草刈りしたことないのがよくわかる。
ていうか仕事したことないんでないのか?
これだから役人は。
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切断。

昨日の記事のハルニレを倒して、一部を搬出するためにキャリイを使った。
別のスタッフが運転し、俺は少し後から歩いてついていっていた。
狭く荒れた作業道路で、前輪が直径7-8センチの丸太を跳ね上げるのが見えた。
警告しようとしたら、キャリイの後ろから丸太が出てくるのが見えたので、クリアしたものと思っていた。
しかし、直後にキャリイが何かにつかまれたみたいに動けなくなり、
「急に前に進まなくなって、ブレーキスカスカになりました」とドライバー。
下を覗いてみると、右後輪と板バネの間からテールランプの裏に向かって、太さ7-8センチの木が挟まっている。
木の先端は、地面に前向きに突き刺さっていた。
右後輪の裏では、ブレーキ液が漏れている。

前輪の跳ね上げた丸太が、偶然に板バネと後輪の間に入り、そのまま車が前進したため、丸太がブレーキパイプをへし折りながらテールランプのフレームに達し、斜めになった丸太の先端は地面に刺さり、巨大なツッカイ棒になってクルマを停めたのだ。

現場写真は撮っていなかった。
とりあえずクルマを少し下げてみたら、地面に刺さった先端は抜けた。
しかし、後輪のとこで丸太が挟まってしまって外れない。
チェンソーで丸太に切れ目を入れて、やっと外すことができた。
調べてみたら、右のブレーキシリンダのフレアナットのところで、ブレーキパイプが2本とも折れていた。

キャリイのブレーキは、前輪と後輪の2系統になっている。
後輪ブレーキは、まず右のブレーキシリンダに入り、右シリンダのブリードから左シリンダにつながるようになっている。
したがって右シリンダには2本のパイプが入っているのだ。


折れてるのがわかったので、とりあえず、ブレーキ液を入れて、少しペダルをポンプしてから、右シリンダに入るパイプを折り曲げて潰し、踏み応えを出した。
踏んでもリアブレーキは効かないが、フロントは普通に効く。リアでもサイドブレーキは効く。
公道は走らないし、作業道路を這うように走るだけだから、とりあえずの処置だった。
仕事場にはフレアナットレンチがなくて、それ以上は無理だったのだ。

山の仕事が片付いたので、今日はキャリイの修理だ。


これがフレアナットレンチ。
パイプをクリアしつつ、なめやすいフレアナットをがっちり咥えれるようになっている。
ブレーキの作業はこれがないと始まらない。


みごとに破断したブレーキパイプ。


これは左右のリアブレーキを結ぶパイプ。
鉄製で、だいぶサビが出ている。


左ブレーキのフレアナットは普通に外せたが、右はフレアナット自体がサビで痩せていて、レンチが舐めてしまう。
仕方ないから、少し炙ってバイスプライヤで外した。


ドラムの穴にM8ボルトをねじ込めば、ドラムが浮いて外れる。
ジープのドラムと同じだ。


炙った悪影響もないようで一安心。
シューはまだ新しかった。
これは右ブレーキ。


シューのクリアランスは自動調整らしい。


パイプのベンダーとフレアリングツール。
あとパイプカッターがあれば、ブレーキパイプは作れる。


ナマシ銅管でパイプを作った。
フレアナットは整備工場に新品を分けてもらった。
クランプも腐っていたので、タイラップで縛ってある。
これは右ブレーキの裏。


これはブレーキホースとパイプの接続部。
元のパイプを折り曲げて潰してしまったので、雛形がなくなり、3次元のややこしい曲げで作ってフィットさせるのは至難の業だった。


ジープにも似た下回りの風景。


キャリイのエンジンはシートの下。
フロントミッドシップだ。


オモチャみたいに小さなトランスファー。
写真の右がリアになる。


後ろのナンバープレート台を起こすと、タンクの上にスペアタイヤがある。
なんとブリヂストンのオールアラウンドだ。
三菱ジープでも一時標準で付いていたようなリブラグのバイアス。
「当時モノ」ってやつだなたぶん。
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