アーティゾン美術館を出て、東京駅八重洲口へ向かう。やたら大きなビル、東京ミッドタウン八重洲なら、静かでゆとりある配置で、少量だが洒落たランチが食べられるのではと入ってみる。
ところが12時10分。ビルに勤めている人たちだろう、大勢がウロウロし、そこいらじゅうで列を作っている。よかげなレストランがある3階をあきらめ、いくつかランチ処がある2階、1階もなし。
1階受付で聞いた「THE CITY BAKERY」は、アメリカンな味で好みでない。他には、別館、東京ミッドタウン八重洲セントラルスクエア1Fに、ベーカリー&カフェの「POINT ET LIGNE(ポワン・エ・リーニュ)」があると教えてもらった。
フランス語で「点と線」をあらわす"ポワン・エ・リーニュ"。丸の内という東京の起点から、世界という線へ、MADE IN TOKYOのパンのおいしさを発信したいとの願いをこめたそうだ。
点と線というと、1958年の松本清張の最初の長編小説を思い出してしまった私めは古い人間でございます。
店はいかにも新しく、小じゃれていて、テーブル間隔もけして狭くない。しかし、たまたまなのか、声高にしゃべる女性が多く、うるさい。まあ、回転が速いので我慢できるが。
私の注文は「石窯焼き野菜」で、最初にサラダ、パンとスープが来た。
これが、石窯焼き野菜。しっかり焼かれている野菜がおいしい。
相方は、「サラダランチ」。上に載っているのは鶏肉のハム上の薄肉。美味しかったとのお告げ。
パン&オリーブオイルと、スープ。
さらに追加のパン。
二人のコーヒー。
カップ、ソーサーは「MORIYAMA」。
二人で¥5,380なら場所柄高くはない。