80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

103系モハユニットの製作(9)

2016-12-24 02:04:47 | 中央東線周辺
こんばんは。

糸魚川市で大火がありました。糸魚川は5、6年前に仕事で何度となく足を運んだ街なので他人事とは思えません。心よりお見舞い申し上げます。


(北陸本線時代の糸魚川駅舎)



さて103系の製作ですが仕掛品箱行きはなんとか免れ、微速度ですが前進しております。こちらモハ102の床板。Mr.メタルプライマーを塗って乾燥を待っているところですが、筆塗りでも良く伸びてきれいな塗面になるため、床下などの目立たないところはだいたい筆塗りで済ませています。ただし食いつきに関してはエッチングプライマーに及びませんが。。




車体の方は、屋根と車体をボンドで接着し、輪ゴムで巻いてひと晩置きます。




床板に艶消し黒を吹き、台車とTNカプラーを取り付けます。モハ103の記事で「床板に切り込みを入れてカプラー復元バネを持ちあげる云々・・・」と書きましたが、考えてみれば動力車でないモハ102では、ギヤボックスとカプラーの干渉を心配する必要はありませんでした。お粗末!台車の回転止めには、エンドウのドローバーから抜いた黒いネジを使っています。木製床板に取り付けるため長いM2ネジに取り換えて余ったものの再利用です。なお、ボルスターを背高のものに戻してクハ103と車高を比べたところ高すぎたので、もう一度MPボルスターに戻しました。




しかし、それだけだと逆に低すぎるので、アングルの下にt0.5mmプラ板を貼って高さを調節しました。現物合わせでやってるので上げたり下げたり大変です。




調整の甲斐あって、なんとかクハと高さを揃えることができました。しかし写真に写っていない屋根の高さはやや高くなっています。屋根板が厚いためで、これは当初から織り込み済みです。




完成形をイメージしつつ、クハでサンドイッチしてみました。





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103系モハユニットの製作(8)

2016-12-22 10:41:27 | 中央東線方面
こんにちは。夕べ投稿できなかった記事をとり急ぎUPしておきます。


「AU75クーラーには取付方向がある」というハナシはどこかで聞いたような気がしてましたが特段注意していませんでした。よくよく見ると、左右に4つずつ付いている出っ張りすなわち取付足のカバーが対称ではなく、一方に寄っているんですね。パーツの取付足の片方が扁平になっていて不思議に思っていたのですが、誤って取り付けないようにするための仕掛けだったのかと気付き納得。




どちらにズレているかというと、実車写真で見る限りは車輛の前位側のようです。いま製作中の103系モハでいえばモハ103がパンタと反対側、モハ102がモハ103側ということのようです。なのでコレ↓↓はアウツ!! 穴を開け直して反対向きにしました。




しかしなんでズレてるんでしょう?先入観から取付足がずれてると思い込んでますが、実はクーラー本体が中心からズレてるんじゃないの?と思って目を凝らして見てみましたがそうでもないようです。車体の骨組みに合わせて取付足をつけることはあっても、わざわざ外すのは不自然だしなぁ。。


チラと小耳に挟んだ情報によると、この取付足部分にはクレーンで吊る際のフックも付いているようです。となると、実は本体の重心が真ん中になくて、バランスを取るためにずらしてるんじゃないかとも考えられます。実際AU75の中を覗いてみると、左右というか前後対称ではないようですね。3番の丸い機器がコンプレッサーで5番がエバポレーター(冷却器)です。これはどうみても左側の方が重そうですね。まあ、あくまで類推ですが・・・




というわけで、モハ102の方も車体組み立てが終わってモハユニットの形が見えてきました。屋根板はまだ接着していないので妻板上部をまだカットしていません。写真ではわかりにくいですが、後ろのモハ102は台車のボルスターを戻していないためシャコタン状態です。




作業工程的には今のこの状態が一番キケン。仕掛品コーナーと完成品コーナーのまさに分岐点に立っております。サンタ殿、模型はいらないので塗装手伝って~♪



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103系モハユニットの製作(7)

2016-12-21 02:05:33 | 中央東線周辺
こんばんは。まだ仮組みですが、まずはモハ103が箱になりました。


組み立てに先立ち、まず真鍮プレスドアの表裏面にメタルプライマーを筆塗りしておきます。




側板と妻板で「コ」の字型になっていた車体に、もう片方の側板を貼り合わせます。このときはまだアングルは取り付けていません。



床板取付用のネジ穴を開けたアングルを、治具を使い、前回と同じ方法で所定の高さに接着します。




屋根板は買ってきた状態で幅がすでに35mmに仕上がっていましたが、雨樋の下端で側板と接ぐことになるため、両サイドを軽く削り、雨樋の幅くらいの垂直面を出します。




あまり削りすぎると必要以上に幅が狭くなってしまうので、こんな感じでとどめておきます。




だいたい0.3mm減の34.7mm程度で収まりました。




パンタ、ベンチレーター、クーラーの位置をケガき、穴を開けておきます。




ベンチレーターは8個入りを2袋買いましたが、一部に仕上げが荒くギザギザが残ったものがあったので、それを除いて2両分11個を選びました。丁寧にペーパーをかければ消えると思いますが、とりあえず現時点では数が足りているので。。




仮組みしてみました。電動車ユニットはピタリとはまり高さも問題ないようです。だいたい道筋は見えたので、同じ手順でモハ102も組んでいきたいと思います。





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103系モハユニットの製作(6)

2016-12-18 20:17:59 | 中央東線周辺
こんばんは。引き続き103系を作っていきます。


妻板は作業途中ですが、側板に内貼りと真鍮ドアがすべて貼れたところ。でも何か忘れてるような・・・?




側面方向幕の穴あけを忘れていました。この方向幕、窓の中央でも左右対称でもないんですね。強いて言えばすべて窓の中心から“左寄り”。1か所間違えてしまい修正しました。




妻板の内貼りも側板同様に#400スノーマット(t≒0.5)を使用。貫通扉の窓は貼り合わせてからケガいて抜いています。




幕板部は従来通り3×3mmヒノキ材で補強しました。最終的には屋根板が載るので、補強というよりは、屋根板と側板を接着するためのノリシロと言った方がよいかも知れませんね。




真鍮プレスドアは内貼りよりも薄いため、t=0.2mmくらいの薄紙を貼って段差を埋めておきます。手掛けと戸当たりゴムのプレスを避けて左右別々に貼るのでいささか効率悪し・・・




ロングシートを入れる関係から腰部の補強は4×4mm真鍮アングルを使います。床板取り付け用のネジ穴は、現物合わせで最後に開けた方が位置決めの煩わしさがありませんが、真鍮ボディに半田付けしたものと違い、力を加えて穴開けやネジ切りをするわけにいかないので、床板の穴を慎重に写し取り、あらかじめネジ穴を開けておきました。合わない場合は床板の穴をグリグリ広げるだけです。




これ、電動車ユニットが出てくるといつも書いてるような気がするのですが、8箇所もありながら前後の台車周辺に固まっているネジ穴はなんとかならないものでしょうか。モーターの重みで中央がたわんでくるんですね。もともとがインサイドギヤ&縦型モーターの換装用なので仕方ないといえば仕方ないのですが、左右1箇所ずつでもいいのでモーター付近にも穴が欲しいところ。というわけで、完全に中央ではないですが、写真の右下隅に見えるように片側だけ追加の穴を開けました。なぜ片側だけかというと・・・




はい、もう片側は抵抗器が居座っているので穴を開ける場所がありません!まあこれが補強材の代わりをして“たわみ”を防いでくれているので、なくても問題はないですが。。




穴あけついでに、床下機器取付板の固定ネジのお尻が出っ張っているので削っておきます。完成車ではここはどのようにしてるのでしょうか?アングルに切り欠きを入れて逃げてるんでしょうか。強度が下がってしまいますよね。




アングル取り付けに先立ち妻板を接着してしまいます。アングルを内のり寸法ぴったりに仕上げれば、前後の位置合わせを気にせず、高さ合わせだけに専念できると踏んだのですが、それもこれも写し取ったネジ穴が正確な位置に開いていればのハナシ。このあと床板を当てて確認したところ、グリグリまでは必要ありませんが、若干ナメる程度の修正は必要なようです。




その高さ合わせですが、今回はケガキに依らず、床板の深さ相当の“枕”を当てて位置を決めました。ヒノキ材は角がシャープなのでケガキ線に乗せやすいのですが、アングルは角が丸いので見た目では正確な位置がわからないのです。真鍮ボディの組み立てに使うアングル取り付け治具みたいなものですね。ボルスターが心もち高めなので、取り付け位置は3mmよりわずかに深くなるよう、3×3mmヒノキ材に薄紙を貼ったものを枕にしました。




アングルにセメダインスーパーXを塗り、位置が決まったところでアングルの上に4×4mm角材を当て、表側にもヒノキの帯板を当ててバインダークリップで挟んで乾燥させます。ちなみにクリップの力が強過ぎると斜めに力が掛かり、じわじわと位置がズレてしまうことがあるので、その予防のため瞬着の点づけも併用しています。




ペーパー車体の補強に真鍮アングルを使うのは初めてだったので、工程をひとつずつ確認しながらの作業になりましたが、だいたいイメージしたとおりにできたので、この調子で残り3本のアングル取り付け作業も進めたいと思います。



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103系モハユニットの製作(5)

2016-12-16 01:25:13 | 中央東線周辺
こんばんは。今年も残り半月となりました。私的な今年の漢字は『完』といきたかったのですが幻に終わりそうです。珍しくブラス製客車を作ったので『金』は当たっているかも知れません。


さて、また仕事が忙しくなかなか工作時間が取れませんが、103系の車体製作を少しずつ進めています。スノーマット#400を使い、腰板に幅9.5mm、幕板に幅3mmの内貼りを貼りました。側板が薄いので戸袋窓の脇にも幅1.5mmの帯材を貼って天地方向の補強を行っています。




セメダインスーパーXクリアでエコーの両開きドアを貼ります。Hゴムのプレスの感じから裏返しにして使う予定でしたが、同じくプレス浮き出しになっている“手掛け”を削るのが急に億劫になり、結局通常の向きで使うことにしました。バインダークリップで止めて乾燥を待ちますが、速乾性でないものの10分も放置すれば一定の強度が出るので使いやすい接着剤です。





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