こんにちは、議会における災害対応について最善の道を探っている石井伸之です。
台風19号が接近しており夜には関東地方に上陸するとのことです。
本日は午前8時45分に国立市消防団第一分団小屋に集合して、消防団員として担当区域の巡回、チェーンソーや発電機などの資機材を確認しました。
市内巡回の中で多摩川河川敷の増水状況を確認しました。
午前9時過ぎの時点では、まさか12時間後にこの場所が水に呑まれるとは想像していませんでした。
お昼過ぎには国立市出火報が入ったものの、本火災ではありませんでした。
午後2時30分には議長室に登庁します。
副議長と共に議会事務局長より災害状況を確認しました。
既に国立市災害対策本部が設置され、市内パトロール、避難所の開設準備が進められています。
すると、現在のところ特段国立市内における被害は無いそうです。
議会基本条例では、国立市災害対策本部が設置された段階で、正副議長は登庁して状況把握に務めます。
その後、必要に応じて災害対策支援会議を設置することとなっています。
正直なところ、国立市内における被害が無い段階で、災害対策支援会議を設置するべきかどうか?
議長として判断の分かれ目です。
ちなみに国立市議会基本条例に明記された、災害対策支援会議は1人会派も含めた会派代表者の参集を求めます。
徐々に風雨が強まっているものの、被害状況の報告されていない段階で災害対策支援会議の立ち上げは如何なものかと考え、災害対策支援会議の立ち上げず、状況を見守ることとしました。
正直なところ、プロジェクトX並みに難しい判断を迫られていました。
これから大規模災害が発生していたら「なぜ速やかに災害対策支援会議を立ち上げなかったのか?」と言われます。
「別に被害が無いのであれば立ち上げる必要はない」という声もあるかと思います。
また、強風の中、無理をして参集したことによって二次被害となってしまった時には目も当てられません。
とにかく、状況を見守るということを議長として判断したことを全議員に伝えると共に、まずは議員の安否確認を行いました。
消防団に所属している議員は、午後4時に消防小屋待機命令が出ていることから、消防団活動を行っています。
各地域の団体に所属している議員は、それぞれの立場で防災活動を行い、他の議員は自宅で待機しているという状況です。
各議員からは様々な災害情報や安否確認の依頼が入り、それらの状況を正副議長を受け止めた後に、災害対策本部に伝え、対応を依頼しました。
個人情報になりますので、詳細はお伝えできませんが、安否が確認できないという情報が入った際には戦慄が走ります。
程無くして健康福祉部の担当部署から、安否が確認できたとの連絡が入り、副議長と共に胸をなでおろしたことは言うまでもありません。
とある議員が多摩川河川敷の情報をタイムリーにいただくといった情報のやりとりを行っていると、刻々と時間が過ぎて行きます。
午後8時には台風の目に入ったのではないかと思わせるほどに風雨が弱まりました。
午後9時には再び風雨が強まったものの、明らかにピークは過ぎ去った感じです。
午後10時となり、消防団としても小屋待機命令が解除されました。
正副議長より各会派代表には電話でその旨を伝え、全議員にはメールで正副議長としても市役所から撤収する旨の連絡をしました。
長いようであっという間の8時間でしたが、災害対策における議長としての役割を身を持って学ぶことが出来ました。
議会基本条例における災害対策がどちらかと言うと大震災を想定しており、台風に対する想定については再度検討すべきことがあるように感じます。
今後とも市民の皆様の安全と安心を守るべく、国立市議会議長として尽力致します。
長文にも拘らず、最後までお目通しいただき心から感謝申し上げます。
台風19号が接近しており夜には関東地方に上陸するとのことです。
本日は午前8時45分に国立市消防団第一分団小屋に集合して、消防団員として担当区域の巡回、チェーンソーや発電機などの資機材を確認しました。
市内巡回の中で多摩川河川敷の増水状況を確認しました。
午前9時過ぎの時点では、まさか12時間後にこの場所が水に呑まれるとは想像していませんでした。
お昼過ぎには国立市出火報が入ったものの、本火災ではありませんでした。
午後2時30分には議長室に登庁します。
副議長と共に議会事務局長より災害状況を確認しました。
既に国立市災害対策本部が設置され、市内パトロール、避難所の開設準備が進められています。
すると、現在のところ特段国立市内における被害は無いそうです。
議会基本条例では、国立市災害対策本部が設置された段階で、正副議長は登庁して状況把握に務めます。
その後、必要に応じて災害対策支援会議を設置することとなっています。
正直なところ、国立市内における被害が無い段階で、災害対策支援会議を設置するべきかどうか?
議長として判断の分かれ目です。
ちなみに国立市議会基本条例に明記された、災害対策支援会議は1人会派も含めた会派代表者の参集を求めます。
徐々に風雨が強まっているものの、被害状況の報告されていない段階で災害対策支援会議の立ち上げは如何なものかと考え、災害対策支援会議の立ち上げず、状況を見守ることとしました。
正直なところ、プロジェクトX並みに難しい判断を迫られていました。
これから大規模災害が発生していたら「なぜ速やかに災害対策支援会議を立ち上げなかったのか?」と言われます。
「別に被害が無いのであれば立ち上げる必要はない」という声もあるかと思います。
また、強風の中、無理をして参集したことによって二次被害となってしまった時には目も当てられません。
とにかく、状況を見守るということを議長として判断したことを全議員に伝えると共に、まずは議員の安否確認を行いました。
消防団に所属している議員は、午後4時に消防小屋待機命令が出ていることから、消防団活動を行っています。
各地域の団体に所属している議員は、それぞれの立場で防災活動を行い、他の議員は自宅で待機しているという状況です。
各議員からは様々な災害情報や安否確認の依頼が入り、それらの状況を正副議長を受け止めた後に、災害対策本部に伝え、対応を依頼しました。
個人情報になりますので、詳細はお伝えできませんが、安否が確認できないという情報が入った際には戦慄が走ります。
程無くして健康福祉部の担当部署から、安否が確認できたとの連絡が入り、副議長と共に胸をなでおろしたことは言うまでもありません。
とある議員が多摩川河川敷の情報をタイムリーにいただくといった情報のやりとりを行っていると、刻々と時間が過ぎて行きます。
午後8時には台風の目に入ったのではないかと思わせるほどに風雨が弱まりました。
午後9時には再び風雨が強まったものの、明らかにピークは過ぎ去った感じです。
午後10時となり、消防団としても小屋待機命令が解除されました。
正副議長より各会派代表には電話でその旨を伝え、全議員にはメールで正副議長としても市役所から撤収する旨の連絡をしました。
長いようであっという間の8時間でしたが、災害対策における議長としての役割を身を持って学ぶことが出来ました。
議会基本条例における災害対策がどちらかと言うと大震災を想定しており、台風に対する想定については再度検討すべきことがあるように感じます。
今後とも市民の皆様の安全と安心を守るべく、国立市議会議長として尽力致します。
長文にも拘らず、最後までお目通しいただき心から感謝申し上げます。