hiyamizu's blog

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「彼女があのテレビを買ったワケ」を読む

2008年05月06日 | 読書
木田理恵「彼女があのテレビを買ったワケ-男がわからなかった女が商品を選ぶ本当の理由-」2008年3月 エクスナレッジ発行 を読んだ。

奥様から「あなたもこの本を読んで、少しは女性心理を勉強したら?」とお勧め、実質ご下命により、読む機会を与えていただいた本だ。

定量分析や競合分析など通常のマーケティング手法では得られない買物における女性の本音、女ゴコロをつかむ法則について述べた本である。著者は、女性市場マーケティング会社に勤務し、女性マーケッター養成講座で講師を勤めている。




著者の言うポイントは以下にまとめられる。(こういった簡単に要約するまとめかたが、男性の単純さと言われそうだが)

「男性は一般的に商品を買った結果、得られる成果にこだわる。女性はというと、その買い方、プロセスにこだわる人が多い。」

「女性は、欲しい商品を手に入れるという行為に快感を覚えているのではなく、この買物のプロセス、好きなものが揃っているお気に入りの空間で自分が主役になり、人と共感しあえる時間を楽しんでいるからではないかと思う。」




以下、いくつか買物における女性心理らしきものを抜粋する。

「女性の幸せは、人との関係であることが多い。」

「女性はちょこっとした幸せな感じを与えてくれるものに弱い。」

「頑張っている私にご褒美を」




私の評価としては、★★☆☆☆(二つ星:読めば) 

女性の買物に何度か付き合ったことのある男性なら、この本に書いてある一般的女性の買物心理はほぼ分かっていることだ。現象としては分かっているが、何でそうなのかが、たいていの男性は理解できず、イラついたり、逆にあきらめたりしているのではないだろうか。

まさに、
「男と女の間には  深くて暗い川がある  誰も渡れぬ川なれど
エンヤコラ 今夜も 舟を出す ・・・」(「黒の舟唄」能吉利人作詞・桜井順作曲)
である。

かけがえなく、いとしい人なら、理解する努力を続けなくてはならないのだろう。相方に我慢をさせるだけでなく、その笑顔が見たいなら、その喜びが当方の喜びなら、ともかく、「エンヤコラ 今夜も 舟を」出さねばならない。






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