一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2012年度・コメント大賞

2013-04-05 00:09:41 | 将棋雑記
当ブログでは、2012年4月1日から2013年3月31日までのエントリに対して、428のコメントをいただいた。きょうは、恒例の「2012年度・コメント大賞」を発表する。

●大賞
2012年12月31日エントリ「2012年・私の将棋10大ニュース」
12月31日コメント:茅ヶ崎の清原和博「お世話になりました!」
【深夜に、このブログを読むのが楽しみでした。
これからも末永く続く事を願っております。
ってか毎日の更新を御疲れ様です。
「継続は力なり」ですね!
「一公の将棋雑記」よ「永遠」であれ!
なんっちって!?
マジにまだまだ頑張ってくださいね~
では 茅ヶ崎の桑田真澄より】

●入賞1
2013年3月28日エントリ「四十三たび大野教室に行く(前編)・腕自慢の読者諸兄に問う」
3月28日・29日コメント:T「上手の攻め方」「二歩に代わる手」
【何か終盤力を試されてるような感じがしますが
上手の寄せ方を考えてみました。

問題の局面ですが、まず符号の記載について言及します。
符号には下手側に8九桂の記載がありますが、
この桂は文面より、▲7七桂~▲6五桂以降、上手に△6四歩~捕られたようなので
盤上にないものとして考えさせて頂きました。

8九桂があると受けに効きますし、全く違う局面になります。
しかも、持ち駒と合わせて桂5枚になってしまいますので(笑)。
もし、8九桂の記載が正しいならもう一度正確な盤面記載をお願いします。

さて、改めて問題局面で上手の攻めを色々考えてみましたが
かなり際どい攻め合いになりそうです。
少なくても本譜の▲5五桂よりは紛れが多く、▲6九歩はいい手だと思います。
上手玉は何気に△2二歩が受けに良く効いています。

上手の攻め方は、まず平凡に△2八飛だと、
以下の進行例は▲7八桂△5八銀不成▲5五桂△6九銀不成▲8二飛
△5二歩▲4三桂成・・以下、下手勝ちだと思います。
下手玉は角を渡しても上部に逃げられるので詰みません。

従って、上手の最善は△6八銀引不成だと思います。
これに対して、下手の対応は▲同歩と▲5五桂が考えられます。

まず、▲同歩の場合、以下の進行例は△同銀不成▲5五桂△5七歩成▲8二飛
△7七銀成▲9七玉△5二歩▲4三桂成△同金▲5二飛成△4二金打・・・
下手は▲5五桂が詰めろにならず、▲8二飛で詰めろがかかるも
最後に△5二金打ちで上手玉は角を切っても詰まず、角を渡すと下手玉が詰むので
この変化は上手に分があるように思います。
また、上記手順中の▲5五桂に変えて、▲5六銀と受けに回っても、
△7九飛▲7八銀△8九金以下寄りです。

△6八銀引不成に銀を取らずに▲5五桂とした場合、以下の進行例は
△7七銀成▲同玉△7九飛で、下手の合い駒が▲7八飛、▲7八銀、▲7八桂の
3通り考えられます。

▲7八飛合は△同飛成▲同玉△5八飛▲6八桂△同銀成▲同歩△5七歩成・・・
上手玉はまだ詰めろになっておらず、下手玉は1手1手の寄りなので
これは上手が勝勢でしょう。

▲7八銀合は△6六金▲同角△7八飛成▲同玉△6六銀成・・・
飛飛金桂を持ち駒にしましたが、上手玉はまだ詰まず、下手玉は詰めろです。
下手玉は受けづらいので上手に分がある展開でしょう。

▲7九桂合は△6九飛成です。以下、▲8二飛(▲4二角成以下詰めろ)なら
△6八飛成▲8八玉△7七金▲9七玉△5二歩・・・
この手順は△最初の6八銀引不成を▲同歩と取った変化に似ていて、
やはり上手に分があると思います。

結論としては、際どいですが上手が勝ちそうな変化が多いと思います。
下手としては▲5五桂が詰めろにならないのが痛いですね。
上手の2四銀2二歩の形が結構鉄壁です。」

「ご指摘ありがとうございます。

△5七歩成をしない変化では確かに
△5二歩は二歩ですね。
変化が似ていたので、同じ手でいいと思いこみ
ウッカリしました(笑)。
なら、改めて指摘変化の△5二歩では△2三玉の早逃げを
代わりの変化として推奨します。

△2三玉に対し、▲4二角成が一瞬詰めろですが
△同金が下手玉への詰めろになり、
その瞬間に上手玉は詰みません。
詰めろもかからないので、
やはり下手には厳しい状況ですね。】

●入賞2
2013年1月6日エントリ「女流棋士の投了が遅い(推理編)」
1月7日コメント:焼酎湯割「同感です」
【初めての投稿です。
数年前から読ませて頂いております。
特に旅行記が好きです。が
今回の女流棋士に対する考察は同感です。
いや、それ以上の表現をされているので敬意を込めて
一筆書かせて頂きました。但し彼女たちの真意は
知る由もありませんね。】

●入賞3
2013年1月2日エントリ「ジョナ研メンバーは、誰に似ているか」
1月2日コメント:kun、ざんす
【ぶぁはははは。

今年もよろしくお願いいたします。】

茅ヶ崎の清原和博さんのコメントは、「深夜に、このブログを読むのが楽しみでした」の一文にグッときた。茅ヶ崎の清原和博さんの仕事は、深夜におよぶ。その休憩中に、当ブログを読んでくれていたのがうれしかった。それで少しでも癒しになってくれたのなら、幸いである。今年度の大賞とする。

入賞のTさんは、難解な局面での私の問いかけに、真摯に答えてくれた。変化の記述が膨大で、よくぞこれだけ調べてくれたと思う。本当にありがたかった。

1月6日のエントリは「女流棋士の投了が遅い(推理編)」。文字通り、女流棋士の投了が遅いことを槍玉に上げたので、批判も覚悟していた。しかし焼酎湯割さんから過分なコメントをいただいて、ホッとした。新規のコメンテーターからのコメントはうれしいものである。

1月2日のエントリは、ジョナ研メンバーが芸能人の誰に似ているかを書いた。こういうのは「親しき仲にも礼儀あり」で、ともすると批判を受けかねない。とくにkun、ざんすさんにはお笑い系のタレントを充てたため、多少の批判は覚悟していた。しかしkun、ざんすさんは笑い飛ばしてくれ、ホッと胸をなでおろしたのを覚えている。

大賞や入賞は便宜上で、あまり関係ない。あす選べば、違う人のを選ぶかもしれない。
きのうと重複するが、読者の皆さまには、また気軽にコメントをいただければ幸いです。
コメント (5)
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