石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

10月17日、18日 総務文教委員会で大阪市と愛知県高浜市を視察しました

2019年10月18日 | 国立市議会議長
 こんにちは、国立市議会総務文教委員の石井伸之です

 本日と明日の日程で総務文教委員会では大阪市と愛知県高浜市を視察しました。

 大阪市ではインクルーシブ教育、高浜市は小学校の建て替えに伴う複合化についてです。

 インクルーシブ教育では、視覚障害、聴覚障害、知的障害、身体障害等、様々な障害があっても学校が受け入れる体制を整えています

 入学の一年前より、様々な障害がある児童と保護者と丁寧なやり取りを重ね、普通教室、特別支援学級、通級教室を選ぶそうです。

 その為にも、その子その子に応じた教育を推進し「~が出来ないから」ではなく「~が出来る」「~すれば出来る」という前向きな発想が必要です。

 また、地域をサポーターとする為にも、地域の皆様との信頼関係構築に力を入れていると言われていました

 学校という閉鎖的な空間を開く努力をされていたそうです。

 高浜市では、高浜市長が10年前に「高浜市の根っこを作る」という考え方から長期戦略の検討を行います

 すると、あれもこれもは有り得ないことが判明します。

 高浜市公共施設マネジメント白書から「現行ある施設以外に新しい公共施設は作らない」ことを主眼とし、

 全体面積の半数を占める学校をコミュニティの拠点として位置付け、他施設との複合化を視野に入れて改修・建て替えを実施することとしました。

 そこで、本日視察先として選んだ高浜小学校は、昭和34年に南校舎、昭和42年に北校舎が建設されました。

 既に老朽化は著しく、施設全体の抜本的な対応が必要との結論に達します。

 事業方式はPFI方式で行われ、52億円を想定していた総コストは44億円に抑えられたそうです

 また、勤労青少年ホームの跡地には民間スポーツクラブ「COPIN」(コパン)による屋内プールが設置されています。

 これにより、専門家の指導が受けられる、天候に左右されない、プールを作る予算が浮く、敷地の有効活用が図られました

 現在は高浜小学校のみがコパンにお世話になっているそうですが、今後は高浜市内全ての公立小学校5校でプールを実施するそうです。

 ちなみに、児童が2時間利用して1人800円となっています。

 バスの移動や維持費などを考えると年間の経費は同じだそうですが、プールを小学校に設置しないことによる敷地の有効活用、プール設置工事費が無くなることを考えると大きなメリットがあります。

 そう考えると、各小学校にプールを設置する時代は終わったのかもしれません

 また、学校内には集会施設(3部屋)、工作室、和室、IT工房室が地域に開放されています。

 是非とも、高浜小学校等整備事業をご覧いただければ幸いです。




 施設の集約化や民間企業の協力を得る形での学校運営を考えて行きたいと思います。

 瓦のまちで有名な高浜市の様子です。




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