明けて10月30日より、高知ぢばさんセンターを会場に表題のフォーラムが開始となります。
第一部の基調講演は、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授の中島岳志氏です。


演題はリベラルに対する保守についてです。


最初に興味深い座標軸が示されました‼️

上下の軸には、上に行くほど福祉など社会保障に手厚いが税金が高い、下に行くほど税金は安いが社会保障が薄い自己責任の社会制度。

左右の軸には、左へ行くほどリベラル、右へ行くほど保守ではなく、パターナルという父権的な政治を示します。

正直なところ「パターナル」という単語は初めて耳にしました。
さて、安倍内閣はというと、右下に入りますが徐々に上へ向かっているそうです。
超高齢化社会を乗り切る為には、社会保障制度の充実は必要不可欠であることは間違いありません。
ちなみに、田中角栄内閣は右上、大平内閣は左上に分類されるそうです。
自民党と一概に言っても、その時々によってバランスを取るべく微調整をしています。
座標軸において上下もしくは左右との連係は可能ですが斜めは相容れることは無いそうです。
その最もよい例が希望の党です。
支えあいの社会を作ると言っている左上の前原さんと安倍内閣と近い右下の小池都知事は水と油であることは万人が認めています。
結果的に小池都知事による排除の論理によって希望の党の熱狂的な支持は瓦解します。
本来であれば誰でも受け入れるはずの前原さんの思想と真逆のことが伝われば誰も信用されません。
逆に立憲民主党の枝野さんは「立憲民主党はあなたです」という親近感と国民生活に寄り添う姿勢が評価されました。
そして、保守の定義とは何か?
遡ること230年、1789年より始まった、フランス革命に対するアンチテーゼとのこと。
フランス革命を指導する人々が口々に自らの正しさを訴え、正義であることを声高に伝えることで旧来の考え方を完全に否定することに異を唱えたものです。
人間は決して完全なものではなく、間違いを犯し、不安定なものの中で、名もなき人々が残してきた慣習や伝統を守る考え方から発します。
保守的な考え方とは?根本的で大切なものを守る為に、微修正を重ねる考え方です。
リトマス試験紙が一瞬にして赤から青へ変わるのではなく、赤紫から紫を経て青紫からようやく青に変わるもので、グラジュアルな改革と呼ばれています。
しにせのお菓子やが生き残るように、永遠の微修正を行います。
また、大平総理は「政治は60点が良い」との言葉を残しています。
もしも自らの政治を100点と言った場合には、異論を唱えた人を排除することにもなりかねないそうです。
自分と異なる意見に耳を傾け、保守的な改革を行う「永遠の微修正」を重ねる為にも60点にこだわる思想信条が良く分かります。
様々な事例を紐解く中で大変興味深い濃密な一時間でした。
第二部は議会活性化のための船中八策と題し、パネルディスカッションが行われました。
明治新政府の指針となった竜馬の船中八策を用いるところが高知らしいところです。
コーディネーターは、朝日新聞論説委員の坪井ゆづる氏。
パネリストは以下の4名です。
高部正男市町村職員中央研修所学長
横田響子お茶の水女子大学客員准教授
古川康造高松丸亀商店街振興組合理事長
田邊剛高知市議会議長
様々な話で盛り上がり、第二部が終了となりました。
次期開催地が長野市に決まり、その後は意見交換会に移ります。
第三部の意見交換会の中で坪井ゆづる氏と名刺交換をさせていただくと、間髪入れずに上原元市長に対する約4500万円の損害賠償請求裁判について問われました。

当然のことですが、最終的には司法判断となりますが、出来るだけ客観的に争点となっている4つの行為から判決が出たことを伝えました。

通称明和マンション裁判と呼ばれる裁判が、まだまだ世間を賑わせていることがよくわかります。
宿舎の近くにある山内神社とその周辺です。





坂本竜馬生誕地の石碑です。








神戸海軍操練所が神戸海軍塾に修正されていました。


市営「龍馬の生まれたまち記念館」を足早に回りました。













第一部の基調講演は、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授の中島岳志氏です。


演題はリベラルに対する保守についてです。


最初に興味深い座標軸が示されました‼️

上下の軸には、上に行くほど福祉など社会保障に手厚いが税金が高い、下に行くほど税金は安いが社会保障が薄い自己責任の社会制度。

左右の軸には、左へ行くほどリベラル、右へ行くほど保守ではなく、パターナルという父権的な政治を示します。

正直なところ「パターナル」という単語は初めて耳にしました。
さて、安倍内閣はというと、右下に入りますが徐々に上へ向かっているそうです。
超高齢化社会を乗り切る為には、社会保障制度の充実は必要不可欠であることは間違いありません。
ちなみに、田中角栄内閣は右上、大平内閣は左上に分類されるそうです。
自民党と一概に言っても、その時々によってバランスを取るべく微調整をしています。
座標軸において上下もしくは左右との連係は可能ですが斜めは相容れることは無いそうです。
その最もよい例が希望の党です。
支えあいの社会を作ると言っている左上の前原さんと安倍内閣と近い右下の小池都知事は水と油であることは万人が認めています。
結果的に小池都知事による排除の論理によって希望の党の熱狂的な支持は瓦解します。
本来であれば誰でも受け入れるはずの前原さんの思想と真逆のことが伝われば誰も信用されません。
逆に立憲民主党の枝野さんは「立憲民主党はあなたです」という親近感と国民生活に寄り添う姿勢が評価されました。
そして、保守の定義とは何か?
遡ること230年、1789年より始まった、フランス革命に対するアンチテーゼとのこと。
フランス革命を指導する人々が口々に自らの正しさを訴え、正義であることを声高に伝えることで旧来の考え方を完全に否定することに異を唱えたものです。
人間は決して完全なものではなく、間違いを犯し、不安定なものの中で、名もなき人々が残してきた慣習や伝統を守る考え方から発します。
保守的な考え方とは?根本的で大切なものを守る為に、微修正を重ねる考え方です。
リトマス試験紙が一瞬にして赤から青へ変わるのではなく、赤紫から紫を経て青紫からようやく青に変わるもので、グラジュアルな改革と呼ばれています。
しにせのお菓子やが生き残るように、永遠の微修正を行います。
また、大平総理は「政治は60点が良い」との言葉を残しています。
もしも自らの政治を100点と言った場合には、異論を唱えた人を排除することにもなりかねないそうです。
自分と異なる意見に耳を傾け、保守的な改革を行う「永遠の微修正」を重ねる為にも60点にこだわる思想信条が良く分かります。
様々な事例を紐解く中で大変興味深い濃密な一時間でした。
第二部は議会活性化のための船中八策と題し、パネルディスカッションが行われました。
明治新政府の指針となった竜馬の船中八策を用いるところが高知らしいところです。
コーディネーターは、朝日新聞論説委員の坪井ゆづる氏。
パネリストは以下の4名です。
高部正男市町村職員中央研修所学長
横田響子お茶の水女子大学客員准教授
古川康造高松丸亀商店街振興組合理事長
田邊剛高知市議会議長
様々な話で盛り上がり、第二部が終了となりました。
次期開催地が長野市に決まり、その後は意見交換会に移ります。
第三部の意見交換会の中で坪井ゆづる氏と名刺交換をさせていただくと、間髪入れずに上原元市長に対する約4500万円の損害賠償請求裁判について問われました。

当然のことですが、最終的には司法判断となりますが、出来るだけ客観的に争点となっている4つの行為から判決が出たことを伝えました。

通称明和マンション裁判と呼ばれる裁判が、まだまだ世間を賑わせていることがよくわかります。
宿舎の近くにある山内神社とその周辺です。





坂本竜馬生誕地の石碑です。








神戸海軍操練所が神戸海軍塾に修正されていました。


市営「龍馬の生まれたまち記念館」を足早に回りました。












