我が家では子供の時から犬や猫がいた
戦後の貧しい暮らしの中でも猫がいた
昭和30年頃には最初の猫、タケがいて、そのあとタマがいた
タケの記憶はあまりないが、タマは思い出がある
タマがいた時、浜辺の家から山の手に引っ越して魚屋を始めた
とうぜんタマもつれてきたが居なくなった、案の定、浜辺の家に戻っていた
それからミーという三毛猫をもらってきた、ミーは近所のおじいさんが
「人間なら山本富士子だな」と言うほどの美人猫で、猫にも人間にもモテモテだった
そのため生涯に100匹ほど子を産んで、しかも子供も器量よしなので最後の子以外はほとんど全部もらわれていった
ミーが死ぬと、また三毛猫が来て、それはあっという間に外へ飛び出して車にはねられて死んでしまった
それからしばらく空いて、息子が幼児の頃にチー坊という大きなオスのノラ赤猫が住みついた
雪の日の出て行ったきり帰ってこなかった。 つぎにすぐジョンソンと言うオスがまた我が家に入ってきて飼った
これはすらりとしたかっこいい猫だった、息子が広島のジョンソンファンでその名がついた
これも雪の日にメスを求めて出て行ったきり帰ってこなかった
それからずっと飼わなかったが5年ほど前にまだ生まれたばかりのピー子が大雨の朝、迷い込んで助けを求めてピーピー泣いていた
それを3年間育てたがいろいろな病気になって、ほとんど医者通いだった入院も何回かした
そして家出をしてそれっきり帰ってこない
ピー子を探していて発見したのがカートだった、カートはオス猫で炎天下のゴルフ場のカート小屋で空腹で明日にも死ぬばかりだった
それを私が救助して連れ帰ったが、2~3歳だったのでほぼ野良化していて家には住みつかない
噛みつかれ、ひっかかれて逃げられた、だが一時は飼われていた形跡もある、去勢してあるようなのだ
しっぽが短いおかげで私に助けられた運のよい猫、ピー子が我が家にきてまもなく折れていたしっぽを切り落としたおかげだ
そのカートは毎日3回、我が家の中に食事に来ていたが、コロナが流行ってきてからペースが落ち
今年は1月28日に三週間ぶりに顔を見せて食べて行ったが、またいなくなり、今度は昨日40日ぶりくらいに顔を見せ食べて行った
今度はいつ来るだろうか? 雪の中でずっと来なかったからやせ細っているかと思ったが、逆に太って健康そうなのだ
どこかいいパトロンを見つけたようだ...幸せに暮らしていればそれでいい
犬は最初は父が拾ってきた子犬コロが最初だ
行商していた父が大きな犬にいじめられていた子犬を拾ってきたのだ
「子供の頃の俺を見ているようで助けて連れてきた」と後日話したことがある
コロはメスの赤犬だった、コロコロと健康で近所の犬の中では存在感を持っていた
この頃は犬も猫も自由に外を走り回り子供たちと遊んでいた、それを思うとピー子は可哀そうだった
コロは前出のミーと同時期に家にいて一緒に暮らしていた、どちらも長生きしたから思い出深い犬と猫だった
コロは妊娠中に狂犬病予防化の注射を打ったために死んだ、私が学校から帰ってきたら段ボールの中で死んでいた
可哀そうでならなかった、腹が立った、ミーも急にコロが居なくなってしばらく探していた
コロの鎖をじゃらじゃらならすとどこにいても飛んできた、それほど仲良しだった
コロが死んでからずっと犬は飼わなかったが、女房が知り合いからマルチーズとヨークシャーのミックスをもらってきた
生まれた家には母犬と姉がいて太郎と言う名前もあった、それを私が無理やり「ごんた」に変えてしまった
ごんたが死ぬと女房は「可哀そうだからもう犬は飼わない」と言ったのに、1~2年で保護犬施設からシルティをもらってきた
大地震のあと迷子になっていたのを保護された犬だった、かなりの月日を待ったが申し出た人がいなかったので殺処分まじかだった
5歳くらいの成犬だった、これは女房がジョンと名付けた
このジョンが元の家に戻りたかったのか家出して50日行方不明、探し回て何度か見つけたがつかまらない
それから消息が消えて死んだと思って女房はあきらめてキャバリアの子犬を買った
その子犬を家に連れてきた日にジョンが保護された、キャベツ畑でキャベツを食べ、その人の家の犬の餌の空き缶をしゃぶっていて
発見され保健所が捕まえてくれた、だから同時に二匹の犬が増えた
キャバリアはボスと名付けた、ボスは小さくジョンは大きいので心配したがジョンは躾されたおとなしい犬だった
散歩でも飼い主より前に出ず指示待ちする良い犬だった、どこで誰に代われていたのだろうか?
ジョンが優しいのでボスとも仲良しだった、ボスは甘やかされたのでわがまま一杯の犬だ
そのうち猫のピー子を私が連れてきたので1ねこ2いぬになった
ぴー子は子猫なので犬とは合わないかと思ったらジョンが親のようにピー子の面倒を見てくれた
ジョンのお腹に抱かれてピー子は寝ていた、三匹一緒に家の中で歩き回る、おてんば娘のピー子は犬にネコパンチをかましたりじゃれたり
ジョンは大人対応で問題にしなかったが、わがままボスはマジ切れで対抗していた
そのジョンは数年前に亡くなり、ピー子も行方不明になり、今はボスだけになった
12歳のキャバリア.キングチャールズ.スパニエル.ボスは足腰が弱くなって時々へたるようになってきた
老い先短いかもしれない、食欲は旺盛だからまだ大丈夫かなとも思う
これが死んだらどうなんだろう?自分の歳を考えると飼えるのかなあ?
もう一回だけ犬か猫飼えるかなあ? 飼うならお散歩がいらない猫の方がいいと思う
縁側の日なたで猫とおばあちゃんの図は絵になる
でも動物との別れはそうとうなストレスだ、ましてコロナ被害甚大の生活も考慮しないと....人生ままならず..か
真っ白な全身にちょんまげ、金色の目、ピンクの肉球と鼻の頭が可愛かった
子供が猫や犬から学ぶことはとても多いと思います
自分より弱い立場の者を守る、優しく接する
命の尊さ、病気の時には必死に治してあげようとする
自分を慕う者への愛情、ほのぼのします
死を正面から見つめることができるようになる
今の家は密閉型になって動物の毛でアレルギーになるとか
いろんな問題もありますが、一番身近な同居動物として犬と猫はだいじです
わかれは辛いけど、日々の安らぎの為にも癒しのペットと居たいです
最初は小学生の頃、友達の家で生まれた子犬。
それから猫。
犬は長生きしたので一匹でしたが、猫はやはり様々な理由から短命で、3匹くらい飼いました。
結婚して子供ができてから、縁あって犬と猫を飼いましたが、
どちらも死んでしまい、子どもたちも相当なショックで
「もう動物は飼わない」と泣いていましたが。。
2年ほど経った頃、末娘が白いオッドアイの猫を友達の家からもらってきました。
その猫が子供を産んで今に至ります。
死に直面するのは辛いけれど、子どもたちには色んな面で勉強になったと思いますし、
私たち大人にとっても癒しであったり救われている部分はかなりあると思っています。