ふるさと。


こないだの日曜、地元の「ふるさとまつり」というのが催された。
神社の祭りではなく、事務局が森観光協会砂原支所にあるらしいから、合併前の砂原町の頃からの、いわゆる町おこしイベントなのかもしれない。
地元企業を中心とした協賛者の名前がずらっと並んで掲げられていた。


ステージでは、旧砂原町の郷土芸能や、地元中学吹奏楽部の演奏などが披露された。
昼からは、元漁師の経歴がウリの有名大物演歌歌手のステージ。
協賛金はほとんど彼のギャラで消えるんでないべか。
前座で地元出身歌手と、失礼ながら聞いたことないユニットが歌っていた。
地元出身歌手、いきなり「ホットスタッフ」からきたのは驚いたが。
聴衆の大半はお年寄り。ついてけたのか? とちょっと心配したりして。


会場は砂原漁港。


会場で売ってた、地元のパン屋さんの「ほたてカレーパン」。
揚げたてでサクサクだ。


ホタテの貝柱が入ってる。
うまかったぞ。

ウチの子供たちはみんなここで育ったから、ここがふるさとということになるだろう。
親父である俺はといえば、俺の親が転勤のある仕事だったこともあり、ここがふるさとだ、と、ピンポイントでいえるような土地がない。
広い意味では、生まれてから小学校時代の大半を過ごしたここ、北海道がふるさとなのは確かだと思うが。
しかし、なぜか転校生気質というか、どこへ行ってもヨソモノ意識が抜けないのだ。
俺は人付き合いのキャパシティが極端に小さいから、前の土地を引きずらず、忘れることでしか次の土地になじめなかったからかな。

46年の人生の中では、ここが一番長く住んでいるマチではある。
今まで住んだどこからも遠い、ここが俺のふるさとになるんだろうか。
それとも、またどこかへ流れていくんだろうか。
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