アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

あまり通信が順調にいかないところにいます。

3月7日発行のヒューマン・ギルドのメルマガ「勇気の伝道」コラム 第206号の巻頭言に書いた

尊敬よりもリスペクトで 

をここに転載します。

インターネットで MAG2NEWS ライフ 2016.04.28 by 伊勢雅臣「『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』の「奇跡の7分間。新幹線の清掃員が世界中から賞賛される理由」」という文章に接しました。  

概要は次のようです。

新幹線の車内を1両あたりに1人、わずか7分で完璧に整える「新幹線清掃員」。
自らを「お客様の旅を盛り上げるキャスト」だと言い切る。
7分間で清掃を終えると、チームは再び整列し、ホームで待っているお客様に「お待たせしました」と声を掛け、再度一礼して、次の持ち場へ移動していく。
「自分たちの仕事は清掃だけではない。お客様に気持ちよく新幹線をご利用いただくことだ」「清掃の会社ではなく、おもてなしの会社なのだ」とみんなが理解し、納得した時に、〔JR東海の新幹線の清掃を担当する〕テッセイの現場は大きく変わり始めた。
「ここは旅する人たちが日々行き交う劇場で、私たちはお客さまの旅を盛り上げるキャストなのです」

「テッセイという会社の輝きを根っこで支えているのは、『リスペクト』(尊敬)と『プライド』(誇り)です」と、遠藤功・早稲田大学ビジネススクール教授は評する。

遠藤教授は新幹線清掃員の態度を「リスペクト(尊敬)」として使いました。
私は、この頃「他人の人格、思想、行為などをすぐれたものとして尊び敬うこと」(『精選版 日本国語大辞典』)と、ややタテの人間関係気味に捉えられる「尊敬」よりもヨコの人間関係にもフィットする「リスペクト」の表現を好むようになっています。
実際に、「リスペクト」は、芸能人やスポーツ関係者でも使う人がかなり増えているように見受けられます。
「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」やアドラー心理学ベーシック・コースでの「人それぞれに年齢・性別・職業・役割・趣味などの違いがあるが、人間の尊厳に関しては違いがないことを受け入れ、礼節をもって接する態度」の表現は、「尊び敬う」関係よりも「リスペクト」のヨコの人間関係のニュアンスが漂います。
子どものことを「尊び敬う」ことはピンと来ないかもしれませんが、「リスペクト」ならより気安い感じがあります。
身近な人間関係の人を「リスペクト、リスペクト」と心の中で唱えながら接していると、DVや虐待、ハラスメントなどとは縁遠い、さわやかな関係が構築できることを、身をもって体験できるようになるはずです。


◎明朝は、昨日書けなかったことをお伝えしますね。
楽しい体験をしているのですよ。

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