hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

帝国ホテルの思い出

2024年12月30日 | 昔の話2

 

帝国ホテルと言えば、内幸町に本社があったので、本社出張の時には、有楽町で降り宝塚の前を通り、帝国ホテルの裏から入り、正面玄関から出て、日比谷通りから本社に入ることが多かった。要するに通り抜け利用だ。

 

また、晴の日のちょっとした空き時間は日比谷公園のベンチで過ごし、雨に日か時間がかなりある時は帝国ホテルのロビーでよく時間潰しや、資料確認をした。飲み物などを頼まないといけない喫茶部分には入った覚えがない。「ホテルのロビーもいつまで居られるわけもない」という中島みゆきの「悪女」の歌の一節を気にしながら。

 

 

もう半世紀前のこと、デートの帰り道、帝国ホテルの上の方の階にあったカフェ?で一休みした。
彼女はケーキと紅茶だったか忘れたが、私はなぜか初めて食べる牛タンを頼んだ。私は「牛タンって牛の舌だろ?」と箸で突いて観察。おそるおそる舌でゆっくり味わっていると、急に牛の舌とからまっている気分になってしまった。慌てて飲み込み、それ以上食べる気になれなかった。

 

そんなことを数十年後に相方に話していると、「あの時、係りの人が近づいてきて、『宿泊されるならチェックインしますが?』って、言ってきたのよ。帝国ホテルでもあんなこと言うのね」と嫌そうに話した。

え! そんなことあったのか、今初めて知った。僕、牛とキスしてたので、まったく気づかなかった。

 

 

東京、あるいはその周辺に80年近く住んでいる私達は、都内のホテルに泊まることはめったにない。ホテルは違うが前回都内に泊ったのは50年前の結婚式後だった。50年後の金婚式に、昔々相方の祖父が総料理長を務めていたということで、帝国ホテル、しかも特別階に泊まったのだ。

次回の都内宿泊はさらに50年後??

 

 

コメント (2)
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