かぶれの世界(新)

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コブサラダ

2006-08-13 22:52:18 | 食・レシピ

読書リストが減ってきたので古本を仕入れに松山に行った。昔からショッピングの中心地である銀天街・大街道を歩いてみた。本は手に入れたが、酒屋は全て夜にならないと開かず、もう一つの目的のお中元のお酒が買えなかった。銀天街はお盆休みのせいかもしれないがシャッターが下りている店舗が多かった。

数えてみるとテナント募集と閉店が10店舗、改装中が5店舗、単にシャッターが下りているのが10店舗程度。今までになく多くの店のシャッターが降りている。一方、営業中のお店は殆ど現代風の明るくゆったりした店内設計に変わっていた。景気は地方の1区(県庁所在地)まで戻っているというが、実のところ景気がいいのか悪いのか。

余りにも暑くて食欲が湧かなかったが、軽く昼食をとる積りで駅の近くのレストランに入った。待っている間、テーブル予約担当の女の子に相談するとコブサラダを勧められた。名前は聞いたことがあるが食べた記憶が無い。

テーブルについてメニューの解説を読んでいると、10種類くらいの鮮やかな色の野菜、卵・たこ・海老にトーストパンを全て一口大にカットしたサラダだった。結構ボリュームもありランチ代わりになる。ドレッシングがクリーミーでチョット甘味がある。いける。

西海岸で人気のまかない料理だそうだ。セットメニューとか付きだしで名前を意識しないで食べた気はする。どちらかというと私の好みは大皿にチーズたっぷりのシーザースサラダで、ランチ代わりにすることもあった。サラダといってもあまり健康的ではなかった。

しかし、今日食べたコブサラダはいけた。うちに戻ってインターネットで調べてみると、好みで色々な種類の野菜を使って健康的、かつ野菜以外に炭水化物や蛋白質を適当に入れると確かにランチ代わりになる。小さく切ってあるので取り分け易く、食べ易い。レシピは実に簡単。

一口大に切って専用のドレッシングを使えば何でもコブサラダということのようだ。夕食は家内の実家でバーベキューを頂いたので丁度バランスのいい食事になった。■

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いと見苦しきもの(2)

2006-08-11 22:16:58 | 社会・経済

チョット変だなー、見苦しいなー、と思うことの第2弾です。今回のメインテーマは阿部氏の勝利が堅くなった自民党後継総裁レース、亀田親子のボクシング世界タイトル疑惑の判定、チョット古くなったが村上ファンド等のスキャンダルについて。

政治マター

         散々その気にさせておいて劣勢だと見ると、年齢を理由にレースから降りた福田康夫氏。派閥を優先する森氏並の発想をするとはついぞ思いつかなかった。それまでの主張は彼の強固な憂国の信念に基づいたものだと思った私が甘かったかも。

         政策論を戦わさずポストを求め勝ち馬に群がる派閥幹部の人達。権力闘争も大義の無い陣取り合戦に堕すと、自らを貶め終には党を弱体化させるのに。

         際限なく続く社保庁の不祥事、ここまで来るとまともな人は1人でもいるのか疑わしくなる。初めは虫食いでも長い間放置するとリンゴ全体が腐る。そうなると誰も立ち上がらなくなる。

         格差社会を非難する自治体に談合、隠し財源、滅茶苦茶な公共投資と財政悪化が目立つのは気のせいか。岐阜県は長年続けてきたカラ出張で作った裏金が税金のちょろまかしという善悪の区別すら出来なくなっていた、その間知事は全国知事会会長で何時か勲章を受ける。

         小泉首相の「何をしても批判する」に対して「逆切れ」といなし、何をベースに批判したか答えない朝日新聞など一部メディア。メディアの信頼性を証明する大事な問いかけと思うのだが。

         影の部分に光を当て小泉改革を逆行させようとする巧妙な動き。ターゲットはオリックス会長、福井日銀総裁はほんの脇役。ゴーストライターは官僚?

         口当たりのいいことをいい当選するや否や公約を反故にした滋賀県知事。それに対して文句を言わない滋賀県民の物分りのよさの不思議、それとも簡単には動じないほどの信頼か。

         負けても妙に冷めていた田中知事、壁にぶつかり県民の支持を失い情熱を失ったか。見捨てたのは県民か、それとも知事か。

ボクシング世界タイトル戦疑惑の判定事件

         スポーツ馬鹿親子の品が無く礼儀をわきまえない悪口雑言を無批判に全国放送するテレビ局の節度の無さ。不適切な発言は自主規制するはずではなかったのか。

         視聴率稼ぎの為このスポーツ馬鹿父親を引っ張り出して糾弾する番組を懲りずに流すテレビ局。彼らを公共の電波に乗せること自体が社会に害悪を流していることに気がつくべき。

         NHKより減らすべきは馬鹿な番組を流す民放数。1-2局なら我慢もするが、これでは子供の教育に悪い。躾や愛国を云々する文教族や教育委員会は黙っている積りか。

大騒ぎしたのに問題の本質を見ない村上ファンド事件

・  熱が冷めると問題の本質を追求せず、為にする議論しか残らない悲しさ。日本的危機対応CRIC(危機発生・過剰反応・一時的落着・傲慢になり根本処置しない)の典型。散々戦争を煽り、大戦後まともに戦争総括しなかった新聞と根は同じか。

         言い換えると手の平を返したように村上氏の生い立ちから始めて何もかにもプライベートを暴き、それが犯罪に繋がったかのように非難の大合唱をし、それで事が終ったとするメディア。

         村上氏が初期に問題提起し進み始めた改革を、これを機会にこそこそと企業統治を昔に戻そうとし、それを傍観する人達はその程度なのか。しかし金のために大義を台無しにした罪はもっと大きい。最後の村上氏のインタビューの言い訳はアカデミー賞レベルの見苦しさで寂しい限り。

         業績や将来性を調べもしないで新興企業に投資すること自体がギャンブルなのに、損すると被害者意識ばかり主張し自己責任意識のない個人投資家たち。

         日銀総裁になっても村上ファンドから投資を引き上げなかった不可解な福井総裁と、この問題を個人攻撃だけで終らせたメディア。■

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長野県からのメッセージ

2006-08-08 15:42:21 | 国際・政治

田中氏の長野県知事三選が阻止された。改革が売りの無党派知事が、筋金入りの郵政民営化反対の村井元衆院議員に敗れた。長野の判断の意味が何なのか非常に興味深い。国政レベルで「改革疲れ」といわれる雰囲気が生まれつつあるが、長野はその先駆けなのだろうか。敗因は無党派層の支持を失ったとの分析が大半だ。長野県知事選結果の私の読み解きを紹介する。

直接敗因は身内の反乱

報道を見ると選挙結果は田中知事の政策に対してではなく、政治手法に対するNOだと分析されている。彼が始めて知事選に臨んだ時支援した5人のうち2人が去り、2人は反対派に回り、残り1人が未だに知事を支えているという。前回投票した40%が今回対立候補に投票したという。

一言で言うと彼のかつての支持者が反対に回った。行政の実行部隊である県の職員組合の支持が40%からたったの3%に減ったというのが驚きだ。政策が良いの悪いのという次元ではない。6年やって身内からこれだけ嫌われたら負ける。しかし、田中氏個人の評論はしない、社保庁のように組織全体が腐っているかもしれない。

経済が悪化すれば誰も勝てない

第2の敗因は経済である。報道によると田中県政の6年間で長野県経済が衰退したと指摘されている。田中知事時代に導入された政策決定・行政の透明化、ハコモノ優先の公共事業抑制は長野県民の間によく受け入れられていた。談合は減ったのは結構だが会社が左前になっては困る、代わりに元気な産業が出てくることも無い、もう痛みには耐えられないという声だ。これが真の争点になれば誰も選挙は勝てない。(全て土建業だと何をかいわんやだが、データが無い)

民意のネジレに負けた

長野県民は知事と議会に違った政策の代表を送り込み戦わせ、今回議会側を選んだ。県と議会の政策のネジレは長野県民の選択であり、田中氏に与えたくびきであった。国政レベルでは郵政民営化の政策の是非を問うた衆院選で小泉首相に勝ちを与え、政策のネジレを解消させた。しかし、長野県民は田中知事はネジレを解消できないと判断し見限ったのだ。

民意の逆ネジレを克服できるか

県民にとってみれば随分悩ましい判断を強いられたことになる。新知事が政策公約(良く分からない)を実行すると、県民は実は政策については田中知事を支持していた等と文句は言えない。そんな事を言われたら新知事も悩ましいだろう。利権政治が復活し、ダム建設が再開すると県民はどう反応するのだろうか。

民意はWhatよりHowだった

そもそもは全く考えの違う知事と県議会議員を選んだことが混乱を招いた。今回、長野県民は自ら作ったネジレを投票で決着させた。改革とか政策論を戦わすより県庁・議会が一体となって汗を流せと、つまり長野県行政の効率化を選択した。争点はWhatよりHowであった。そんなことは長く続かない、長野県政はWhatの議論に必ず戻ると私は予測する。

「劇場型政治」は終ったか

新知事の施政方針と県民の反応が今後どうなるか、国政レベルにも微妙な影響を与えるはずだ。「劇場型政治」が曲がり角に来たと私は考えない。いわゆる「シングル・イシュー」選挙は争点を明らかにし、候補者から政策に対する立場の曖昧さを奪い取り、選挙民の意志(1票)を行使できることを証明した。

従来型の政治手法に戻そうという動きが民主・自民両党にある。しかし、「劇場型政治」でチケットを手に入れた政治家も無視できない勢力にまでなった。今回熱が冷めたとしても、選挙民も一旦得たこの醍醐味を手放すとは思えない。無党派層にとって唯一政策決定に影響を与えるプロセスなのだ。

政治のリアリズム

対照的に嘉田新滋賀知事は選挙時に公約した政策を先月末の県議会で早速後退させた。選挙後に分かった現実に対応するという理由だ。田中知事に比べ議会との対立を避ける現実的なアプローチを取った。長野県を参考にしたことは間違いない。既に失望の声も聞こえてくるが、まだ評論するには早すぎる。これが政治のリアリズムだ。

総論と各論のせめぎ合い

変化を起こす時は首相と議会、知事・市長と議会の関係が緊張するのは当然である。それは総論と各論のせめぎ合いである。総論は改革推進、各論は既得権益保護の形をとる。しかし、判断(投票)する人は同じ人である。換言すると、国や自治体の民度が問われている。長野県からのメッセージは捻りがきいて興味深い、まだとても理解した気になれない。■

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06夏の田舎暮らし(4)

2006-08-07 16:41:47 | 日記・エッセイ・コラム

やっと暑さに慣れてきた。熱中症は体が暑さに慣れない7月末から8月初めに最も発生率が高くなるそうだ。日曜日を除くほぼ毎日、母は医者に行く。点滴を受け買い物をして帰ってくる。往復は馴染みのタクシーだ。

母は数年前までは自転車に乗ったのだが何度も転んだ挙句タクシーにした。高齢者の為のNPOの送迎サービスは1-2度利用しただけらしい。お願いしてサービスを受けるより遠慮の不要なタクシーを利用するほうがいいらしい。

梅雨で鬱陶しい日が続いた頃から体調が優れなくなったという。点滴を受けながらも毎朝7時頃私が寝ているうちと、夕方涼しくなった頃の1時間野良に出て農作業をする。クレージーだ。「医者に行くのなら仕事は止めたら」というと感情的な言葉が返ってくるので何も言えない。

そういいながら私は朝8時前に起きてテレビと新聞を見、東屋に移動してCDを聞きながら読書を始める頃母が畑から帰ってくる。夕方私は三輪車で母が摘んだ南瓜やネギを持ち帰る。翌日母はネギを菜園に植え替える。そんな繰り返しだ。

先週日曜日にバドミントン大会団体戦に参加した。2複3単を5人で戦った。21点1セットゲームという変則ルールを初めて経験した。私はダブルス2敗、シングルス1敗と全く貢献できずチ-ムは最下位と情けない結果になった。

シングルスは出ないとリーダーにお願いしていたのだが、たった5人のチームで他の全員がシングルスに出て奮戦しているのを見ると出ない訳には行かなくなった。負けはしたものの10余年ぶりのシングルスの割には体が動き、体力が少し戻った気がした。

ジョギングやバドミントンの後、関節がギクシャクしなくなった。帰省してから体重が3kg増えた効果かも知れない。週2回のバドミントンをやる体力はもう無いと思っていたがまだやれそうだ。思ったより夜眠れるので血圧も(多分)大丈夫なはずだ。

数日前夕方のにわか雨で涼しくなったのを見計らい肱川沿いの堤防をジョギングした。大洲城の前を流れる肱川沿いで花火大会が始まる直前で、河川敷に子供の時から変わらない風情の夜店が並んでいた。駐車場の車の3割は高知、香川、神戸など他県ナンバー、裏からひょいと寅さんが出てきそうな雰囲気だった。

今日は年に一度のミズ祭り、例によって母の名代でお寺に行った。過去1年に亡くなった新亡にお経をあげ住職の説教後、檀家総会が始まった。行事紹介・決算報告のあと本堂改修の必要性が報告されると突然議論が活発になった。

お寺の建物は作りも部品も住宅とは異なるので割高で、修復費用をどう分担するかが皆の関心だ。その前の決算・予算報告で工事費が予備費に纏められ曖昧だったのでクレームがついた。檀家の2/3が寄付するとしてもかなりの負担になる。今日出席したのは檀家の半分程度だそうだが、何とか工事をする方向で承認された。■

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混迷するイスラエルのレバノン侵攻

2006-08-06 16:05:08 | 国際・政治

7月12日にイスラエル軍がレバノンに侵攻しヒズボラと戦闘を開始、以後戦線を拡大し4週目に入ったが被害者は両軍合わせて800人を超し収束の見通しは全く立ってない。国連や欧米の仲裁も今迄のところ全く効果が無い。中東情勢について評論できるほどの知識は私には無いが、疑問に思ったことと答と思わしきものを今後の理解の為整理しておく。

1.何故イスラエル兵士2人が誘拐されただけなのに執拗に攻撃を続けるのか? 就任したてのオルメルト首相が国民にアピールする為といわれたが、現在80%以上のイスラエル国民が戦争を支持している。ガザ地区撤退や度重なるテロ行為で国民の被害者意識は我慢できる臨界点を超えたのか。

2.何故イスラエルは苦戦しているのか? イスラエルは過去4度の中東戦争で勝ち続けてきた「不敗神話」があった。近代戦争は①制空権を取り、②軍事目標・インフラを破壊、③地上軍投入し戦闘力を喪失させ、④武装解除する段階を踏む。かつての中東戦争はまさに最初の数日で第2段階まで達し勝負がついた。

しかしヒズボラはよく訓練されたプロのゲリラで、イスラエルの正規軍はゲリラとのいわゆる「非対称戦争」の戦い方を訓練されてなく従来手法の戦い方で、目標が不明確な爆撃をし、民間人の被害を出し苦戦している。

3.何故アルカイダが関与していないのか? イラク・アフガニスタンと異なるのは、ヒズボラはシーア派民兵組織であり、今回の戦闘でヒズボラ・ハマス‐シリア‐イランのシーア派連合がアルカイダと並ぶ二大イスラム原理主義陣営となった。

もう少し長い目で見るとナセル大統領から始まったアラブ諸国を統合を目指す「汎アラブ主義」はフセイン大統領の拘束で終焉し、イスラム諸国が並立する「汎イスラム主義」の時代になった。このあとシーア派とスンニ派の主導権争いが起こる可能性すらある。

4.何故ヒズボラは持ちこたえているのか? ヒズボラは2000‐4000人の組織ながらレバノン政権に閣僚を送り込み国全体に浸透している。シリア・イランからかなりの資金・武器がわたっており、米国対イランの代理戦争的性格があるといわれている。更に言うとイランは核拡散では中国・ロシアの支援を受けている。

5.何故米国はイスラエルを支持し続けるのか? これは簡単、ユダヤ人はその人口以上に影響力があり票になるからだ。公明党票みたいなものである。それほど昔からではない、ユダヤ人票を取り込んだ最初の大統領はトルーマンだ。民主党はもっとイスラエル支持。それが嫌な人もいる、例えば飲酒運転で捕まったメルギブソン。

6.誰がキーマンか? 今のところライス国務長官だといわれている。大統領への助言ではなく彼女自身の手腕が問われている。米軍介入がありえない状況で、国務長官が結果を出すことは容易ではない。最高指導者ナスララ師に対するシリア政府の影響力を利用して小さい譲歩を引き出し、オルメルト首相の面子を保つ解を見つけ先ずは停戦することだ。

7.中東情勢への影響は? 今迄対テロ・イラク戦争で米国寄りの姿勢をとってきたサウジ、エジプト、ヨルダン等が子供の被害を見て米・イスラエルに対し非難し始めた。イスラエル爆撃の被害が続けば親米アラブ諸国が離反しイラク情勢にも影響を与えそうだ。

8.何故戦闘地域からの生々しい映像が多いのか? 爆撃を受けた現場の生の写真がカメラ付携帯電話で撮られリアルタイムでブログに貼り付けられている。イスラエルの爆撃で民間人約50人が犠牲となり、その内約30人は子供だった。

修正されて無い焼け爛れた子供の写真は実にショッキングだ。この悲惨な写真は直ちに世界に流れ同情を呼び、イスラエルは避難された。カメラ付携帯電話は最も新しい戦争報道の道具だ。世論に大きな影響を与える新たな報道の形になるかも。■

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