あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
年頭にあたって武者小路実篤の詩をご紹介します。
踏まれても、踏まれても、
我は起き上るなり。
青空を見て微笑むなり。
星は我に光を授け給うなり。
歩いて行けなければ
はっても行こう
極楽の道
すべての人の生きる道
途中でくたばったら
叫ぼう。
あとから来る者万歳
私達に出来なかったことは君達がする。
君達に出来なかったことはまたあとの人がする。
人間は生き抜くのだ。
貫徹するのだ。
極楽の道
すべての人が生きる道
(注)現代仮名遣いに修正し、読点も加えています。
年末に納戸兼第2書斎の整理をしていて、ふと見つけた懐かしい本が武者小路実篤の『人生論』(角川文庫)で、上の詩は、この本の中にあります。
どうやら私は、高校生の時に武者小路実篤の本をむさぼり読んでいたようです。
私は、61歳からを第3の青春の時期として、
この詩をモットーに
「極楽の道、すべての人の生きる道」を
「勇気づけへの道」と読み換えて、
「勇気づけ」を広げていくことを
新年の誓いとします。
青空になり星となり、人によってはあとから来る者となり、お力添えのほどよろしくお願いします。