今日夜にパースを発って帰国するので、ブログネタが作れない。そこでとっておきのネタを。といっても、ただこんな日のために取っておいたネタなのだが、ご提供したい。
スーパーマーケットで買物をするとレシートをくれる。普段、レシートの合計額以外の欄を見ることもないが、あらためて眺めてみた。
オーストラリアでは日常の食物には税金(GST、日本の消費税)が掛からないが、それ以外、例えばお菓子、駐車場代、レストラン、葉書などほどんどすべての品物とサービスには10%の税金がかかる。内税方式で、価格は税金を含んだ形で示される。スーパーなどでは税金がかかっている品目かどうかと、合計の税額を領収書に示してある。小さな店の場合は、税金が掛かっている品目かどうか、あるいは合計税額さえも分からない場合もある。
大手スーパーWoolworthの例だが、品名の左側に*があるのが、税金が掛かっている品目だ。上から、電球$5.98、スポンジ$1.89、ピーラー$3.12が税金を含んだ金額で、それ以外は食料品で無税だ。
税金がかかるものの合計は計算すると$10.99になる。税金は非課税金額の10%なので、課税済金額を11で割ると、税金の額が出る。この場合、$10.99/11=$1となる。
Sub Totalが$35.03で、5セント単位に丸めるので、Totalは$35.05になる。
$50札と5セントコインを渡したので、お釣りが$15になった。
最後の行に税金GSTが$1.00であると記されてある。
ここまで説明すると、このブログの愛読者には(もし、そんな奇特な人が居ればだが)9月24日のブログでこの領収書を証拠に電球とピーラーを取り替えてもらった話を思い出していただけただろうか。そう、領収書を取っておくことは大切なことだ。私はすべての領収書をクリアファイルの中に放り込んでおいて、帰国前に一部を残してまとめて捨てる。
もう一つの例は、IGAという比較的小さいが方々にありOpen 7Days、 8am-9pmやっているスーパーのレシートだ。
この場合は、金額の右にGとあるのが、税金が掛かっている品目で、お菓子Confectioneryだけが税金が掛かっている。税額は、$3.99/11=$0.36である(最後の行を参照)。
この店の場合は、特売品については、普段の金額も書いてある。2リットルの牛乳と水を比べると、普段は水より牛乳の方が12セント高いが、特売となると逆に牛乳の方が水より20セント安くなる。日本では考えられないことだ。さすが、人口は約2,000万人で、牛が2,700万頭いる国である。