おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(3月18日)にうちのカミさんが池袋のルミネのくまざわ書店に入ったら、エッセイのコーナーに有名人の本に挟まれて『アドラーに学ぶ70歳からの人生の流儀』(毎日新聞出版、1,500円+税)が陳列されていたそうです。
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さて、昨日のブログでは、いきなり本の紹介から入り、ペルグリーノ博士の名言から発展させtた "Plow it deeper, higher and wider ."(より深く、より高く、より広く耕しなさい)だけを書き、【アドラー心理学で】のことも【3軸】のことにも詳しく触れないままでした。
今回は【アドラー心理学で】のことについてサラリーマン時代のエピソードを入れながら書いておきます。
『経営者を育てるアドラーの教え』(致知出版社、1,400円+税)にも書いたことですが、私を総合企画室課長に抜擢してくれた戸田憲吾社長(後にデンソーの社長・会長)は、「品質管理」を「品質を管理する」と「品質で管理する」の両方の意味で伝えていました。
これをアドラー心理学の学びに当てはめると、「アドラー心理学を学ぶ」と「アドラー心理学で学ぶ」に分けて考えることができます。
「アドラー心理学を学ぶ」は文字通りですが、「アドラー心理学で学ぶ」ことになると、アドラー心理学の思想・理論・実践をもとに人間の行動だけでなく、私たちを取り巻く環境やそこで起きている事象を独特の視点で読み取ることができます。
人間の行動は「目的論」や「対人関係論」を使ってみるとわかりやすいし、「認知論」を採用すると、今、中国とアメリカとの間で展開されている新型コロナウイルスの発生原因についてのやり取りが読めてきます。
もし、これが日本初なら日本政府は、すぐ謝罪します。
中国政府は、絶対に謝罪しないばかりか、米軍が持ち込んだものだ、という主張をしています。
アドラー心理学の思想と理論の中で今一番説得力のあるのは「共同体感覚」です。
「共同体感覚」の英語の「ソーシャル・インタレスト(Social Interest)」をそれと対をなす「セルフ・インタレスト(Self Interest)」と、それぞれ反対の極に向かうベクトルとして見てみると、いろんな事象を冷静に捉えることができます。
私は、このベクトルを【3軸】で発想をあと数回で発信したいのです。
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<お目休めコーナー>3月の花(19)