タイロッドエンドブーツ交換。

車検は難なく一発合格したサンバー。
自己流で調整したヘッドランプも、ハンドルのセンターをタイロッドで直したサイドスリップも、一発クリアだった。

先日車検整備したとき、気になっていた箇所があった。
ステアリングのタイロッドエンドのブーツだ。
2分割のタイロッドなので、左右の内外で4つのタイロッドエンドがあるのだが、右内側のブーツが切れはじめていた。
ボールジョイントのガタはないし、グリスもまだ入っていたので、部品を発注し、ブーツの切れ目はシューグーという靴底補修剤でふさいで、車検に臨んだのだ。
シューグーは優れもので、オフロードバイクの歯形ステップで穴が開いてしまったブーツの靴底を補修したことがあるが、元より丈夫になったくらいだ。弾力もあるので、ゴム部品の補修に応用できる。
ただ、長期的な耐油性は試していないし、圧のかかる箇所への使用も試していないので、応用箇所も限られるかな。
頼んでた部品は、車検の日の夕方届いた。
今日はあったかくて風もない整備日和なので、さくっと交換してみる。


フロントをジャッキアップして、ウマをかける。
ここはフロントの車載ジャッキをかけるポイントなので、ここにウマ。


フロントのスキッドガードを外す。
このクルマ買って最初にこいつを外したときは、ひどく歪んでいて、外したら最後、二度と付かない状態だった。
傷らしい傷はなかったから、雪山にでも乗り上げたんだろうな。
自宅にはプレスはないので、ジャッキなどを駆使して歪みをとるのに半日かかった記憶がある。


ガードを外すと、ステアリング系統が全て見える。
ガードに覆われているだけあって、サビはほとんど出ていない。


手前のブーツが傷んでいる。


モノタロウで買ったブーツ。
200円くらいのもんだ。
適用を見ると、王冠という意味の名のセダンをはじめとするト○タ車と、スバルの一部車種が挙げられている。


タイロッドエンドのボルトはテーパーで嵌まっているので、外すには専用のセパレーターがあれば仕事が速い。
こいつはジープの整備のためにストレートで買ったやつだ。


このように噛ませる。
エンドを再使用するなら、ボルトが傷まないように、ナットをボルト端とツライチにしておけばいい。
作業しやすいように、ハンドルを右に切っている。


セパレータのボルトを締めていけば、ゴキンッ!という大きな音と共に、ボルトが外れる。
締めても外れにくいときは、ボルトの嵌まっているアームを叩けばいい。
2本のハンマーで同時に挟むように叩くのだが、理屈がわかってれば叩き方もわかるだろう。
闇雲にただ叩いても、どこか潰すのがオチだ。


ナットを外せばエンドが外れてくる。


左が外したブーツ、右が新品。
ちょっと形状が違うが、要はちゃんと嵌まって用をなせばいいのだ。
外したブーツをシューグーで補修してあるのがわかる。


外したブーツの裏。グリスを拭き取った。
シューグーが裂け目から内側にはみ出している。


ブーツの外れたロッドエンド。
ノーマルのブーツは、ロッドエンドの段になったとこにきつく嵌まっていた。


ボールジョイントのとこにシャシグリスを塗る。
新しいブーツの裏にもグリスを入れて、ブーツを装着する。
ジープみたいにグリスニップルがあればいいんだけど、まあ仕方ない。


ブーツを入れたら、ボルトのテーパー部を露出させて、脱脂する。
あとはボルトを入れて、ナットをかけて、所定のトルクで割りピンの穴を合わせる。


割りピンは新品を使うのが基本中の基本だ。
安い部品なんだからケチらない。


割りピンを入れて、きちんと割って完成。


俺は、ボッシュのホーンをここに付けている。
ノーマルのホーンが付いてたとこだ。


アンダーガードを復旧。


俺は冬支度として、下回りに安物のスプレーグリスを吹きつけている。
塩害対策だ。
真似するのはオススメはしない。


吹き付ける加減は、表面がしっとりする程度でいいみたいだ。
一冬くらいはなんとか付着して、塩水を撥いてくれている。
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車検。


サンバーの車検を受けてきた。
検査場は、軽自動車検査協会の函館事務所。
登録車の車検を行う陸運支局のすぐ近くにある。
恥ずかしながら、軽の車検を自分で受けるのは初めてだ。
いや、恥ずかしくはないか。


こぢんまりしていて、検査ラインは1本しかない。


同じ建物にある、軽自動車協会の函館事務所。
函館では、登録車の事務は自家用自動車協会が行っているが、その軽自動車版といったところだろう。
こっちもこぢんまり。


継続検査申請書、軽自動車検査票、自動車重量税納付書を軽自動車協会の窓口でもらって、自分で書く。
用紙はもらって、ではなく、実際は有料だ。継続検査申請書が35円。
あと、レシート見たら「継続確認」の名目で200円とられてた。
継続検査の書類がそろってるか確認する手数料か? 訊いてくればよかったな。
重量税は、軽自動車は一律7600円なのだが、18年経過すると8800円にアップする。
俺のサンバーは20年なので、余裕で重課税だ。
なんか、「業界の圧力」とか「癒着」とか「天下り」とか、生臭いコトバがちらちら見え隠れするよな。


検査ラインに入ると流れ作業なので、写真撮ってる余裕はない。
唯一撮れたのが下回り検査のときで、検査員がテストハンマーでコンコンしてた間に撮った。
陸運支局のラインでは、下回り検査はピットだったが、軽のラインではリフトだ。
大型や大型特殊まで入る陸運支局では、リフトにするならとてつもなくごついリフトになるだろう。
軽は大きさ決まってるから、たかだか1トンちょっとだもね。
クルマごと持ち上げられるというのは、なかなか新鮮な体験だった。写真はリフト上からの眺めだ。
同様に、大きさが決まってるからだろうが、ブレーキの検査もふたつのローラーで前後輪同時。
ホイールベースが一定の範囲に入るから、テスターも対応できるんだな。
だから、検査ライン自体は、普通車以上にあっという間に終わる感じだった。
検査員も親切な対応で、あれならユーザー車検初心者でも戸惑わないで済むだろう。


高いとこから撮ってるのが伝わるだろうか。


車検証と検査標章のステッカーもらって、車検は終了。


最後に検査標章を貼り替えて、完了。
これでまた2年は乗れる。

車検の費用は、
・検査手数料 1400円
・重量税 8800円(18年経過車)
・継続確認 200円
・用紙代 35円
・自賠責 18980円
------------------------
合計 29415円
となった。
整備の部品代なんかは別な。
ま、バイクほどじゃないにせよ、普通車にくらべりゃ安い安い。
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垂れ流し。

今日はXT400Eで仕事に行ってきた。
行きも帰りも、気温は2℃くらい。東京あたりなら、真冬の夜の気温か。寒かった。

寒いから、ライダーも防寒装備を固める。
インナーはヒートテックのロンT、その上に作業着のインナー、靴下2枚重ね(もっともこれは通年だが)、作業着。これは冬の仕事のユニフォームだ。
さらに、ニーガード付けて、裏地の付いたウインドブレーカーのパンツ。靴は防水の革ロングブーツ。
上は作業着の上に綿入りのVネックかぶりヤッケ、ハーフ丈の冬用ライジャケ。
首はライジャケの立襟の上にネックウォーマをメットの中のアゴまで押し込む。
グローブは普通の革のライディンググローブだが、車体にナックルガードがあるからなんとかガマンできる。
このカッコなら、20分やそこらの通勤ならまったく問題ない。40-50分くらい経つと寒くて震えがくるから、長距離では1時間くらいで休憩が必要になる。
氷点下のR230中山峠経由で、深夜、単身赴任先の札幌へも走ったことがある。長距離なら、メットの下に薄手のバラクラバを被っていると、なんぼかましだ。
これでも寒いときは、上にカッパを着る。今日は着てなかったけどな。

カッパ着てればよかった。
帰り、ゆっくり走る2トン車に追いついたのだが、そのトラックの荷台の排水を浴びてしまった。
荷台の排水を前輪の後にホースを垂らして地面近くに落としているようで、後ろに付くと飛沫が掛かるのだ。
魚を運んでいると思われるトラックで、おかげで全身魚臭くなってしまった。
カッパ着てれば、帰ってから風呂場で流せばOKだったのだが、雨は降ってなかったし、耐えられない寒さでもなかったから、カッパ着る理由がなかった。
どっちにしても、バイクも飛沫を浴びて魚臭くなる。しかもこの排水は塩気があるから、ほっとけばサビの原因になる。
しかたないから、帰ってから暗い中、湯と雑巾で洗った。でもまだちょっと臭い。
ウェアは簡単に洗えないから、ファブリーズまみれにしてみた。
臭い取れるかなあ。
まあ、漁業のマチだから魚運ぶのは珍しくないし、それがどうのこうのってわけでもないが、あの排水システムだけはなんとかなんないものか。雨水ならともかく、塩やら脂が混じっている。そんなのバラ撒いて走って、法的にも問題ないのかな。
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バルブステム折れ。

仕事場のクルマ。
「パンクしたみたいなんだけど」と、俺のとこに持ち込まれた。
たしかにタイヤはペチャンコ。
まずバルブを見てみたら、ステムが折れてエアが漏れ出していた。


バルブステムの付け根が、半分くらい切れている。
原因はわからないが、劣化か、何か当てたか。
そういや、雪にスタックしたクルマが、よせばいいのに悪あがきして雪の中で空転を続けて、ここがもげたやつも見たことがある。


タイヤ外して、エアが抜けきっていることを確認してから、バルブ側のビードを落とす。
このホイールは15インチだが、このブレーカーで落とせる。
軽トラの12インチよりは力が要る。


古いバルブはもいでしまえ。


外したバルブと、新品バルブ。
長さは違うが、短すぎてエアが入れにくかったり、長すぎてホイールキャップに干渉するとか、使用に支障なければ長さが違っても問題ない。
くびれている部分がホイールに嵌まる。


バルブステムに台所洗剤を塗る。


金属製で六角のバルブキャップを用意する。
エーモンとかのがホムセンに売ってる。これは違うけどな。


バルブ穴のとこのビードを落として押さえておいて、バルブを入れ、キャップをプライヤで咥えて引っ張って嵌める。


ちゃんと嵌まっていることを確認。


そのままビードを放すと、バルブの尻にビードが引っ掛かったりする。
バルブと反対側のビードを下げて、タイヤをバルブ側に少し押せば、引っ掛かりは外れる。


外れた。


ビードに台所洗剤を塗る。


ムシを抜いて、ブローガンで一気にエアを入れ、ビードを上げる。


洗剤付けすぎてると、ビード上がったときに洗剤が飛び散る。
あとはエアを張り、クルマに付けて圧調整すればおしまい。カンタンだ。
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車検整備。


こないだの雨の日は、当地でも黄砂が混じっていたようだ。
荷台シートの雨が乾いたら、跡になっていた。

さて、車検が迫っているサンバー。
毎週のように週末っていうと天気悪いので、作業を適宜分割しながら、車検整備を終わらせた。
冬タイヤにしたときにブレーキ関係は整備している。


ひと月前に交換したバッテリーは、液面のばらつきもなく良好だ。
昨日はポイントを磨いて点火時期を調整したのだが、夕暮れが迫っていたりしたので作業に専念し、写真はない。
このバッテリーの写真は、イグニッションが片付いた後に撮った。


地面がカラマツの落ち葉だらけで、クルマをちょっと動かしただけでタイヤはこんなになる。
靴底にもくっつくので、車の中もカラマツの葉だらけ。
整備しててもカラマツの混入というか侵入が気になって仕方ないので、今日は仕事場の倉庫を借りて、残りの作業を片付けた。


まずは整備の基本、洗車だ。
高圧洗浄機を使えば、荷台のコケもこのとおり。


このノズルは、水流で回転し、このように螺旋状に水が出る。


左がビフォー、右がアフター。
サンバーの荷台はまだ大丈夫だが、高圧洗浄機の水圧は強いから、ひどいサビなら吹っ飛ばして穴が開く。
仕事場の重機なんかはうかつにこいつで洗えば仕事が増える。
いや、そんなひどいサビならどっちみち直さなきゃなんないんだけど、穴開いたら目をつぶるってわけにもいかないからな。

きれいになったら下回りの点検して、ヘッドランプの光軸チェック。
下回りでは、ドライブシャフトやタイロッドエンドのブーツ類をよく見てやる。
あとは締まってなきゃないとこが締まってて、漏れちゃいけないものが漏れてなければいい。
詳しくは、保安基準の別表第6の2年点検を行う。
液体の漏れはNGだが、にじみは通常OKだ。
漏れた液体で濡れて光っていたり、ましてや滴になっているようでは完全アウトだ。
にじみ跡に埃が付いて乾いた感じなら問題ないが、点検するならパークリなりできちんと洗わないと、点検したことになんないだろうな。
エンジン交換から1年ちょい経つのでよく見てみたが、何らの漏れもにじみもなかった。


このように腐っていたバッテリートレイ。
まだ落ちるほどでもないけど、落ちたらヤだから直した。


わかりにくいけど、バッテリートレイを下前方から撮った。
底の部分を切り取って、仕事場のジャンク箱から拾った鉄板を溶接した。


捨てられてた鉄板なので錆びてたけど、1.6tだからしばらくもつだろう。
もちろん、カップブラシでサビを落として、サビ止めの黒を塗っている。


バッテリートレイだけ黒々として、直しました感満点だ。
作業のためにハーネス動かしてたら、タンクユニットのカプラの根元で線が切れたので、そいつも直した。

さて、いつ車検受けようかな。
軽自動車はいつもの陸運支局でなく、軽自動車検査協会が車検場になる。
軽の車検は、意外にも初体験なのだ。
検査自体は小型車やバイクと変わんないだろうが、書類買ったりなんだりの手順がわからない。
今週健康診断があるから、そのついでに受けるかな。
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キリ。


今朝のサンバーのオド。


160000km。
オドメータは2回転めだ。
月まで、あと22万kmってとこか。
こういう写真は、タイミングよくクルマ停めれないと、なかなか撮れないんだよな。
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落ち葉。


一昨日のウチの前。
カラマツの落ち葉で地面がまっ黄色だ。


これで一日分。


海は時化ていた。


作業道路もこのとおり。
道だと知らなければ道に見えない。
主にミズナラの落ち葉だが、ところどころにモミジが見える。


川岸もこのとおり。
ここもミズナラが多い。
この落ち葉が資源になれば、ここは宝の山だ。


これはカラマツ混じり。


ミズナラは、くすんだオレンジ色というか、黄褐色というか、そんな色に紅葉する。


これは半分紅葉しているミズナラ。


場所によるのか、同じミズナラでもこんなに赤味の強いやつもある。


山は冬木立へと移ろいつつある。


ハウチワカエデ。
美しい。


大きな葉が鮮やかなオレンジ色~赤に紅葉するので、なかなかゴージャスだ。


これはヤマモミジだけど、黄色味が強い。


地面が赤く染まっている。
モミジの大きな株立ちの下。


鮮やかな落ち葉のじゅうたん。


ノブドウの実。
ターコイズブルーだ。


今日は竜巻注意情報が発令されるほどの不安定な天気で、、時折虹が見られた。
ケータイカメラじゃ全景は無理だ。


虹の端。
ご覧のように、地平線より下方まで虹が延びている。
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雨の日。


雨の朝。
カラマツの落ち葉がフロントガラスに貼り付いてわや。
まさに濡れ落ち葉。
このように貼り付くことを「ねっぱる」ともいうな。
道内限定かな。


地面もカラマツで黄色くなっている。


山の木々は、昨日と比べても随分葉が落ちて、もう葉の残ってる木のほうが少ない感じだ。


天気も悪いから、昨日に引き続き、消火器コンテナの修理。
ビフォーの、これはいちばんひどいやつ。
つながってる部分のほうが少ないでや。


アフター。
まだ完成でないけど、とりあえず外形だけは直った段階。


ツギハギ部分が白いのは、これを使ったからだ。
なんかの棚の仕切りに使われていた板。
1.6ミリもあって、パウダーコートもしてある。
白っぽいので、仕上げに赤を塗るときも、発色がいい。


1.6tともなると、軟鋼でも金切鋏ではいささか苦しい。
これは安物のジグソーだが、こんなのがあれば握力ヘロヘロになるのを防げる。
曲線切りはもちろんだが、直線をきれいに切るには慣熟が必要だ。


消火器コンテナの台になっていた部材。
縞板を貼っていたのだが、サビで崩壊したのではつったらこのありさま。


軟鋼は、このように毟れるように錆びる。
サビで膨らんだとこを、テストハンマーみたいな尖ったもので叩くと、火花と共にサビが飛び散り、あとには擂鉢状の穴が残る。
直すより作ったほうが早いなこりゃ。
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晩秋。


紅葉も終盤。
動物注意。
当地はシカの絵柄だ。


葉が落ちて丸裸の木も多くなった。
当地はもう、晩秋から初冬へと、季節が移ろいつつある。


仕事場の危険物運搬車両の、消火器コンテナの修理。
錆びて穴が開いてきたので、切り貼り。
このあと塗装すればできあがりだ。
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うますぎる。


埼玉在住の妹が遊びに来て、十万石饅頭を土産に持ってきてくれた。
この絵柄は、昔、埼玉に住んでた頃にはよく目にしていたな。


薄い皮の中に、これでもかってくらいアンコが詰まっている。
ウチの子供たちにも大好評。
超甘党の次男などは、3個一気にいってた。
「はにわさぶれ」ももらったんだけど、写真撮る間もなく、おいしくいただいてしまった。



ブールミッシュのマカロンももらった。
ウチみたいなドイナカじゃ、テレビでしか見たことないという洒落た洋菓子。
なんかうっとりしてしまったぞ。
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