バンクーバーの33rd Ave.と Cambie St.の交差点からクイーン・エリザベス公園 Queen Elizabeth Park に入った。広い芝生に大きな木々が植えられたアプローチを歩いて、公園に入る。木製の橋からよく手入れされた庭園を見下ろす。
降りて行くと、滝があり、さっき通った橋が上に見える。
フキのおばけのような植物や、
しだれなんとかがあり、
そこかしこのツツジは大きな花が一面に咲き、派手一点張りだが、わずかに盛を過ぎている。
庭園から階段を登ると、ツツジの後ろの木に白い葉が混じっている。
近づいて見ると、あざやかな白い葉がちらほら。
足元には白い葉だけが落ちているので、枯葉が白くなるらしい。
先の方を見ると、白いモコモコが。
近づいてみると、白い花が満開だ。
さらに近づくと、小菊よりもっともっと小さな花の集合だ。
以前入ってそれほどでもなかった丸いドームの熱帯植物園をパスして進むと、人気のない広場があり、
脇を通り過ぎて、見晴らしの良いところへ行くと、3年前から、もっと左に寄ってと言っているカメラおじさんがいて、
何年もなかなか言う事をきかない3人組がダウンタウンを背景に立っている。
同じ方向を向く小さな釣鐘状の花を見て、脇道を進むと、
Seasons in the parkというレストランがある。
ここは眺めと味が評判で、かってクリントン、エリツィンの両大統領が会談したことで有名だ。昼飯にはまだ早いので、手前のカフェラウンジでコーヒーを頼む。
まだ人が少なく空いているので、奥まで行ってガラス越しに写真を撮る。ダウンタウンが一望できる。新しいコンパクトカメラの10倍ズーム、手ぶれ補正の威力だ。
帰りは、Cambie St. を公園に沿って北へ歩く。スカートをひきずったような木があり、
民家の庭にキバナフジがある。この近くのバン・ドゥーセン植物園はきっと見事だろう。
10分ほど歩いて、カナダ・ラインのKing Edward駅からRichmondに帰った。
今年の冬季オリンピックのアルペンなどのメイン会場となったウイスラーも、今は閑散としている。
Main Village の Village Square 当たりで昼食をとり、当たりをブラブラ。スキーを担いだ人を何人か見かけた。上の写真の右端がそうだ。
山の上の方では滑れるのだろう。マスコット人形も大幅に売れ残り大安売り。売り切れたら大変と、日本から電話して知人に買ってもらった人がいたかどうかは不明。
Upper village にまわり、3年前の7月に来たとき動いていなかったブラックコム Blackcomb のリフト乗り場へ行ったが、やはり動いていなかった。
さらばと、近辺にいくつもある湖のうちもっとも近くのLost Lake に行った。湖の入口近くにあるバス停は屋根もある立派なものだが、特定の名前がついていない。どんな小さな道路にも名前をつけるくせに、何故か?
林のなかを数分あるいて、Lost Lakeに着く。Rainbow Troutニジマスや、 Bull Troutが釣れるが、ライセンスが必要で、50cm以上の魚を一日4匹までという制約があると看板に書いてあった。
中央に伸びた桟橋が無くなった以外は3年前とあまり変っていない光景に安心しながら、湖畔を10分ほどブラブラして、
くつろぐ若者を背にUpper villageに戻り、知人の車でバンクーバーへ戻る。
途中Squamish のTantalus Lockout で休憩して山々を眺める。
緑のなだらかな山の向こうに雪を抱く青く見える高い山3つ。
下を覗き込むと、深い木々の間を流れる川も見える。心落ち着く光景だ。
当地では年に一度あるかないかという豪雨の中をバンクーバーへひた走る。どうやら小ぶりになったとき、北米一の一枚岩という岸壁の傍を通る。
Howe Sound(入江)は美しいが、上流のパルプ工場の排水で飲んではいけない水になってしまったという。
バンクーバーのリッチモンドに戻り、地元の人しかしらない小さな中華料理店で、おいしいおかゆなど夕食とした。