かぶれの世界(新)

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気になる報道

2023-05-10 16:07:44 | 国際・政治
退院して10日目だが右足の痛みは一向に良くならない。良くなり始めると体を動かしたくなり、ついついやり過ぎてしまう。昨日今日と家に籠っているが見通しは甘くない。1日中ブラブラしてる。今日は以前から気になっていたマスコミ報道について一言私が感じる問題を指摘したい。

日韓関係が改善に向かい始めたとの報道は結構なことだと思う。だが、日本政府が今まで関係改善を何故躊躇ったかについての報道が殆どない。韓国の時々の政府や司法が反日勢力の声を反映して関係改善の条約や合意が反故にされた歴史があるからだ。マスコミは自民党の一部保守勢力の声として韓国と付き合う難しさを伝えてきたのみだった、マスコミはこの事実を無視するのは何故か。

同じように気になる偏った報道がある。それは、国のトップの暗殺や暗殺未遂に係る報道だ。歴史上長く首相を務め世界の外交に貢献した安倍元首相の暗殺は、我が国の現代史の中でも特筆される悲劇だった。だが、マスコミが重点的に報じたのは「脇道」の元統一教会の問題と安倍氏との関りだった。マスコミ報道は国民が選んだ元首相の暗殺という「本道」から外れてしまった。

結果的に元首相の暗殺は国の民主主義の在り方を問う問題から、警備上の問題に矮小化されてしまった。言い方は失礼だが、民主主義が行き渡っていない途上国と同じようなマスコミ報道で、結果的に岸田首相暗殺未遂事件を誘発してしまったと私は考える。国民が選んだ国のリーダーを安易に暗殺するという、報道は民主主義に打撃を与えるような雰囲気を醸し出す役割を果たした。

マスコミは犯人の背景を調べ、不満を持ったり生活に困っていれば国のトップを暗殺してもいいような報じ方をする傾向がある。今回は全く普通ではあり得ない根拠に基づく犯罪動機で、マスコミ報道は途中から尻切れトンボになった。だが、最も重要なのは我が国の民主主義の危機だったはずなのに、最近のマスコミ報道はどこか外れているように感じるのは私の思い違いだろうか。

国内報道だけではない。中国内の非民主主義的な事件には余り興味がない、海外メディアの報道に遅れ記事を引用することが散見される。先日中国に進出した薬品メーカーの幹部がスパイ容疑で逮捕された時の日本メディアの報道など殆どやる気が無いように感じる。しかも、現在では無かったように無視されている。中国と付き合う上では極めて重要な問題だと思うのだが。■
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日韓関係改善の評価は政権交代後に

2023-05-09 19:56:46 | 国際・政治
私の健康にかかわることはウンザリする程あるが、気分転換に連日報じられる日韓関係について私見を紹介したい。私が入院している間にも日韓関係は改善していく見込みになった。従来から指摘されながら手を付けられなかった政治経済や安全保障上の壁が一気に崩されそうに感じる。

私は特に尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の思い切ったアプローチを高く評価する。彼にはコロコロ変わる韓国民に阿る(おもねる)より、韓国が国際社会で長期的にあるべき姿を追及する姿勢を感じられる。司法出身の彼は国際世界で通じる姿勢を通す傾向が強く感じられる。

同時に、背景として米中関係の悪化と並行して北朝鮮の脅威が益々大きくなり、米国バイデン大統領との会談で尹氏は日韓関係の改善を強く求められたと推測する。実現すれば、ロシア軍のウクライナ侵攻がNATOの結束を強めたように、日米韓の経済安全保障協力体制が強化される。

順調に行けば尹大統領の強い決意と日本政府の前向きの姿勢により、日韓関係の改善が上記のようなウィンウィンの関係になるはずだ。だが、私は戦後の日韓関係の変遷の歴史を振り返ると、今回の関係改善は一時的なものに終わる可能性が十分あると考える。

その理由は堅い決意で臨む尹大統領の心変わりではなく、韓国民の心変わりだ。尹大統領の支持率は30%以下だと報じられ、次の大統領の時代になった時に国家間の約束が安易に反故にされる恐れがある。韓国民は自分が選んだ政府が外国と交わした約束を、気に入らなければ新政府が破っても構わない、少なくとも戦後の日韓関係はそんな歴史を繰り返してきた。

私にはこんな馬鹿な歴史の繰り返しをもう終わりにして欲しいと強く思う。それ以外に日韓関係の改善は難しい。勿論、北朝鮮の気が狂うとか、ロシアみたいに中国が台湾を武力攻撃し、米国が介入する事態なれば韓国の選択肢は限られ、一時的に日本との関係改善を強いられるだろう。

岸田首相はあらゆる可能性を考えた上で、尹大統領のアプローチを受け止め対応していると感じる。首相は思ったより利口で狡賢い外交を展開している。次期韓国大統領が誰になるか、その時に対応できる仕掛けを組み込んでおいて欲しい。評価はそれが何か、出来れば生きて見てみたい。■
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後期高齢者ついに入院(8)エピローグ

2023-05-07 19:59:18 | 社会・経済
山裾歩きで足を痛め、一歩も歩けず家に籠り、救急車で運ばれ入院、退院後もリハビリの四苦八苦の10日間余り経過した。そんな事お構いなしに世の中は進んで行く。徐々に正気に戻り気が付くと、エーッこんなことが起こったのと驚くこともあった。

衆参補欠選挙で自民党が予想以上の4勝1敗、日本維新の会が和歌山で1議席獲得した。これではマスコミは大騒ぎしないと思いネットや再配達された新聞を見ると、予想通り静かなものだった。こんな時こそマスコミ報道は深堀すべき、個人的には共産党の没落の背景にも興味があったが。

22日に為替レートがドル134.2円が最大3円以上下がり、昨日は134.77円に戻っていた。米国赴任時買ったドル資産の値打ちが上がったが、退院して戻ってくると何事もなかったように殆ど変わらなかった。それでも、入院費用は為替差益と健康保険でほぼ賄える見込みになった。入院中は銀行の残高が少なく入院費やローンを支払えるのか心配だったが。

外泊や退院時に利用した交通機関は、かつて数社が別々に運営していたバス路線を乗客減少に対応し統合して市内を巡る循環バス「ぐるりんおおず」だった。実家から馴染みのスーパーまでタクシーで行き、そこから循環バスで市立病院まで行った。

運賃は150円均一と安く、市内のJR駅からスーパーや学校等に停車する。終点で運転手と話すとどこにでも行き安価で便利だと思うがお客は少ない、私と同じ印象だった。あちこちに停車するので少し時間がかかるが便利だ。買物客には問題にないように思うが、既にこの町は車社会なのか。

循環バスで市内のかつて主だった商店街を通ったが、殆どがシャッター街になっていた。全国の多くの地方都市が所謂コンパクトシティを目指しているのに反し、人口4万余りの小都市が市役所・警察署・マーケット・病院・図書館・学校等を市内のかつての田畑に分散させた。

高齢化に従い車のない老人の為に市内の施設を循環バスで結ぶというのが市の方針だろうと私は理解した。どの施設も大きな駐車場がある車社会と車に乗れない老人の為の循環バス。この二つの組み合わせがこの田舎町で生きて行く為の交通システムなのだろう。多分、数年内に答えが出るだろう。

私は田舎で独居生活中に昨年交通事故を起こして車を廃車し、今年山裾歩きで足を痛め痛風を誘発し入院した。図らずも大洲市の二つの交通システムを先行して経験した。東京に住む家族はもう田舎の一人暮らしは無理だという、私も難しいと思うが用心深く生活してもう少し長く続けたい。■
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独居高齢者が遂に入院(7)身の程知らずが招いた痛風の教訓

2023-05-06 13:54:13 | 健康・病気
きっかけは靴ズレだったが、その後はずっと痛風との戦いだった(先生は偽痛風と言われたが、その後の症状と治療は痛風と変わらず、ここでは痛風と見做す)。私にとって痛風は解決済みだった。この「痛風の乱」から教わった教訓を見直してみる。それは、「食生活の乱れ」、「ケチ靴選びのツケ」、「馬鹿なやり過ぎ」、一言で言うと「身の程知らず」だったと反省する。

(1)食生活の乱れ: 
食生活を改善し3年連続で尿酸値を基準値以下に下げ(5.9@2021)、東京の掛かり付け医と合意の上で薬も止めた。だが、退院直前の血液検査で尿酸値は7.4に上昇していた。気が付けば食生活は昔に戻っていた。担当医は薬を止めるべきではなかったと断言した。

食生活を見直すと、ビールやスパークリング等の泡モノを飲み、魚や甲殻類などの卵を食べ、ラーメンや煮物等の汁を飲み干していた。プリン体を多く含む食品を控える食事を続けるべきだった。特にこの2‐3年タイパを重要視して、内容を気にせず冷凍食品を食べることが多くなっていた。

(2)ケチ靴選びのツケ: 目的にあった靴選び
きっかけとなった靴はワークマンの作業用に頑丈に作られたもので、長い距離を歩く為のものではなかった。かつ私には過剰にピッタリなサイズで柔軟性の少ない堅牢な造りが、老化した私の足を傷つける結果になった。あえて言えば、目的にあった靴を履いてなかった。

基本の戻ると、普通に登山靴を履けばよかった。だが、私は値段の高い登山靴をケチって作業用の靴を選んで長い距離を歩いた。それでも尿酸値が基準値以下なら足を傷つけても痛風を誘発することはなかったと想像する。或いはもっと若ければ何とかなったかもしれない。

(3)やり過ぎ性格: 馬鹿なやり過ぎ
外反母趾などに痛みが出た翌日、翌々日に「足馴し」と称して平地ながら4-5キロ歩いた。ここで踏みとどまって足を休めるべきだったと推測する。私は難しい事態に陥った場合に、無理筋を追及する性格がある。サラリーマン時代に難題に立ち向かい成功する先輩を見て教わってきた。

家族や友人からは、それが状況を考えずやり過ぎになる場合があると何度も指摘されたことがある。だが、私にはやり過ぎ性格が身についている。我慢も美徳だと考えている。後期高齢者になって特に肉体の衰えは避けられず、最早同じようなやり方は通用しなくなったと考えるべきだ。担当医は3日間の我慢をせずもっと早く病院に来るべきだったと指摘された。

総括すると、私は自らの衰えを認めない「身の程知らずが招いた病気」になった。問題はこれに懲りず身の程知らずの挑戦を又しそうな気がする。肉体的な衰えに対する過剰な挑戦は止めるべきだが、どこまでなら良いか境界が分からない。弱気になると老化が進む。ところで、今朝の日本経済新聞土曜版のナンプレは上級者をクリアした。思考能力は踏みとどまって衰えたくない。■
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独居高齢者ついに入院(6)助けてくれた人々

2023-05-05 11:53:30 | 健康・病気
退院後3日で悩んでいた懸案事項の処理が一気に進んだのは、周りの人達の助けがあったからだ。普段から誰にも調子良く合わせて仲良くやる、私のサラリーマン根性が役に立ったのかもしれない。入院中もなるべく看護婦さんや事務員の人達と仲良くし居心地よくしてきた。これこそ独居高齢者の生きる道なのかもしれない。

私が先月25日に担架で救急車に載せられた時、何事が起ったか集落の人達が集まってきて心配そうな顔で見守っていた。ドアが閉まる前に私は混乱してたが取り敢えず「大丈夫だよ」と彼らに声をかけた。見送った人達はもうすぐ100歳とか90代の婆ちゃん達や60代の独身男性達だ。集落では住民がお互いに見守ってくれている。

退院した翌日には早速元地区長が様子見に立ち寄ってくれ、連休の行事とかゴミ捨てとか手伝う事があれば何でも言ってくれと申し出てくれた。救急車を呼ぶ前に私が家に籠った数日間は、私の姿を見かけなかったので心配だっという。だが、洗濯物が干したままなので家にいると思ったという。病気の状況を説明すれば集落に広がるはずと思い、彼には出来るだけ詳しく説明した。

今まで全く知らなかった人達も病気の老人には親切にしてくれた。前回投稿したように地場銀行の女子行員はパソコンの操作を誘導してくれ、住宅ローン返済に足りる口座残高を確保できた。病院では入れ替わり立ち代わりくる清掃のオバサンから看護婦さんまで仕事と言え親切に対応してくれた。

一人暮らしの私には誰とも言葉を交わさない日が多いので、話し相手がいるだけで幸せに感じる。それどころか毎日何回も可愛い看護婦に患部を優しく触られると気持ちが良かった。その間に面白いことを言って笑わせるとか、長い勤務時間に驚きお礼の言葉を言うとか、美人だとか私なりに気を使って言葉を交わした。たまの不具合にクレームするより相手の立場に立ち説明を聞いた。

特に話が弾んだのが退院時に処方される薬の説明に来てくれた薬剤師で、歯科医や外科で処方された種々の痛み止めの経験を話した。彼女も興味を持って聞いてくれ、大丈夫か心配する程に話が弾んだ。技術者だった私と気が合うのは薬剤師も同じ発想をする理系の世界だからかもと思った。

今朝1カ月に一度の新聞紙の廃棄にゴミ捨て場に向かうと、隣の集落のSさんに会い最近見かけなかったと心配して様子を尋ねられた。彼は私と同年代の農夫で、彼は「一旦体を壊したあとの回復が老人にとって如何に大事か」と繰り返し、早く逝った同じ年代の知人を教えてくれた。

かといって、回復のために無理すると却って体を傷めた例も多いと。私自身も何事もやり過ぎる性格であることは十分理解している。お互いにやり過ぎに注意しようと言って別れた。今まで大したことないと思っていた病気やケガが、この歳になると大事に発展すると実感させられた。■
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