石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

6月9日本日は一般質問を行いました

2008年06月09日 | Weblog
 こんにちは一般質問が終わってホッとしている石井伸之です。本日は午後1時10分より一般質問を行いました。今回はとにかく内容を詰め込み過ぎたので、終わるかどうか心配しながら駆け抜けた感じです。

 計算すると、1分で300文字を話せる計算で、原稿にはおよそ1万字だったので、33分は自分が質問して、残りを答弁していただく計算でしたが、どうしても答弁を聞くと、もう少し突っ込んで質問したくなるので、予定していた原稿の3分の1は、お蔵入りになってしまいました。次回は、心にゆとりをもって設問します。

 一般質問を総括してみると、それなりに手ごたえがあったのは、
○多摩川河川敷グラウンドの周辺整備
○多摩国体に向けての教育行政と体育協会・文化スポーツ財団の連携について
○不妊治療の相談窓口設置について
○組織改正について

 少々物足りなかったのは、
△矢川駅谷保駅エレベーター設置について
△職員の働きやすい環境作りについて

 全く駄目だったのは
×中平2号踏み切りの段差解消
×公共施設における自動販売機設置

 大きく分けてこのようになりました。
 
 多摩川河川敷グラウンド周辺は国立市で占有してない、グラウンドと堤防の間を車で入ってしまった関係で、わだちができてしまい最終的には現在のように、泥沼になってしまいました。市としては、この部分を占有申請をして国立市で速やかに改善できるように努力していただけるそうです。

 多摩国体に向けて、教育次長も教育長の大変前向きな答弁をいただき、実現に向けてあらゆる努力をしていただけるようです。ただし、体育館の空調関係における改修については概算で2億円が必要で、東京都の補助は2分の1の1億円までということで、この部分は今後検討が必要だと言っておりました。

 今議会では、教育長と教育次長は様々な問題で苦しい答弁をされておりましたので、多摩国体成功に向けて生き生きと答弁されていたのが印象的です。

 不妊治療における相談窓口の設置については、専門的な知識を持っている方が相談に乗ってもらうのはベストですが、現状の中でもこういった対応ができるように努力していただけるようです。

 組織改正については、企画部長より大変丁寧な答弁があり、7月には各議員へ説明し、9月議会への提案を予定していると言っておりました。

 矢川駅・谷保駅のエレベーター設置については、矢川駅については財政的にも実施計画の中で1億600万円の支出を予定しておりますが、谷保駅についてはそういった財政計画について決められておらず、はっきりと言えないのが残念でした。

 それでも、両駅共に平成22年中に工事完成できるようにJRとして努力していただけるそうです。

 踏み切りの改善については、高低差があり、道路までの距離が短い関係で不可能ということで、自動販売機設置についても需要があるところに10台設置すれば100万円以上の収入になることを説明しましたが、全く取り合ってくれません。

 確かに僅かな収入で、自動販売機設置を控える考え方を国立市が持っているとしても、自動販売機の設置について、これほどまでアレルギーがあるかのように、腫れ物に触るかのように忌避するような答弁にはがっかりしました。

 国立市としても財政難ということは誰の目にも明らかなのに、身近な収入増に向けて努力をしない姿勢は、市民にとってなかなか理解を得られないと感じます。

 まあ、負け惜しみはこれくらいにして、全ての質問が高得点という訳にもいかないので、それなりに収穫のあった答弁を大切にして、今後の市政発展に努力して行きたいと思います。
 
 それにしても本日は傍聴席に多くの方が来ていただき、こちらとしても張り合いがあります。

 さて、今後の日程ですが、

 6月11日 水曜日 午前10時より  総務文教委員会
 6月12日 木曜日 午前10時より  建設環境委員会
 6月13日 金曜日 午前10時より  福祉保険委員会
 6月16日 月曜日 午前10時より  国立駅周辺まちづくりの全員協議会
 6月19日 木曜日 午前10時より  最終本会議

 となっております。お時間ありましたら、傍聴をお願いします。
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6月8日本日は一般質問の原稿を作っておりました

2008年06月09日 | Weblog
 こんにちは、6月9日に一般質問が控えている石井伸之です。今日は、集まりの合間を縫って、一般質問の原稿を作っておりました。

 どうにか書き上げましたので、冒頭の登壇したときの文章をアップさせていただきます。大変長い文章ですが、ご一読いただければ有り難く思います。

 6月議会石井伸之一般質問内容
通告に従い一般質問を行います。
 始めに、私の通告の一番、まちづくりについてのカッコ3、南武線中平3号踏切は、2号踏切の記載誤りでしたので、事前に議長へ申し出た後に議長の許可を得て、当局にもご理解をいただきましたので、訂正させていただきます。どうかご了承の程、よろしくお願い致します。

 市議会議員となって、6年目に入りましたが、一番多く聞かれることは、何故議員になったのかという質問です。私は単純に、小学生の頃、第一小学校前にある高柳商店の前で、亡くなられた高柳議員が演説している姿をかっこいいと思い、憧れたのが最初のきっかけでした。

 その後、坂本竜馬の存在を知り、郷士という下級武士の生まれであっても、身分に捉われず志を高く掲げて行動することによって、日本の未来を切り開くことができるということを学びました。

 そんな中で、私は人がこの世に生を受けたからには、何かを成しえる大きな役目が与えられていると思い、ゼネコンに就職し、現場監督への道を選びました。
 現場に入ると、着工前は周辺住民との対立、着工後は無理難題を押し付ける施主や設計者との対立、現場で働く職人との対立、一つの建物を完成させる中で、こういった対立を乗り越える為に、とことん話し合って少しずつ譲歩できる点を確認し、徐々に協調する雰囲気を生みだし、同じ目標へ向かうように調整することが、最大の仕事でした。

 さて、国立市に目線を映してみると、一期目の4年間はあらゆる対立に明け暮れてしまいました。しかし、その対立を解きほぐす役目は、その組織のトップに求められ、工事現場であれば現場監督に、国立市行政であれば市長に、教育行政であれば教育長に求められます。

 教育行政の問題は、大和議員、松嶋議員、中川議員が取り上げたので割愛しますが、国立駅周辺まちづくりの問題については、財政的な指標が基本計画案に盛り込まれないことにより、議員として様々な判断ができない状況です。これでは、何度資料を作っても、何度全員協議会を重ねても、市民による協議会で検討しても、議会全体としての最終的な着地点を見出すことはできません。

 まちづくり元年と言っていたのですから、そろそろ、関口市長には各議員の意見調整に向けて動き出す時期ではないでしょうか?つまり、各議員が腹を割って、国立駅周辺に何を求めるのか意見を出し合い、お互いの譲れない点を一歩ずつ譲歩する形で調整を行い、議会における国立駅周辺まちづくりの方向性を定めるべきです。

 私は与党内における、まちづくりの議論が統一されず、翻弄されている職員さんの苦労に、現場監督時代の姿を重ねてしまい、そのやるせない気持ちには共感するところが多々あります。

 3・4・10号線旭通り延伸に反対する意見は分りますが、財政的にどこまでだったら、国立市として予算の紐が結べるのか、具体的で建設的な議論を進める時期であると考えます。党利党略だけでの反対で一番不幸なのは市民であるという認識を持っていただき、関口市長の調整に各議員が耳を傾け、逆に関口市長としても中立公平な立場で、公正明大な財政計画の立案をお願いします。

 最後に、工事現場でもそうでしたが、できることをやろうとせず、協調性のかけらも無く、自分勝手に個々の利益だけを追求し、建設的な意見もなく協議に否定的な意見だけを出し続ける方を排除する覚悟もトップとして必要であることを断言させていただきます。
 
 それでは、まちづくりの一つ目矢川駅・谷保駅エレベーター設置について、①として矢川駅における工事着工及び完成時期について、現在の状況をお聞きかせ下さい。

 次に②として、矢川駅における国立市負担額拠出見通しについてお聞きします。1億円の拠出が実施計画に記載されているものの財政的な問題はクリアできるのか、また、国立市として約1億円を拠出する準備があることを正式にJRへ伝えてあるのか、お聞かせください。

 ③として谷保駅ラチ内部分の工事計画と工事費負担額についてお聞きします。谷保駅のエレベーター設置について平成20年2月18日にJR八王子支社と協議をした際の確認内容として、3月末完了の予定で改札口からホームに至るラチ内工事の基本調査を進めており、今年4月におおよその工事費用が提示されると聞きました。

 その後、この内容を庁内で検討して、基本設計、詳細設計と続いていき最終的には平成22年度中の本体工事着工、完成を目指していくということで協議をすると3月議会では答弁していただきました。そこで、現在JRから示されている状況をお伝えください

 ④谷保駅ラチ外部分の調査内容について、3月議会では、平成21年3月までに跨線橋の耐震診断、調査費用として300万、それから、バリアフリー、補修工事等に関する基本設計費に450万を使うと総務部長にお答えいただきました。

 そこで、平成20年度に入った訳ですから、現在はどういった企業に調査を委託するのか、その委託企業はJRから信頼があるのか、どれだけの実績があり、工事に直結する財政的な 認識を持って調査できるのか、また委託する中で定期的に中間報告をいただく考えはあるのか、その上で現在の状況をJRには伝えたのかお聞かせください。

(2)多摩川河川敷グラウンド周辺整備について 
 小さな二つ目、多摩川河川敷グラウンド周辺整備の①ぬかるみのひどい現状についてどのように改善するのかお尋ねします。とにかく車が入ると出られなくなる沼のようなので、現状の早急な改善を管理者である京浜河川事務所多摩川上流出張所へ早急に対応を協議していただきたいと思います。

 そもそもの問題は、グラウンドへ道具等を運ぶ際に国立市で占有していない堤防とグラウンドの間を車両で走ったことによって、ぬかるみがひどくなり、少々の雨でも田んぼのようになってしまいました。そこで、今後とも速やかな修復が必要になると思いますので、国土交通省の多摩川上流事務所を通さなくても修繕ができるように②として国立市で占有する部分を拡大すべきと思いますが、いかがお考えでしょうか?

 ③として占有部分を拡大するには、どういった手続きが必要で、どれくらいの時間が必要なのか?また費用は発生するのか?お答えください。

(3)中平2号踏切北側における段差解消について
 小さな3つ目として、中平2号踏切北側の段差解消についてお聞きします。確かに、線路と道路の距離が短いので段差になっていると思いますが、自転車で通行する方もおりますので、検討をお願いします。

(4)公共施設や公園における自動販売機設置について
 小さな4つめ、公共施設や公園における自動販売機設置についてお聞きします。
平成15年6月に発行された、「国立市職員実践行動マニュアル」によると、その他の省エネということで、自動販売機の適正管理、適正配置削減に向けた取り組みの実施とあり、環境に配慮して公共施設や公園にはこれ以上自動販売機を置かないことを決めたそうですが、しかし、公共的な場所に自動販売機を設置して欲しいという声がありますので市民サービスの一環として、需要のある場所に設置していただき、その収益を環境改善事業に充てていく方がよっぽど発展的な考えではないでしょうか?

とある自動販売機を扱う業者に聞いたところ、月々の電気料は一台2500円余り、業者の方が来て商品の補充といったメンテナンスをしていただくと、350㏄の缶ジュース1本売上に当たり、設置者の取り分は25円となり、一か月30日と計算して、一日4本売れば最低限電気代をカバーすることができます。ちなみに、インターネットで調べたのですが、日本自動販売協会によると全国平均で自動販売機一台一日当たりの売上本数は18本で、例えば芸小ホールや体育館、防災センターや集会所といった需要のある場所に設置して、それしか売れなかったとしても、一日450円の利益、一か月13500円の利益となり電気代を引いても11000円が入る計算です。

 10か所設置すれば、月々11万円、年間では132万円が国立市に入る計算です。これだけのお金を使って屋上緑化でも緑のカーテンでも良いですし、様々な環境面への施策へ使ってはいかがですか?また、協力業者にも利益の何割かを支出していただくということも可能であると考えますが、いかがお考えでしょうか?

2、庁内組織改革について     
(1)条例改正の伴う組織改正の実施時期について
 大きな二つ目、庁内組織改革の小さな一つ目、条例改正の伴う組織改正の実施時期についてお聞きします。庁内を歩いていると福祉部は通路も無いくらいに密集しており、それだけ 業務と職員が集中していることが分ります。(仮称)子供育成部の設置によって、福祉部と教育行政の狭間でやり取りされている部分を一本化する必要があります。そういった意味でも組織改正は必要であると感じておりますので、その実施時期についてお答えください。

(2)30代・40代の中途採用について
 大量退職時代を迎え、それに応じて20年度の新規採用は現在のところ35名だそうですが、しかし、世代によってのバラつきがあり、年代によって採用を控えたことや中途退職の影響もあって10名に満たないそうです。そこで、新卒で団塊世代の大量退職を穴埋めすると、結局その世代の競争を激化させ、約35年後には大量退職による組織不安が繰り返されてしまいます。そこで、 小さな二つ目即戦力を求める意味でも職員の少ない30代・40代の中途採用についていかがお考えでしょうか?

(3)嘱託員、臨時職員における正規職員もしくは准職員への採用
 小さな三つ目の①嘱託員・臨時職員における正規職員への雇用実績についてお聞きします。国立市には正規職員を支える優秀な嘱託員と臨時職員の存在が必要不可欠です。しかし、嘱託員には雇用期間の問題があり、優秀な方が惜しまれつつも退職している事実があります。そこで、正規職員としての雇用もしくは、正規職員に準ずる待遇で迎えるということで、②准職員制度の検討についていかがお考えでしょうか?

(4)職員の働き易い環境作りについて
 小さな4つ目、職員の働きやすい環境作りについてお聞きします。いつの時代でも5月病というのは、存在するそうですが、この国立市も例外ではないと聞いております。新卒の方は慣れない仕事でも一生懸命こなしておりそういった問題は無いと聞きましたが、しかし、ベテラン職員でも新しい職場や立場に馴染めず、長期休暇に入ってしまう方がいますので、その辺りの対応についていかがお考えでしょうか?

(5)国体成功に向けた、国立市体育協会・文化スポーツ財団と教育行政における連携について

平成25年東京多摩国体が実施され、国立市においてもウエイトリフティングが総合体育館で実施されます。そこで小さな五つ目、今後の受け入れについて教育行政が主体となって、文化スポーツ財団と体育協会の連携を取る必要があります。例えば1カ月に1回という定期的な会議の場を設置すべきと思いますがいかがお考えでしょうか?

3、不妊治療について
(1)市としての相談窓口開設について
 大きな三つ目不妊治療についてお聞きします。市報や国立市のホームページをくまなく見させていただきましたが、不妊治療における相談業務について見つけることができませんでした。不妊治療というのは、プライバシーの問題や精神的な問題があり、なかなか表で声を大にして訴えることは難しいと言われました。
しかし、子どもを授かりたいと思って、努力している方々への支援も検討すべきと考えます。そこで、小さな一つ目国立市としての相談窓口を開設することについて、どのようにお考えでしょうか?


(2)国立市次世代育成支援対策行動計画における平成22年度~26年度の後半部分に充実させる考えはあるか

 国立市では、次世代育成支援対策行動計画というものがあり、平成15年より策定が始まり、平成17年から平成21年の前期計画を実施中ですが、そこにも不妊治療における支援について書かれていないのが大変残念に思います。
それでも当時は不妊治療に対する理解も広がっていなかったという現実があり、国立市の次世代育成支援計画の上位法とも言える厚生労働省の次世代育成支援推進法にも、第一条にこそ「我が国における急速な少子化の進行並びに家庭及び地域を取り巻く環境の変化にかんがみ」と、ありますが、不妊治療についての明確な支援について書かれておりませんでした。そこで、小さな二つ目今後策定される平成22年度から平成26年度の後期計画に不妊治療の様々な支援を充実させるお考えはありますか?

(3)国や東京都における不妊治療補助の充実要請について
 次に不妊治療補助の充実要請についてお聞きします。医療保険適用外の体外受精や顕微鏡受精は1回平均30万円前後の費用が掛かるため、経済的に大きな負担がかかると聞いております。

私の認識している範囲では、東京都福祉保健局 少子社会対策部 子ども医療課  医療助成係 において特定不妊治療費における助成を行っており、どういった内容であるかというと、特定不妊治療以外の治療法では妊娠の見込みがないか又は極めて可能性が少ないと医師に診断され、東京都内に住所があり、夫婦合算所得が730万円未満であり、  指定医療機関で年度内に医療が終了した夫婦に対して、「治療1回につき10万円まで、 1年度あたり2回を限度に、通算5年度まで助成されます」ちなみに、特定不妊治療というのは、高度生殖補助医療とも言われ、体外受精や顕微鏡受精のことを言います。これは、東京都が主体ですが国も2分の1の補助を出しております。

 東京都に補助実績を聞いてみると、東京都全体では補助制度が開始された平成16年度1683件、平成17年度、2502件、平成18年度2707件、国立市民では平成16年度7件、平成17年度、6件、平成18年度22件となっており、徐々に伝わってきております。

 国立市でこういった金銭的な補助をすぐさま実現するのは、財政的に難しいことは良くわかります。そういった意味でも、小さな三つ目東京都や国へ特定不妊治療の補助をさらに手厚くしていただき、様々な広報を使って広く伝えていただくことを要請していただきたいと思いますがいかがお考えでしょうか?

 通告が大変長くなりましたが、質問は以上です。答弁は大きな項目ごとにいただき、再質問は必要に応じて自席にて行います。

 長い文章を読んでいただき本当にありがとうございました。これに同じ分量の再質問がありますので、こちらの方は割愛させていただきます。お時間ありましたら、6月9日午後1時15分頃より行いますので、傍聴をお願いします。

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