藤井聡太竜王・名人は2016年10月デビュー。その年度は10戦全勝で終え、2017年度も連勝を継続し、新記録の29連勝まで伸ばした。勝率は優に8割を越えたが、藤井竜王・名人にとってはこれが普通の数字だったことが後に分かった。なぜなら藤井竜王・名人は以後毎年、勝率8割を記録したからだ。
実力伯仲の将棋界の中で、勝率がつねに6割を越えていれば一流であろう。7割なら楽にタイトルを獲れる。それが勝率8割とくれば夢の数字で、しかも7年連続で記録することは考えられない。
メジャーリーグのイチローは10年連続200安打を記録したが、それに匹敵する大記録といえる。
だが今年度の藤井竜王・名人は27勝9敗・勝率.750と苦戦?しているのだ。ここから.800にするには相当難しく、たとえば9連勝で36勝9敗.800となる。
では、藤井竜王・名人が残り3ヶ月で巻き返せるか、検討してみよう。
まず、藤井竜王・名人の残る棋戦を記してみる。
第10期叡王戦本戦
第74期王将戦七番勝負・対永瀬拓矢九段
第18回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント
第50期棋王戦五番勝負・対増田康宏八段
第74回NHK杯4回戦~
藤井竜王・名人は竜王、名人なので、竜王戦ランキング戦と順位戦は指さない。よって、この5棋戦となる。
続いて、各棋戦の最大勝数を記す。
第10期叡王戦 ○○○○
第74期王将戦 ○○○○
第18回朝日杯将棋オープン戦 ○○○○
第50期棋王戦 ○○○
第74回NHK杯 ○○○
以上、最大18勝。よって今年度の藤井竜王・名人は最大45勝となる。
王将戦、棋王戦は番勝負だから勝ち数は見込めるが、それでも、どちらも1敗しただけで勝率はほとんど上がらない。
叡王戦、朝日杯、NHK杯はトーナメント戦なので、負けた時点で相当つらい。ことに叡王戦の敗戦は、二度目の八冠王の夢がついえるので、藤井ファンにはそちらのショックのほうが大きいだろう。
あらためて勝率8割のパターンは、「36勝以上9敗」「40勝以上10敗」「44勝以上11敗」となる。12敗すると48勝が必要だが、上記のとおり、今年度の最大勝数は「45」なので、あと2敗しかできない。
となると、勝ちは17勝が必要となる。これを一例にすると
第10期叡王戦 ○○○○
第74期王将戦 ○○○●○
第18回朝日杯将棋オープン戦 ○○○●
第50期棋王戦 ○○○
第74回NHK杯 ○○○
となる。さすがの藤井竜王・名人も、今年度の勝率8割は相当厳しくなった。
実力伯仲の将棋界の中で、勝率がつねに6割を越えていれば一流であろう。7割なら楽にタイトルを獲れる。それが勝率8割とくれば夢の数字で、しかも7年連続で記録することは考えられない。
メジャーリーグのイチローは10年連続200安打を記録したが、それに匹敵する大記録といえる。
だが今年度の藤井竜王・名人は27勝9敗・勝率.750と苦戦?しているのだ。ここから.800にするには相当難しく、たとえば9連勝で36勝9敗.800となる。
では、藤井竜王・名人が残り3ヶ月で巻き返せるか、検討してみよう。
まず、藤井竜王・名人の残る棋戦を記してみる。
第10期叡王戦本戦
第74期王将戦七番勝負・対永瀬拓矢九段
第18回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント
第50期棋王戦五番勝負・対増田康宏八段
第74回NHK杯4回戦~
藤井竜王・名人は竜王、名人なので、竜王戦ランキング戦と順位戦は指さない。よって、この5棋戦となる。
続いて、各棋戦の最大勝数を記す。
第10期叡王戦 ○○○○
第74期王将戦 ○○○○
第18回朝日杯将棋オープン戦 ○○○○
第50期棋王戦 ○○○
第74回NHK杯 ○○○
以上、最大18勝。よって今年度の藤井竜王・名人は最大45勝となる。
王将戦、棋王戦は番勝負だから勝ち数は見込めるが、それでも、どちらも1敗しただけで勝率はほとんど上がらない。
叡王戦、朝日杯、NHK杯はトーナメント戦なので、負けた時点で相当つらい。ことに叡王戦の敗戦は、二度目の八冠王の夢がついえるので、藤井ファンにはそちらのショックのほうが大きいだろう。
あらためて勝率8割のパターンは、「36勝以上9敗」「40勝以上10敗」「44勝以上11敗」となる。12敗すると48勝が必要だが、上記のとおり、今年度の最大勝数は「45」なので、あと2敗しかできない。
となると、勝ちは17勝が必要となる。これを一例にすると
第10期叡王戦 ○○○○
第74期王将戦 ○○○●○
第18回朝日杯将棋オープン戦 ○○○●
第50期棋王戦 ○○○
第74回NHK杯 ○○○
となる。さすがの藤井竜王・名人も、今年度の勝率8割は相当厳しくなった。