hiyamizu's blog

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「夫をうとましく思う妻の心がわかる本」を読む

2008年03月24日 | 読書

いやな題名の本だ。それでもと、奥様が借りた本をパラパラと読んでみて、ふと横にいる奥様を見てしまった。一瞬、「彼女が書いた本なのじゃないか」と思ったのだ。各章の最初にある実例がほとんどそのまま我家に当てはまる。


本の表紙、裏表紙には、「妻の8割は、「夫がストレス」症候群?!」、「・・・家事も育児もすべて妻の負担。そのうえ、なにかというと、妻を軽んじるような発言をする。そろそろ妻のがまんも限界です。なにより腹立たしいのは、その妻の心に夫が気がついていないということ!」とある。

著者は東京女子大学の名誉教授だが、著者の本を元に編集部が原稿を作成したそうで、実際的、具体的で、怖い、怖い本になっている。

いくつか抜き出してみる(文章は簡単化しています)。

――――――――――
中高年の夫婦で、結婚生活に十分満足している夫が多いのに対し、結婚14年を境に妻は不満をためていく。
もう一度結婚するなら誰と?という問いに、中高年の夫は7割以上が「今の妻」、「今の夫」と言う妻は世代を問わず3-5割。

家族も妻自身も家族の世話をすることが愛情と思い込んでいて、妻は手を抜くことに罪悪感がある。
夫は母親の世話になっていたのが、そのまま妻の世話を受けることを当たり前と感じている。

共稼ぎの妻が、思いのほか夫の帰りが早く焦りながら夕飯の用意をし、合間に風呂掃除、夫が脱ぎ捨てた上着の片付け。
夫は、「急がないでいいよ」と言うが子どもの相手をするわけでもなく、先に一杯飲み始める。当たり前のように食卓に着き、ねぎらいの言葉もなく、「これ、ちょっと塩気が足りないね」などと言う。

夫は、命令口調で話す、気に入らないとすぐ怒る、一段上に立って小ばかにした受け答えをしたり、上の空で聞いたりする。
妻の期待する会話は、「大変だったね」など共感的、情緒的答えなのに、夫は話しの内容を整理して要点を洗い出し、「こうすればいいんじゃないか」などと理論的な答え、結論を急ぎがち。
――――――――――――


最後の章には、「これ以上夫に期待することはやめ、妻はまず自分を大切にすること。円満でなくてもよいから、穏やかに暮していきませんか」とあります。私が言うのもなんですが、こんな結論しかないのでしょうか?



最後まで読んできたあなたは幸いである。なぜなら、自覚あるものは心悔い改める機会を持つからである。最後まで読んで、自分とは関係ないと思う男は、最悪である。衝撃の未来を見るであろう。







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