坂東眞理子「親の品格」PHP新書2008年1月発行を読んだ。
あの「女性の品格」の続編。表紙の裏には「いまの時代にふさわしい新しい考え方、振る舞い方を提案する」とあるが、多くの提案は常識的でむしろ一昔前の考え方に思える。
雑誌などへのエッセイをまとめたものでなく書き下ろしなのだろう、全体構成は良くまとまっていて、文章も平易だ。至極まっとうな意見で、反対することはできないが、実際には実行が難しい理想論としての親のあり方を主張している場合が多い。アメリカやオーストラリアの子育てを良い例として持ち出していることが多いのも、「なら、あちらの成人はまともなの?」と、ひっかかってしまう。
私の評価としては、★★☆☆☆(二つ星:読めば)。ベストセラーにはケチをつけたくなる私のカラ目の採点だ。
もう大人になった子どもを持つ親が読んでも、そんなに上手くいくかと反感を持つだけだ。まともなことがよくまとまっているし、読みやすいので、これから育児、教育が忙しくなる親が、一歩下がって遠くからあらためて子どもとの関係を考えてみるきっかけには良いかもしれない。
あの「女性の品格」の続編。表紙の裏には「いまの時代にふさわしい新しい考え方、振る舞い方を提案する」とあるが、多くの提案は常識的でむしろ一昔前の考え方に思える。
雑誌などへのエッセイをまとめたものでなく書き下ろしなのだろう、全体構成は良くまとまっていて、文章も平易だ。至極まっとうな意見で、反対することはできないが、実際には実行が難しい理想論としての親のあり方を主張している場合が多い。アメリカやオーストラリアの子育てを良い例として持ち出していることが多いのも、「なら、あちらの成人はまともなの?」と、ひっかかってしまう。
私の評価としては、★★☆☆☆(二つ星:読めば)。ベストセラーにはケチをつけたくなる私のカラ目の採点だ。
もう大人になった子どもを持つ親が読んでも、そんなに上手くいくかと反感を持つだけだ。まともなことがよくまとまっているし、読みやすいので、これから育児、教育が忙しくなる親が、一歩下がって遠くからあらためて子どもとの関係を考えてみるきっかけには良いかもしれない。