おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
昨日(4月3日)は、11:00に中目黒にある会社に講演の打ち合わせに行ってきました。
この会社の裏手には目黒川があって、ちょうど桜が満開でした。
目黒川沿いを目黒駅まで 目次 心さん と歩いて、桜を満喫することができました。





さて、4月3日の読売新聞によれば、元号の「令和」に好感を持った人が62%に達しているそうです。
平成から令和に移り変わることばかりに気を取られがちですが、私たちが忘れてならないのは、昭和という時代です。
私は「この時期だからこそ」と思って『昭和史 1926→1945』(半藤一利、平凡社、文庫972円+税)を読みました。
「昭和の語り部」半藤一利氏による500ページにも及ぶ語り下ろしの本です。
「軍部の独走+統制の利かない政府+戦意を煽るマスコミ+熱狂に走った国民+開戦の歯止めになりきれずに戦争終結の役割を担った天皇=昭和史 1926→1945」の構図で語られています。
著者は、第2次世界大戦を「アホな戦争をした」と結論づけています。
さらには、「昭和史20年の教訓」としてこの本の終わりの部分で次のように語っています。
1.国民的熱狂をつくってはいけない。その国民的熱狂に流されてはいけない。
2.最大の危機において日本人は抽象的な観念論を好み、具体的な理性的な方法論をまったく検討しようとしない。
3.日本のタコツボ社会における小集団主義の弊害がある。
4.ポツダム宣言の受諾が意思の表明でしかなく、終戦はきちんと降伏文書の調印をしなければ完璧なものにならないという国際的常識を、日本人はまったく理解していなかった。
5.何かことが起こった時、対症療法的な、すぐに成果を求める短兵急な発想
「ひとことで言えば、政治的指導者も軍事的指導者も、日本をリードしてきた人びとは、なんと根拠なき自己過信に陥っていたっことか」との嘆きで終わっています。
著者は、この本の最後を次の言葉で終えています。
「歴史は決して学ばなければ教えてくれない」
私の率直な印象では、確かに教訓として受け止める必要はありますが、「アホな戦争」だけで済ませたくないので、別の見方も学んでみたいと思っています。
「令和」の出典の『万葉集』を手にするのもいいのですが、『昭和史 1926→1945』で私たちの先祖が歩んだ歴史を忘れてはいけないと思います。
◆『全体主義と闘った男 河合栄治郎』(湯浅 博著)が潮書房光人新社 産経FN文庫として文庫化されています(税込み929円)。
昭和史に欠かせない本として、この本もお読みになることをお勧めします。
この本のことは、2018年12月31日付けブログ 君は戦前・戦中派の本物リベラリストを知っているか?:『全体主義と闘った男 河合栄治郎』で書いています。
ご覧ください。
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