80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

懐かしの富山駅

2011-01-03 23:21:29 | 実物・資料系(過去)
正月に実家へ立ち寄った折、古い写真を家宅捜索してきました。父親が昭和40年代に撮影したものが中心で、古き佳き国鉄の香りが漂っています。カメラは以前にも登場したオリンパスペンEE(のはず)。今回は富山駅で昭和45~46年頃撮ったと思われるカットをご覧に入れます。


最初の写真は、1番線を今まさに発車していく475系急行「立山」。駅員が直立姿勢で見守っています。1番線を右へ向けて発車していくというのは富山地鉄乗り入れ編成ということのようです。車両はクモハ475と思われ、車体裾には60Hz用を示すクリーム帯が巻かれています。



続いて同列車の後部。クハ455と思われます。誇らしげな「立山」のヘッドマークはまだ大型のものが取り付けられています。さきほどの駅員がしっかりと指差喚呼をしています。列車番号には「701」と入っていますが、これはどうも違うようです。中線を挟んだ2番線には旧型客車が佇んでいます。番号を拡大したところオハ35 2224と読めました。



こちらは、富山止まりの基本編成に入っていたと思われるサロ451-11。グリーン帯と60Hz識別帯がしっかり巻かれているのが白黒写真でもよくわかります。



これは5番線あたりでしょうか。クハ481の「しらさぎ」が停まっています。奥には富山第一機関区のものと思われるDD51の姿が少しだけ写っています。



跨線橋から撮ったと思われるこの写真には、電留線に佇むクハ481とクモハ475ほかの編成が写っていました。現在の富山ライトレールは、この写真の右奥あたりに発着していることになるのでしょう。



そして国鉄風景の中にただ1枚、この電機が写っていました。富山地鉄のデキ12021です。Wikiによると1958年東芝製とのことで、製造から12~13年後、まだ現役で貨物輸送に当たっていた頃のスナップといえます。かなり個性的な凸型ボディをもつD級電機です。



富山駅は現在、北陸新幹線の受け入れ工事に伴う改築中で、旧駅や旧線の面影はないと聞いています。国鉄色が当たり前だった頃の空気を感じ取って頂ければ幸いです。
次回は会津のSLが登場します。


よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新年プリント実験

2011-01-03 08:06:10 | その他
皆様、新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

年末、紅白を見ながら100系新幹線の前頭部の図面引きをして、年明けとともに最初に手を付けたのは、懸案だった「前面給紙プリンタで厚紙は使えるのか?」の確認作業でした。機種はEPSONのEP-803AW。下段のトレイにセットした紙が奥で反転して出てくるタイプです。裏側からの手差し給紙に挑戦してみました。


プリンタの裏側には「自動両面ユニット」を取付けるためのスペースがあると書かれています。なるほど、このフタを外すのね。



おお~予想通り給紙のためのローラーなどが現れました。気になっていた安全装置(自動両面ユニットかフタがないとプリントできなくするようなスイッチ)みたいなものはないので、どうやらフタは開けたままでも大丈夫なようです。



試しとはいえ紙を消費するので、万一成功したときのために(笑)ちゃんと使える図面を用意しました。クモハ60です。平妻のクハ55などにも転用できるような汎用図面になっていて全長は242mmです。



プリントする紙はキハ120や100系新幹線で使っている「スノーマット」。厚さ約0.5mmの平滑でコシの強い紙です。印刷モードはたくさんあってよくわからないので、とりあえず紙の送り幅が大雑把な「普通紙」を避け、「スパーファイン用紙」にセット。奥のローラーに当たるまで紙を入れていざ印刷開始!



ガチャガチャ、ウー、と紙送りの音がしてドキドキしていると、ピー!と警告音(*_*;
「紙詰まり」だそうです。。

なるほど、初めから印字部に紙を入れておくと、それは「詰まった紙」とみなされてしまうようです。
理由はわかったけど、じゃあ、あたかも紙が送られて来たタイミングで入れろと?
それはそれで難しいじゃあないか・・・

しかたなく挑戦してみると、今度はエラーが出ない代わりに、タイミングが合わないと「給紙ミス」と判断されて、何もプリントしないまま紙が出てきてしまう始末(~_~)


ガチャガチャ、ウー、「それッ!」
3回くらい練習して、やっと食いついてくれました。。
おー、出てきた出てきた。



にじみ、かすれ、ズレなどはなく、プリント中の動作音も特に無理がかかっている様子はなく、綺麗にプリントされて出てきました。やったー!

ただ、精度が気になったので測ってみるとちょっと問題がありました。241mmしかなくマイナス1mmの誤差が出ています。試しに普通紙に印刷してみたところマイナス0.5mmの誤差があったので、もともとの機械の精度に紙厚が加わって誤差が拡大したようです。



というわけで、このプリンタでも車体のケガキができることが実証されましたが、2つの課題があることがわかりました。
■課題1 給紙タイミングの問題
=>ひたすら練習あるのみ(^^;
■課題2 誤差の問題
=> プリンタドライバでは%単位の補正しかできず、ひと桁足りないので、図面レベルで引き伸ばし補正をしてプリントする方法を模索してみる

あと、課題というほどではないのですが、プリンタの置き場所は背面スペースがないので、印刷するたびにプリンタを机の上に移動しなければならないのが大変です。「ご利用は計画的に」ということでしょうか。私にとっては一番“できない相談”です・・・


※ご注意※
皆様お手持ちのプリンタで仕様にない紙(厚紙など)へ印刷する場合は、各自の責任において行ってください。


よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする