hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

京都 (1) 天龍寺

2019年10月15日 | 旅行

 

所要があり、のぞみ号で京都駅へ。

 

 

山陽本線で嵯峨嵐山駅で下車。

駅を降りると、渡月橋、天龍寺あたりに向かう中国人などが列を作っている。道沿いの店、家々は観光客向けの店に取ってつけたように変更。着物のレンタルも多い。

 

 

まず向かうのは天龍寺。

東の御門から入る。

 

 

弘源寺

いくつも並ぶ塔頭(たっちゅう)の一つ弘源寺に入る。

永享元年(1429)室町幕府の管領・細川持之が、天龍寺開山・夢窓国師の法孫である玉岫禅師を開山に迎え創建。持之公の院号をもって弘源寺とした。

 

 

虎嘯(こしょう)の庭

嵐山を借景にした枯山水庭園で。小さいが静かに眺めるには良いお庭だ。

 

虎嘯(こしょう)とは、「龍吟じて雲起こり、虎嘯きて風生ず」と言う語句から名付けられて、「龍吟」は枯れ枝の間を抜ける風の音を表し、「虎嘯」は大地より涌出る朗々たる響きを表しているという。

 

長州藩 幕末の刀傷

池田屋事件がきっかけで、その後起こって蛤御門の変(1864年)の時、長州藩士が天龍寺、弘源寺などへ逗留した。その際の長州藩士の試し切り跡だが、血気にはやる尊王の志士が目に見えるようだ。

 


竹内栖鳳(せいほう)の絵画

栖鳳(1864年~1942年)は、近代日本画の先駆者で、戦前の京都画壇を代表する大家。ずらりと並ぶ上村松園など一門の作品が傷み始めているように見える。撮影禁止、画像なしもやむなし。

 

天龍寺 

いくつかの塔頭を過ぎて天龍寺の参拝受付へ。本堂+庭園の800円は避け、庭園のみの500円を選択。

ともかく大きい「大方丈」の裏を進み、

 

横からパチリ。

 

 

再現された龍門亭は篩月(しげつ)となっている。2007年、紅葉の季節にここで精進料理をいただいた

 

 

「人里離れて深山幽谷へ」はオーバーだが、気分は一人寂しく山道歩き。

 

 

けっこう登って「望京の丘」?

 

 

さくらの季節は見事だろう「枝垂桜」(しだれさくら)。

 

 

降りると小さな池。

 

ユーモラスなカエルがいた。

 

 

大方丈の前に広がる夢想国師作庭の曹源池(そうげんち)

 

かなり人が多くなってシャッターチャンスを逃し勝ち。

 

偶然入ってしまった和服のお嬢さん。

 

 

このあと、北門を出て竹林のあたりをぶらぶらし、大河内山荘を巡ったが、それは次回「京都 (2) 大河内山荘」。

 

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