アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(3月22日)は、朝カミさんと一緒に家を出たのですが、道を歩きながら随所で春を感じました。

昨日の午後は第75期 アドラー・カウンセラー養成講座 の7日目を行っていました。

最初の1時間弱は私自身が担当。

アドラーが使っている「人生の有益/有用な側面」と「無益な側面」の質問がありました。

前者の原文は”on the useful side of life”、後者は”on the useless side of life”で、私自身はバーナード・シャルマンの注釈をもとにそれぞれ「人生の建設的な側面で」と「非建設的/破壊的側面で」として使っていること、そして最近作成したスライド2枚をもとに新型コロナウイルスの問題に対して「共同体感覚」(”Social Interest”)と、それに相反する「自己の関心」(”Self Interest”)で説明しました。

このことは【3軸】に関連してどこかで詳しく書くつもりです。


14:30から19:00まではたっぷり「精神医学」の講義。

ご担当は現役の精神科医かつこの講座の受講生の 安野史彦さん(国立長寿医療研究センター医師)。

安野さんは、昨年の4月に 大阪開催アドラー心理学ベーシック・コース を受講以来熱心にヒューマン・ギルドに通ってきてくださっている方です。

もともとは大阪で10年以上アドラー心理学を学んでおられた方です。

講義内容は

(1)精神医学的診察・診断・治療
(2)統合失調症
(3)気分障害 うつ病とは?
(4)高齢者に特徴的な精神症状と対応

の4本柱で、私も受講生の中に入って一生懸命メモを取っていました。

140枚ものスライドを用意され、安野さんがこのために相当準備されていたことが窺えました。

特に(4)の「高齢者に特徴的な精神症状と対応」は、確実な未来予測のデータも駆使され、日本の確実な高齢社会に対して医学だけでなく社会問題としても直面しなければならない課題だとして説得力をもって教えてくれました。

今後も使える資料をいただいたので、もう一度読み解くつもりです。

安野さん、ありがとうございました。

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