我家のお寺は麻布十番にある賢崇寺(けんそうじ)。佐賀鍋島藩の江戸での菩提寺で、「真白き富士の嶺」の逗子開成中学生徒*の墓や、2・26事件受刑者22士の墓がある。
*七ヶ浜沖ボート転覆事故犠牲者
入口から本堂までは急坂で、子供の頃は「すごい坂!」、大人になると「あれ、こんな坂だった?」、そして年老いた最近は途中2回位休んで、「キツイ!」。
(2017年の写真)
本堂の前、写真の左側に「パークコート元麻布ヒルトップレジデンス」が2001年に出来て、84段の石段の左側をスロープにして車が上がれるようになった。石段は右側に残した。
2024年、本堂の北側に「パークアクシス元麻布」が出来た。いずれも私には縁のない超高級マンションだ。この辺りに住めるのは死んだ後になる。
本堂と、2002年に完成した「元麻布ヒルズフォレストタワー」。景観ぶち壊しだ。
墓地からも頭でっかちが目立つ。
本堂脇から「麻布台ヒルズ森JPタワー」も見える。
墓地から北西に「六本木ヒルズ森タワー」と、「六本木ヒルズレジデンスBとレジデンスC」が見える。
墓参りの話なのに、すっかり、不動産会社の宣伝になってしまった。
以下は、墓石の話
最近できたと思う永代供養墓。現代的デザインで借景になっている??
賢崇寺の墓地の中で、群を抜いてオシャレな川島なお美さんのお墓。
帽子もロマネコンティのワインボトルも墓石の一部で、なお美さんの希望どおりのお墓だという。
川島なお美、鎧塚俊彦、三枝茂彰、堀紘一、船曳建夫、奥田瑛二、安藤和津、さかもと未明、武田茂らでまとめてお墓の区画をかい、「死んでからも仲良くしよう」の墓友会を作り、春にみんなでお掃除しながら会っている。(さかもと未明さんのInstagram)
ムッシュかまやつのお墓もある。
ドンと丸い石が乗る墓石
シンプルな直方体の石。表面手前に名が刻まれているだけ。フランスのニースのあるマチスの墓もシンプルだった。
盆栽?
こちらもイイネ。茶入?
坂にツワブキの花
帰り道、井の頭線への2階の通路で、インバウンドの人たちと並んで渋谷のスクランブル交差点をパチリ。
なお、
「墓参り」をこのブログで検索すると、
2007/1, 2009/9, 2010/7, 2011/9, 2012/3, 2012/9, 2013/9, 2016/9, 2017/4, 2017/9, 2022/9, 2024/6, 2024/11となり、墓参りした時は必ずブログを書いたとすると、17年間で13回となる。
2020年から2022年の3年間はコロナで墓参を控えたことにして、この期間を除くと、14年間で13回、ほぼ毎年1回となる。貧乏だったが、可愛がられた一人息子だったのに、申し訳ない。
オシャレな墓のある部分は新しく拡張した区域だけで、他の区域はいかにも”お墓”というお墓と、江戸時代?と思われる傾いた墓が少々の普通の墓地です。
立ち入り禁止区域には鍋島藩の殿様と殉死した部下の墓があり、
江戸から現代までの普通の墓の地域と別に、
近年拡張した区域に写真をUPしたような従来とは違ったお墓もあります。
うちのお墓は、郊外の、昔ながらの霊園なので、
こういうモダーンなお墓があるって、目から鱗です。
…面白い記事でした。
お墓参りも楽しそうでいいですね
川島さんのお墓にぶっ飛びました。亡くなってからもキラキラ女子なんですね。石屋さんも頑張ったんでしょうね。