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80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

E127系100番代の製作(その10)

2010-06-08 12:29:20 | 大糸線方面
屋根回りの作業を引き続き行いました。

車体中央部の屋根の膨らみを矯正するため、ペーパー貼り重ねで写真のような横梁を作りました。各車4ヶ所取り付けることとして、より強い力がかかる中央寄り2ヶ所は4枚重ね、その他は2枚重ねとしてあります。主に屋根の頂上付近を固定できればよいので、両肩のR部分は斜めのカットで済ませてあります。
中央にある切り欠きは室内灯の導光板を取り付けるためのものです。



取付位置にたっぷりとボンドを盛り、上部補強材と屋根のすき間に横梁を潜り込ませ、輪ゴムで固定します。
1ヶ所ずつやっては効率が悪いので、2ヶ所だけ試験的にやってみて、うまく矯正できることを確認した上で残りはまとめて挿入し、重しをかけて固定しました。
心配された屋根ビードの潰れもなく、まずはひと安心。



続いてアイボリー紙を0.75mm幅に切り出し、雨樋を貼っていきます。
最近の標準車体は昔のように雨樋が側面に戻ってきたので、張り上げ屋根と比べると位置出しが楽になりました。



それと引き換えにやっかいなのが、この両肩につく出っ張り。車体の強度確保とランボードを兼ねたものなのでしょうか?
完全なL字型ではなく裾広がりになっていて、市販のアングルが使えそうにないため、しぶしぶペーパーで自作することにしました。



カドが出ないと美しくないので、初めはこんな感じで、角材を当て木にして2枚を貼り合わせる方法を試してみましたが、手間の割にはきれいにできない!
結局1枚紙を折り曲げるシンプルな方法に落ち着きました。



何度か試作してみて、カッターでつけた折曲線は切れやすいことがわかったので、ビードでやったように、エバーグリーンの波板を下に敷いてコンパスの針でスジをつけたところ、うまくいきました。
紙はプリンタ用の特厚マット紙(t0.24mm)です。



角材のカドに押し付けて曲げると、こんな感じで1.5×1.2mmアングルが出来上がります。これを4本作ります。



アングルの“腹”にたっぷりとボンドを流し込み、あらかじめ取り付け位置をケガいたところに貼っていきます。
水分を含んだ紙は反ったり波打ったりしてしまいますが、最終的には紙厚を消すようにパテを厚めに盛って成形するのであまり気にしません。



ひととおりできたところで、冒頭に触れた室内灯を箱から出し、取り付け方をシミュレーションしてみました。
KATOの「HO用白色室内灯セット」(品番7-503)で、実はコレ、0系用に6両分買ったものの流用です。(0系用にはのちほど買い足しますヨ!)
箱を開けるとこまごまとしたパーツがたくさん出てきて、思わずオオッ!と圧倒されてしまいましたが、どうも半分くらいはプラ完成車に取り付ける時の通電パーツなどのようなので、今回は使わないものが多そうです。
肝心の白色LEDが見当たらないので封入漏れかと思ったら、基板の真ん中に左右を向いてちょこんと付いている四角いものがどうもそれっぽい(笑) チップLEDなんですね。でもこんなので本当に光量足りるんかい??



導光板は基板の左右に取り付ける形になります。車体にあてがってみるとちょっと長いようですが、これはちゃんと説明書に書いてあって、「12系以外はV字の発光面の切り欠きのところで両端を折って使え」となっています。このモデルでもそのようにします。



お約束の完成イメージ写真。今回ははっきり言って気合が違います!なぜならクーラーがネジ止めしてあります(爆)



霜取りパンタの向こうに残雪の北アルプスを望み・・・



今日も安曇野を行く。



あとはユカシタね。ハイハイ。。


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E127系100番代の製作(その9・箱になった)

2010-06-04 07:36:17 | 大糸線方面
車体の組み立てに入る前に、屋根裏に補強用の紙を1枚貼ります。
屋根の中央部分だけの裏打ちなので、長方形に切った紙に緩いRをつけてからボンドで貼り込むだけなのですが、せっかくつけたビードが潰れるんじゃないかと心配で、あまり強くは圧着できませんでした。



両妻面と合わせて箱にします(まずクハだけ・・・)。
下回りを履かせ、ついでにクーラーと霜取りパンタも仮置きしちゃいました。
雰囲気出てきたゾ。。



ビードのおかげであまり屋根の成形に力がかけられないため、ご覧のとおり、まだ中央部が盛り上がっています。内側に何ヶ所か横梁を入れて矯正することにします。



まだ実車の面影が見えない正面(笑)
左右の窓ガラスは、JRマークや行先表示をプリントした紙の上に塩ビを貼り、さらに窓縁に艶消し黒を入れるという戦法なのですが、うまくいくかどうか。。



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E127系100番代の製作(その8)

2010-06-03 11:23:51 | 大糸線方面
モーターの逆起電流によって反対側のライトが点灯してしまう件について、半信半疑ながら「別の車両から集電する」方法を試してみました。別の車両といってもこの場合、隣のクハE126しかありませんので、ドローバーを使って2両を電気的に接続してやります。

まずクモハE127のモーターのアース側に接続しているライトの配線を外し、ドローバーに接続します。ドローバーは一度分解し、ラグ板を挟み込んであります。
クハE126側も同様、台車センターピンとドローバーを接続しますが、床上に配線コードを出さないようにするため、こちらはφ0.5mm真鍮線をタテヨコに曲げて床下に配線してあります。もう少しスマートな方法がありそうですが、場当たり的な工作をしているとこうなります。。



どうせなら、2台車とも使えば集電不良によるチラツキも減るだろうと、車輪の絶縁側を揃えた上でリード線で2台車をつないでみたのですが、良く考えるとこれは無意味でした。
これだと、クハ側のライトを点灯させるには、クモハとの間にもう1回線分が必要となって、ドローバー1本では済まないからです。


とりあえず上の状態で点灯試験をしてみたところ、反対側LEDが同時点灯する現象は残念ながら改善されなかったので、LEDと並行に抵抗とコンデンサーを入れる、という別の方法を試してみたいと思います。
この場合、別の車両から集電する必要はないので、ドローバーで電気的に連結する方法も見合わせることにします。

一方の車体関係は牛歩状態ですが、前面パーツ3枚重ねができたところです。
今回使っている紙が少し薄手なのか、時候のせいかわかりませんが、紙が反りやすいので、このように3×3ヒノキ材で補強を入れました。



サーフェイサーを吹いたところです。窓周辺のブラック処理がないと別の電車に見えますね。



並行して床下機器もボチボチ作り始めました。
松本駅で撮った床下のアップ写真を参考にカタチと大きさを決めていきますが、窓とかドアが一緒に写っていない写真が多く、機器の取り付け位置がよくわかりません(泣)
何かよい側面写真はないか探していたところ、こんなサイトがありましたので参考にさせていただきました。
ただ、近年のATS換装によるものと思われる機器箱の追加や、それに伴うレイアウト変更がみられるようなので、各パーツはあくまで今回撮った写真をベースに作っていくことにします。



四角い箱モノは、ヒノキ材のベースにt0.5プラ板を貼り、その上に取っ手などのディティールを貼り付けていくことにします。手始めにVVVF装置を作ってみました。
真横の写真しかなくてわからなかったのですが、“ざる”と呼ばれる放熱部分は実際はもっと出っ張っているようなので見直すことにします。



やっかいなのがこのコンプレッサーです。構造がさっぱりわからない(汗)
左がモーターで右に2本のシリンダがあるらしいことはわかるのですが、よく見るとシリンダの下側にダイナマイトみたいな筒状のものがびっしりくっついていたりして、もう摩訶不思議な構造です。客車用のディーゼル発電機でも流用しますか・・・(笑)



参考:「かけやま写真館 ~鉄道車両側面の流し撮り~」(かけやま様)


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おお0系12連だ!

2010-06-02 15:29:03 | 新幹線
昨日、某模型店に立ち寄ったところ、委託品コーナーにカツミの0系が堂々12連で展示されていました。

床下器具付きなので最初期ロットではないようで、ところどころに塗装剥がれがみられるものの全体的には美品。
これでお値段21万円也(1両当たり17,500万円)は衝撃のお買い得品といえそうですが、さすがにポンと払える金額ではないので眺めるだけ・・・orz

それにしても、やっぱり目が行ってしまうのが屋根上。空調カバーのてっぺんはずいぶん複雑な分割線が入っているんですね。
こりゃやっぱり一筋縄じゃいかないわ。。
コメント (2)
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