豊臣秀吉の正室である北政所(ねね)が秀吉の冥福を祈るため建立した寺院。寺号は北政所の落飾後の院号・高台院にちなむ。造営には徳川家康が多大な財政的援助を行った。
入口の脇のポスターが目を引く。ロボットがお経を唱えるらしい。
楼船廊の中央の観月台は檜皮葺の四本柱の建物で、三方に唐破風をつけた屋根の下から観月するための建物。
小堀遠州作で、桃山時代を代表する庭園。
開山堂
時雨亭
竹が放射状に組まれカラ傘を広げたよにみえることから傘亭の名がある。
傘亭と時雨亭は土間廊下でつながっている。両者は利休の意匠といわれ、伏見から移建した。
マニ車
「マニとは宝石のことで、チベットの寺院に多く見られる。一度回すと大蔵経を読むのと同じ功徳があるとされる。筒の中には般若心経の写経が入っていて、時計回りに回すと、身体、言葉、思考を清め、災いを取り除くことができる」と説明にあった。
このあと祇園の「豆寅」に行って夕飯。
次回は「京都 (7) 豆寅」。