一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

4月のジョナ研(後編)

2013-04-14 00:31:32 | ジョナ研
自宅の風呂の、ガス湯沸かし機が壊れた…。

(きのうのつづき)
ではここで、席の配置を記しておこう。

     壁
  Hon W Kun

  一公 Fuj Tod

Tod氏とFuj氏が席を入れ替わった。
Kun氏に生ビールが運ばれ、あらためて乾杯。きょうは何回乾杯したことか。
「似ているシリーズだけどさ…」
とWパパ氏がいう。「大沢さん、鈴木大介八段に似てない?」
ああやっぱり、と思う。それは、将棋ペンクラブ幹事のOsaさんにいわれたことがある。しかし棋力は雲泥の差で、私ももっと精進しなければと思う。
時刻は午後8時を回っているが、ビールのピッチが早い。きょうはKun氏、Wパパ氏、Hon氏、Tod氏と、飲んべえが揃っている。4人で10杯は越えている。
Wパパ氏の笑い話。Akiちゃんは4月から高校生になった。その入学式で、校長先生の祝辞のとき、隣接する野球場のアナウンスがかぶって校長の先生の話が聞こえず、構内に微苦笑が起こったという。
高校生活はおもしろい。Akiちゃんには十分、青春を謳歌してほしい。
8時半。私が半分促す形で、ついに実戦が始まった。対局者はKun氏とTod氏。ふたりの手合いなら、Kun氏の大駒落ちが適当だが、なぜか平手。しかも振り駒でTod氏が後手になった。戦形はKun氏の四間飛車。Tod氏は左美濃だった。
それを横目で見ているFuj氏は「将棋倶楽部24」で好調だそうで、先日も4勝0敗で、ポイントを上げたらしい。
そのうちの一局は大逆転勝ちで、「粘りのFuj」氏がますます調子づく。その途中図を図面に起こし、私たちに見せた。こちらはゲップが出そうだ。
Fuj氏には実戦を指させにゃならんと、Wパパ氏との実戦を促したが、時間は9時を過ぎ、ここでWパパ氏は早退となった。
ジョナ研はこれからおもしろいところなのに、惜しい。
私たちは、Tod氏から棋譜ノートを借り、LPSA芝浦サロンで指された、中倉彰子女流初段とTod氏の一戦を並べる。と、そのノートに、先日私が当ブログに記した、M君との香落ち戦の棋譜が書かれてあったので、驚いた。
私の未熟な棋譜を、Tod氏はノートに起こして研究していたのだ。ほかの読者にもいらっしゃるが、これぞブロガー冥利に尽きるというもので、申し訳ない気がした。私も図面をブログに載せる技術を取得しなければと思う。
さて、その彰子-Tod戦は、これも平手戦。この前は飛車落ちで指していたと思うのだが、よく分からぬ。本局はTod氏の四間飛車に、彰子女流初段の居飛車穴熊。Tod氏は自称アマ1級だが、ソツのない序盤だ。
しかし高美濃に組んでから、▲4八金引が不可解。のちに▲4七銀引としてダイヤモンド美濃を目指したとのことだが、これをダイヤモンド美濃とはいわない。
しかも数手進んで、また▲4七金と上がったから、私たちはボロクソにけなした。
ここは▲3八金上とするのが形で、それ以外考えられないところ。このあたりは、Tod氏が番数をこなして体得していくしかない。
将棋は終盤、千日手含みになったが、彰子女流初段が見送り、最後はTod氏の逃げ切り勝ちとなった。
私たちは初形に戻し、改めて検討する。一局の将棋をみんなでワイワイ突っつくのは、楽しいものだ。将棋の展開自体もバツグンにおもしろく、対局中のKun氏とTod氏も、しばしそれに加わった。
Kun-Tod戦は、Kun氏の勝ち。結果だけ書けば当然だが、感想戦を見ると、中盤の岐れは、けっこうむずかしいところもあった。
10時すぎにHon氏も退店したが、私たちはなおも検討を続ける。私も遠慮なく口を出すが、私のような人間のクズが、みんなと対等に話をするなぞ、おこがましい気もする。しかしそれが誇らしくもあるのだ。
10時半でKun氏が退席することになったが、Tod氏も自宅が神奈川なので、きょうはこれでお開きにすることにした。
6人で14,000円余。4時間粘ってこの値段なら、まあいいだろう。3月のジョナ研ではTod氏に失礼したので、きょうはTod氏の食事代をいくらか負担するつもりだったが、Tod氏は頑として受け取らなかった。貧乏人の私には、ありがたいことであった。
コメント (2)
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