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アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日(3月28日)、昨日(3月29日)は、不要不急の買い物調達以外は家で自粛生活をしていました。

その間に新聞、報道番組、インタ―ネットで新型コロナウイルスに関する情報収集に時間を割き、新型コロナウイルスへの対応は、たとえてみれば世界大戦とも言える、全世界を巻き込んでの戦争だとの印象を持ちました。

そのことについて書く前に、テレビで報道されたニューヨーク・タイムズの記事が日本の対応の異様さが目立ったので、コピペしておきます。

(1)ニューヨーク・タイムズ(NYT)「日本の新型コロナ対応は『賭け』…『コロナ成功』運尽きたか」3月27日 16時10分 

(2)米紙「日本人は真剣に受け止めていない」2020年3月27日 15時47分 日テレNEWS24    

有力紙「ニューヨークタイムズ」は26日のウェブ版で新型コロナウイルスの対策をめぐり「日本人は真剣に受け止めていない」と批判した。

「日本では感染者数と死者数が比較的少ないため安心し、混雑した地下鉄に乗り、花見のために公園に集まったりしている」としている。また、検査自体も韓国と比べて15分の1近くしかしていないと指摘している。

次に、データで示しておきますね。

3月のこの1週間の東京での感染者確認トレンドは次のとおりです。

23日 24日 25日 26日 27日 28日 29日
  16  17  41  47  40  63  68

昨日7:39の世界の趨勢は下記のようです。

国別     感染者数 死者数 回復者数

United States 124,697  2,227   3,231

Italy       92,472   10,023   12,384

China Mainland 81,439   3,300   75,448

South Korea   9,583   152   5,033

Japan      1,693    52      404

Taiwan      298       2      39

Total      664,873  30,943  138,068

Source: Wikipedia

本論に入ります。

第三次世界大戦にたとえての特徴は、大きく次の3つです。

1.世界全土が巻き込まれている大戦

2.敵・味方がわからない大戦

3.既存の防衛兵器が効力を発しない大戦

それぞれについて、私見を述べます

1.世界全土が巻き込まれている大戦

第一次世界大戦も第二次世界大戦も「世界大戦」と言いながらも、世界の全土が巻き込まれてはいませんでした。

しかし、今回の対戦は、アフリカも南アメリカの国々も被害を受けています。
まさに世界規模です。

2.敵・味方がわからない大戦

従来の戦争は、敵・味方がハッキリしていたのに、今回は味方だと思っていた人がどこかで感染してきて敵になります。

「若者は感染しにくい」と言われていたのに、阪神タイガースの藤浪投手(25歳)関連でも感染者が多数出ています。

今朝の新聞では京都産業大学で感染者が8人出たことが報じられています。

また、発症していない未成年の孫からうつされて重病に陥ったた祖父・祖母もいます。

これもたとえになりますが、味方だと思っていた兵士から乱射されるようなものです。

3.既存の防衛兵器が効力を発しない大戦

従来の戦争では、防衛手段がいくつもあって、敵側の攻撃に即した防衛ができていましたが、根本的な治療薬も未開発で、人工呼吸器も世界的に不足がち。
トランプ大統領は、自動車メーカーのGMに人工呼吸器の大量製造を命じるほどです。


新型コロナウイルスへの対応を戦争にたとえるのは、いささか度が過ぎていると思われるかもしれませんが、そのくらい考えないと、医療崩壊、そして経済崩壊に備えられません。

ただ私は、既成のマスコミで流されている情報だけを鵜呑みにすることもやや危険だという思いもあります。

戦時の大政翼賛会ではありませんが、国民が無批判に一方に偏した情報だけで判断するのもリスキーだと思います。

奥田 弘美さん(精神科医・産業医)のフェイスブックで「武田邦彦の「ホントの話。」2020年3月27日放送 を見つけ、「新型肺炎の続報5」をじっくり観てみました。

新型コロナウイルスをインフルエンザとの対比しながら(1)自分が感染しないこと、(2)自分から感染を拡大させないこと、の2点を語っていました。

新型コロナウイルスの問題を第三次世界大戦のように受け取るか、武田邦彦氏のようにみなすかを、自分なりの判断軸を持つ必要があるようです。

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