hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

鎌倉を江ノ電で(4)

2013年01月07日 | 行楽
1月2日、銭洗弁天、極楽寺から由比ヶ浜駅で降りて、すぐの「かいひん荘」に入った。



割烹旅館でともかく料理が美味しいと知人に聞いて宿泊予約をした。中に入ると、アンティーク家具が並び、落ち着いた雰囲気だ。



宿泊する部屋は洋館の2階で、この階段を登る。



階段脇には、この建物が国の有形文化財であるとのプレートが。



部屋に入ると、しゃれた椅子とテーブルのある部屋と、



シャンデリアも趣きがある。



分厚いカーテンで仕切られた寝室と、



奥にリビングがある。



鏡台も椅子もなかなかのもの。さすが、国有文の部屋。



さて、お待ちかねの夕食。




量はとくに多くないが、ともかく手が込んでいて美味しい。極めて美味しい。そして、次々と、









ご飯とともに出てきた揚げ物は、ついつい写真を撮る前に頂いてしまいました。



ともかく、満腹、満足な食事で、快適なベッドで1.3万歩の疲れを癒しました。

翌朝は、近くの豪邸と由比ヶ浜の海岸を散歩し、朝食。

出てきたのは、



2弾重ねの蓋と取ると、朝から、豪華。



ゆずの薫りが効果的な汁もうっとり。



この後は、朝の由比ヶ浜海岸と鶴ヶ岡八幡宮で本当にこのシリーズは終了。


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鎌倉を江ノ電で(3)

2013年01月06日 | 行楽
今回もまだ1月2日。銭洗弁天から鎌倉駅に戻り、極楽寺駅から長谷駅で降りて、長谷寺へ。

鎌倉でも人気の高いお寺の一つで、外人さんもチラホラ。



山門を入ると庭園があり、階段を登る。



まずは素晴らしい展望を求め、見晴台へ。



ズームすると、荒々しい波が見える。この日は立っていてふらつくほど風が強かった。



右手にはお食事処「海光庵」が。



「海光庵」の裏に回ると、竹林があり、



その横には回転式書架にお経が収められている「経蔵」がある。私は、一回転させたので一切経をすべて唱えたことになるという。ありがたや~。





「経蔵」と「大黒堂」の間にある「眺望散策路」を登る。



結構な階段を上り詰めると、ご褒美のいっそうの眺望が得られる。





ここは「あじさいの径(こみち)」と呼ばれ40種を超えるアジサイが競いあっていた。



と、この季節にそんなはずもなく、



立て看板の写真でした。

急階段を降りると、太ももが筋肉痛の予感を感じさせてくれる。



「大黒堂」の前には、ボケ(黒光)が小さいが濃い花を付けていた。



傍らの「仏足石」の上にはお供え餅。



本堂(観音堂)には、そびえ立つ十一面観世音菩薩が。確かに大きい。



その由来は、まったく信じられないものだが。



隣の「阿弥陀堂」は列をなしているので、横から覗くだけでお参りはパス。



「見晴台」手前のベンチで休んでいると、張り紙が。



空を見渡すと、いたいた、トンビ。



山門前まで降りて、左手に進むと、「和み(なごみ)地蔵」が、あり、女性に頭を撫でられていた。



さらに進むと、「弁天窟」があり、



中はぐるりと一周できるようになっていて、壁面には、弁財天とその眷属の十六童子が刻まれている。洞窟の最後の方にはたくさんの像が並んでいて、「300円でどうぞ」と書いてあった。

歩いて、長谷駅に戻り、一駅乗って、由比ヶ浜駅で下りる。宿泊した「かいひん荘」と翌日3日の鶴ヶ岡八幡宮は次回、次々回とまだまで引き伸ばし。


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鎌倉を江ノ電で(2)

2013年01月05日 | 行楽
昨日報告の銭洗弁天に引き続き鎌倉西南部をブラブラした(1月2日)。

鎌倉駅に戻る。



極楽寺へ行くため江ノ電の鎌倉駅へ。ホームは人で一杯。



極楽寺へ着くが、ホーム横の崖が崩れている。



1日朝5時に崩れて、夜8時に復旧したばかりだ。でも、この状態で復旧というのもすごい。



崖の高さはたいしたことないが、ただ土のうを積んだだけだ。土木の係員らしき人が4,5人寸法とりなどしていた。

江ノ電ではスイカも使えたが、ゲートはなく、ポールが立っていて、タッチするだけ。駅員は傍にはいなかった。



極楽寺は入り口からお社までまっすぐ続く道が美しいのだが、撮影が禁止されたので、外からパチリ。



極楽寺の由来は、看板で。



入り口は門の右側、出口は左側の潜り戸をくぐる。



駅に戻るために江ノ電の上をまたぐ橋「桜橋」を渡る。鎌倉方面を見下ろすと、レンガ積みのトンネルのアーチが見える。「極楽洞」だ。「アーチの頂部に2箇所の要石を備えたデザインは、全国的にも珍しいもので・・・」と以下の説明板にある。





細切れで、引っ張りすぎだが、明日は長谷寺。

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鎌倉を江ノ電で

2013年01月04日 | 行楽
1月2日、3日と鎌倉西南部をぶらぶらした。

まず、鎌倉駅から銭洗弁天へ歩く。3回目か4回目だと思うが、なんとなくしか道がわからない。
ちょっと変わったスタバがあった。



さらに進むと御成隧道。抜ける風が強い。



向こう側を人力車が。鎌倉駅で銭洗弁天まで二人でたしか2千円と言われた。約1.2km。



住宅街を抜け、急坂を登ると切通に至る。



左側が、「銭洗弁財天 宇賀福神社」だ。



トンネルを抜けて、銭洗弁天へ入る。



中は開けていて店などがあり、人が多い。道しるべに「かねのなる道」とあり、浅ましいこの身を恥じる。
しかし、それでも進む。



人をかき分けて進むと、長蛇の列。100円払ってかご、ローソク、お線香をゲットし、ともかく列に並ぶ。10分以上経って先頭に近づいたら、神社にお参りする列だった。ここまで来たらと、一応お参りしてから、奥の洞窟に入る。



ひしゃくで水を組んでかごの中の硬貨と紙幣に水をかけて洗う。



濡れた紙幣をお線香で乾かす。皆の真似をしたのだが、ティッシュやハンカチで乾かしてくださいと書いてあった。



帰り道、このあたりの有名店、ブンブン紅茶店に入る。



店内には古めかしいものが一杯。






レジは機械式でレシートは出ない。懐かしい。



頼んだのは、「フレンチトーストセット」1000円(紅茶はヨークシャーティー)と、



相方は、「スコーンと紅茶のセット」(紅茶はニルギリ)850円くらい(レシートがないので忘れた)



外に出ると、店の車に駐車カードが。



正月、このあたりは車で乗り入れ禁止となるため、住民の人はこのカードが配布されるのだ。

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夏川草介『神様のカルテ3』を読む

2013年01月03日 | 読書2


夏川草介著『神様のカルテ3』(2012年8月小学館発行)を読んだ。

シリーズ200万部のベストセラーの2年ぶり第3作

栗原一止(いちと)は、信州にある「24時間、365日対応」の本庄病院で働く30歳の内科医。医師不足による激務で忙殺される日々は、妻・ハルの支えなくしては成り立たない。
今回初登場の、新しく内科医としてやってきた小幡先生は、腕は冴えて、最新研究にも熱心。しかし彼女は、治ろうとする意欲を持たない患者に対して、まともな診療をしない。

さらに、老齢の患者の癌の判定をめぐり、大きな試練が、一止を襲う。
「医者っていう仕事はね、無知であることがすなわち悪なの。私はそういう覚悟で医者をやっているのよ」
彼女の真の覚悟を知った一止は、自分の医師としてのスキルに疑問を持ち始める。「私は、・・・懸命でありさえすれば、万事がうまくいくのだと、手前勝手に思い込んでいた。だが医療とは、そんな安易なものではない」。一止は転機を悟る。

初出:第一話は「STORY BOX」vol24~vol26、それ以外は書下ろし



私の評価としては、★★★(三つ星:お好みで)(最大は五つ星)

古風な物言いするこだわりある若い医師が、美しい信州の田舎で、しとやかで可愛い奥さんと、個性的な同居者に支えられ、病院では忌憚ない同僚医師、懐広い上司医師、頼りになる看護師に囲まれて、医師数が絶対的に不足する医療現場で奮闘する。
そして、様々な人が人生の危機で訪れるドラマチックな病院を舞台にしている。

しかし、3作読んだ私にはマンネリ感がただよい、どうしてもダレてしまう。



夏川草介(なつかわ・そうすけ)の略歴と既読本リスト




合併した土地の多くは、人より猿の方が多いと言われる山間部で、いつのまにやら槍ヶ岳の頂上までも松本市内というのが、現状である。


確かに、地図でみると、槍ヶ岳、穂高岳、焼岳、乗鞍岳が松本市の境界線上にある。





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上野千鶴子『みんな「おひとりさま」』を読む

2013年01月01日 | 読書2


上野千鶴子著『みんな「おひとりさま」』(2012年10月27日青灯社発行)を読んだ。

第Ⅰ部は、インタビューを受けて上野さんが自分自身について語っている。
娘を溺愛する父への反発、乱れた生活、先が見えないなかで女性学に、女友達に出会う。

第Ⅱ部は、講演録で『おひとりさまの老後』のその後を語っている。

第Ⅲ部は、「みんなおひとりさま」時代の社会的背景について書いたものが集まっている。
成功加齢successful agingは老いたくないという考え方で、高齢者の自己否定だ。「助けてと言える私」が重要。

第Ⅳ部は、「anan」のセックス特集の変遷と、シングルの性の調査結果に関する対談
上野さん相変わらず。「男の好みは今も変わらず、尽くす女、言うことを聞く女、自分に都合のいい女。だからそれに合わせている、悲劇だね。」
シングル女性のパートナーの半分が既婚者。シングル女性のセックスはクオリティが高い。

第Ⅴ部は、団塊世代に対する批判に反論している



私の評価としては、★★★(三つ星:お好みで)(最大は五つ星)

いろいろなメディアに発表済のものを集めているので個々のテーマはバラバラ。しかし、全体を通してみると、賛否は別として、上野さんの主張の筋が一貫していることがわかる。

第Ⅰ部では、若い時の混沌ぶりを上野さんが正直に(?)語っている。
第Ⅱ部、第Ⅲ部では、高齢者、とくに男性の心得違いを諭す。意外とやさしく。
第Ⅳ部では、下ネタ好きの上野さんがえげつない。既婚者の女性に厳しい上野さんをやんわりと対談相手の医師が和らげる展開が目立つ。
第Ⅴ部では、上野さんの強引なケンカ殺法が健在。




以下、メモ。

 日本の累積婚姻率(40歳までに一度でも結婚したことのある人の率)は、1960年代半ばに男97%、女98%だった。前近代社会には、生涯非婚者が人口の2割近くいた。
 現在、80歳以上の男10人に3人、女10人に8人は配偶者がいない。単身世帯は男19%、女82%。日本の社会政策を男性稼ぎ主型の世帯単位からシングル単位に設計変更すべきだ。


[目次]

I 「私」を語る

1 「女の成熟」って
2 「女遊び」のたのしみ
3 女の友情
4 遠距離介護の経験
5 アラフォーおひとりさまへ



II 「おひとりさま」の老いと死

6 向老学のススメ
7 「男おひとりさま」──幸せに暮らせる人、暮らせない人
8 お墓はいらない私が願うこと



III 「みんなおひとりさま」時代の男と女

9 ひとり旅のススメ
10 シングルはモラトリアムか?
11 女はあなたを看取らない
12 「みんなおひとりさま」時代の社会の設計
13 「おひとりさま」が「安心して死ねる介護サービス施設」の探し方



IV 「おひとりさま」のセックス

14 この40年間で女のセックスは変貌を遂げたか?(上野千鶴子×北原みのり)
15 シングルの特権! 選べるセックス(上野千鶴子×大川玲子)



V 団塊世代はどこへ?

16 団塊世代の女性、これまでとこれから
17 世代間対立という罠



補論 団塊ジュニアが生きる社会
あとがき

上野千鶴子の略歴と既読本リスト




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