hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

パリ旅行(6)オランジュリー美術館

2018年08月10日 | 海外

 

エッフェル塔からタクシーで、高級住宅街16区のパッシーを抜けて、ブルゴーニュの森の脇にあるマルモッタン・モネ美術館 Musee Marmottan Monetについた。美術史家のマルモッタンが侯爵の邸宅を購入して、美術館にしたという。モネの息子の遺贈した作品が多くあるというが、おそらくこじんまりして趣ある美術館だろうと訪れたのだ。

ところが、扉が閉まっている。

ドアにはプレートがあって、

 

「6月23日から8月27日まで閉館し、より快適にし、安全向上するために改修します。」

あらかじめホームページをチェックしなかったことを後悔した。しかし、帰宅してHPをチェックしたが、この閉館の話はでていなかった。なぜ? 

その後も、次々と人々が訪れ、とぼとぼと退散する。

 

MetroのM9のLa Muette まで十分ほど歩き、乗車券を買おうとしたが、紙幣も、硬貨4€入れてもおつりがないとして券が出てこない。ならばと3.8€のためにクレジットカードを使ったがなぜか拒否。しかたなく、スタンドを探してタクシーでチュイルリー公園にあるオランジュリー美術館へ向かう。

 

ところが、セーヌ河にかかるコンコルド橋が通行禁止で渡れない。

 

 

そういえば、今日7月29日日曜日は、ツールドフランスが、シャンゼリゼ大通りを通り、コンコルド広場がゴールなので通行規制があると聞いていたのだった。タクシーを降りて、対岸のオランジュリー美術館をむなしく眺め、

 

 

渡れる橋を求めてセーヌ左岸縁を上流へ歩く。

 

こんな場所でヨガしてる人たちが。

 

南京錠でいっぱいの橋を渡り、右岸へ渡り、

 

 

チュイルリー公園のセーヌ側の高くなった通路を歩く。

 

 

ようやくたどり着いたオランジュリー美術館はおなじみのモネの睡蓮で知られている。

この美術館のために8枚の絵を制作したモネは、「作品が一般公開されること、装飾のない白い空間を通って展示室に入れること、作品は自然光のもので鑑賞されること」という条件を付けたという。

第一の間には朝の光で鑑賞すべき4作品が円状に4枚並び、

 

 天井からは薄布を通したやわらかな光が注ぐ。

 

第二間では夕方の光で鑑賞すべき4作品が並ぶ。

 

戻って地下へ進むと、印象派などの作品がぞくぞく。

まずは私の好きなシスレーの風景画。本作品はちょっとあっさりしすぎているが。

 

セザンヌの作品も多い。

 

マチスも数点並ぶ。

 

 

モディリアーニも数点。

 

あのアンリ・ルソーも。

 

 

モネの睡蓮の絵だけと思っていたが、印象派前後の主要な作家の作品が、代表作ではないがそろっている。9€は安い。

 

オランジュリー美術館のカフェで昼飯を済ませ、美術館を出た。Metro一駅だけ乗ってホテルへ帰ろうとしたのだが、コンコルド広場がツールドフランスのゴールになっていて通行禁止。そういえば、行のMetroM8がコンコルド駅を通過し、日曜日だから?、でもこんな大きな駅をなぜ?と疑問だったのを思い出した。

 

 

ジュド・ポーム国立ギャラリ―前の展示物

 

チュイルリー庭園北側の通りRue de Rivoliが通行禁止で渡れない。どこまで東に歩いても渡れない。

 

 

結局、またセーヌ右岸縁まで戻り、対岸のオルセー美術館を見ながら東に進み、

 

 

ルーブル宮を過ぎて、最古の橋ポン・ヌフの東でようやくMetro駅Pont Neufとなり、M7に乗り、Opera駅で降りてホテルにたどり着いた。

 

この日の歩いた距離は17.700歩。疲れた。

明日はシテ島でノートルダム大聖堂を見る。

 

 

 

 

 

 

 

 

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