独居高齢者の実感的体調回復

健康ネタが延々と続く。朝起きると痛みが右足に移ったように感じた。以前痛風を患った時に外反母趾から踵に向かって痛みが広がった経験はあるが、右足から左足に痛みが飛び移るなんて経験したことがなかった。軽い痛みだったが初めての経験で一瞬恐怖を感じた。

だが、昨日に比べれば痛みはそれ程酷くなく全体としては楽に歩けるようになっていた。これが前兆なのか無視していいのか不安だった。朝食をとりながらスマホをチェックした。通院治療を終えたと投稿したブログを見て、田舎で親しくして貰っている医療界の友人がメールをくれた。

ガン宣告を受けた時、四国ガンセンターか大学病院にセカンドオピニオンを聞けと貴重な助言をくれ、実際ガンセンターで検査を受けガンではないと判明したことがある。それ以来、何かあると助言を求め、的確な助言をくれる大事な健康相談役だ。今回のメールもとてもタイムリーだった。

私が担当医と相談して鎮痛剤と胃薬を併用するのは万一の潰瘍の予防の為で問題なさそうだという。もう一つ、私にとって今一番の不安についても答えをくれた。痛風発作を繰り返し長引くと足首などの関節に痛みを感じる「変形性関節症」の疑いがあるらしい。

入院中に担当医は私の症状を見て、もっと早く医者に見せるべきだったと私に繰り返し指摘した。正に親友がくれたコメントの通りで、症状が良くなったわけではないが一気に私の疑いが晴れた。（先生、診察を疑って申し訳ありませんでした。）

この地では昨日から異常に温度が上昇し真夏日が続いている。そのお陰か早朝時に感じた右足の痛みは気温上昇につれて殆ど無くなった。実家は夏涼しく過ごせるような農家の造りで、午後４時現在の書斎の室温は２５℃近く上昇した。スマホの示す外気は２７℃だ。

もう一つ推測される原因は、今朝から効き目が倍の尿酸値を下げる薬に変更した。それに先行して、昨日朝から鎮痛剤ロキソニンと併用していた胃薬の服用を中止した。これは私の推測だが、併用中止によって鎮痛効果が高まったのではないかと思う。

お蔭で今日は気分が楽になり、寒い日のぶり返し備えて溜まっていた衣服を洗濯したり、夏物の布団を取り出し備えた。今回も困った時に気持ちが楽になるタイムリーな助言をくれた親友に心からお礼を言いたい。そう言いながら助言が外れると嫌味を言える気楽な仲だと信じるが。■

独居高齢者が通院治療を終える

今月初めに退院し通院治療を受けることになったが、今日が最初で最後の通院治療となった。10時過ぎに病院に到着後ただちに採血すると、退院時の尿酸値7.4が上限値をギリ下回る6.9まで下がっていた。先生の予想通りで、これで2ヵ月分薬を処方して通院は不要と言う積りだったという。だが、私がまだ足の痛みが残っていると申告したものだから判断を迷ったようだ。

私は偽痛風を誘発した外反母趾の靴擦れとは別に、踵に体重がかかると痛みが出る時があると申告した。就寝時に足に痛みを感じ目が覚めることがあり、寝る前と朝食後に痛み止めを服用していると。先生は血液検査で炎症が起こっているという。聞くとCRPが1.33から1.34に上昇したという。過去に怪我をしたことがあるか先生に何度も聞かれたが、ないと答えたので判断に迷われた様子だった。

結局のところ私の希望を入れて2カ月分の薬、尿酸を減らすフェブキソスタット錠（１０ｍｇを２０ｍｇに倍増）を処方し、通院は今日で終わりと先生は最終的に決定した。体内で炎症が長引いているのが先生の判断を迷わせた。私も通院したくなかったので診断を歓迎したが、痛みが長引いているのを先生は頭を捻っていたのは気がかりだった。

素人判断ながら痛み止めの効果を強める為、胃の粘膜を守る薬（レバミド錠）の中止を申し出て了解された。その根拠として、私が通った歯科医から何度も痛み止めとして同じ薬（ロキソニン）を処方されたが、レバミド錠は処方されなかった。だが、一度も問題なかった経験があると言うと、先生はあっさり良いでしょうと認めてくれた。しかし、今夜は今まで通りの薬を服用する積りだ。

今迄の経験では痛風にかかっても1週間かそこらで症状は回復した記憶がある。今回の様に退院後2週間経ってもいまだに完治しなかった経験はない。先生が頭を捻ったのもそこだ。と言っても、症状は少しずつ回復して来た。あともう少し、というのが私の希望だ。■

人は歩けなくなったらお終い

これは生前母が良く言っていた言葉だ。母はそう言いながら近所のお婆ちゃん仲間と川沿いの道を散歩していた。もう１０年以上前のことだ。その頃の私は同じ川沿いの道を約１０－１５キロジョギングしていた。時折お婆ちゃん軍団の一人だった母と無言ですれ違ったことがある。

だが、その後母は脳梗塞で入院３ケ月、リハビリ６ケ月、介護２－３年の道を辿りあの世に逝った。同じ介護施設にいた義母は更に数年後に亡くなった。母は歩けなくなって３年は生きたが、彼女は生きようとしたのか生かされたのか、側にいた私は彼女がどう生きたのか分からなかった。見舞いに行って強く握られたり抓られたりしたが、意味が理解できなかった。

先月後半から私は山歩きのケガがもとで偽痛風になり歩けなくなり、母の言った事を実体験することになった。這ってトイレに行くとか、階段を上り下りするのはロッククライミングみたいだった。広い家の中を動くのが苦痛で３日間は１日１食が精一杯、これが母が言った事かと思った。

遂に入院し３日後には歩き始め、４日目には外泊し、７日目に退院した。その後の私は頭の片隅にある母の言葉に従って行動した。足に負荷をかけ出来るだけ早く昔の脚力を回復させたかった。退院後２日目に軽い散歩、３日目に土地貸借契約に出向き、４日目には普通に散歩した。

結果的にはこれが良くなかった。やり過ぎだった。その後殆ど足の痛みが退かず、今日までほぼ１週間は家に籠ることになった。と言っても入院直前の激痛で歩けないという訳ではなく、手摺に掴まり階段を上り下りし食事や洗濯をし、自転車で食料等の買物に行った。生きていける、だが歩けない。

これまでなら、やらないといけないと思ったら「やり過ぎ」と言われても徹底的にやった。サラリーマン時代からそうだった。母のせいではない、これが私のやり方だった。今回の偽痛風で今の私にはそのやり方が間違っていたと痛感させられた。でも母の言葉は間違っていないと思う。■

変化に弱い後期高齢者

午前中に入院費をカバーする保険金が下りたかどうか調べようと、取引銀行のホームページにチェックインした、というかやろうとして出来なかった。昨日までチェックイン出来たが、今日から手順が変わりリジェクトされた。現実はＯＳが記憶しているだけなので、もっと厄介だ。

新規のホームページは登録済みの電話番号を求めたが、銀行がその番号に電話して本人確認する手順だというので困ったことになった。というのは私は田舎の実家に滞在中で、確認の電話がかかってきても答えられなかった。

ネット経由か電話でその事情を説明して対応策を確認しようと、色々なアプローチをトライしたが上手く行かなかった。相談にのってくれる電話番号はホームページからは見つからなかった。

最近、データ保護対策として不正アクセスによる攻撃に対応してチェックインの手順を変えていると聞いていた。今回の変更についてメール等で通知を受けた記憶がなく、それなりの準備もしてなかった。何をやっても上手く行かずイライラして遂に頭に来てギブアップした。

年を取るにつれこの手の変更にどうにもついていけなくなった。週が明けて電話で助けて貰えばチェックインの確認できると思う。そうすれば、私が生きている間の次の数年はチェックインの手順は変えないと思う。もう変えないで欲しい。或いは顔認識とかにして欲しい。■

保守的ナショナリストの波

トランプ前大統領は２０１６年大統領選中に出演して以来、ＣＮＮの番組に始めて出演して注目を浴びた。彼はＣＮＮの報道は嘘つきを決めつけ、ＣＮＮの報道よりトランプの言う事を信じる共和党支持者は殆ど影響を受けなかった。彼等は保守的ナショナリストと呼ばれるらしい。

何故今頃になってトランプはＣＮＮの番組に出演したのか私は疑問に思った。来年の大統領選に向けて、彼は最近の支持動向に余程自信があるのだろうか。確かに、日本だったらマスコミにボロボロに叩かれる事態になっても、米国の支持者は日本では余り聞かれない名前のＦＯＸとか地域向けの保守系マスコミとかの報道しか見ないと言われている。

ＣＮＮのインタビュー番組の後、ＣＮＮだけでなくＮＹＴｉｍｅｓなど他マスコミもトランプは番組で何度も嘘をついたと一つ一つ具体的な事例を指摘した。しかし、これで支持率が下がることはない、寧ろ上がるかも予測されている。トランプの支持者はそういう不思議な連中なのだ。

日本経済新聞は今日の朝刊の１３面の一番下にトランプがＣＮＮの番組に出演し、彼独自の根拠のない主張をしたと報じた。つまり、その程度しかニュース価値がないと見做したということだ。日本ではＮＨＫを含め他の新聞テレビなどメディアも同じ扱いをしている。

だが、トランプが次の大統領選に勝利すれば、岸田首相が必死に取り組んでいるＧ７首脳会議などぶっ飛んでしまう。Ｇ７は世界のＧＤＰの４割、人口は１割、軍事力は５割に低下した。影響力が落ちたと言われる米国だが、それでも米国頼りだ。それどころか、トランプが大統領に選ばれた米国が身勝手に動くと世界は大混乱になると恐れる。日本のメディアが騒いでもどうにもならないが。■