アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

予告したとおり昨日(1月16日)は、京都の一人旅を楽しみました。

7時10分発ののぞみ号から新横浜を過ぎてしばらくして富士山が見えました。

京都駅を降りて、まずホテルに荷物を降ろして、まず向かったのが東寺でした。
近鉄電車で京都から1駅。

まずは、大師堂を回り、それから講堂で立体曼荼羅とも言われる国宝・重文の仏像を観賞。帝釈天は、やはりハンサム。

続いて薬師三尊を祀る金堂へ。
外に出たら、金堂の上に飛行機雲が。

ゆったりしていたら、東福寺にも行きたくなり、タクシー乗車。
紅葉で有名な東福寺は、閑散としていました。

続いて京阪電車に乗って三室戸寺に。

最大の狙いは、西国札所10番のこのお寺でした。

ここで、納経の記帳・朱印をしてもらいました。

これで西国札所のうちお参りしたお寺は、33箇所のうち14。まだまだ道のりは遠い。

私が観音霊場巡りをする理由は、信仰もありますが、私の3代前のご先祖が明治時代に100観音巡りを満願しているから。
父親と一緒に坂東と秩父の霊場(計67箇所)は巡っておりますが、西国はまだ半ばに至らず。

三室戸寺は、シャクナゲ、ハス、アジサイで有名なお寺ですが、季節はずれのためか観光客は誰一人いませんでした。

枯山水の庭が文字どおり枯れた情緒をかもし出していました。



25分ほど歩いて次は平等院鳳凰堂。

正式名称は、阿弥陀堂らしいのですが、屋根の鳳凰にちなんで鳳凰堂と呼ばれています。

たくさん写真を撮ってきたので、<お目休めコーナー>でおいおい紹介しますね。


会社に電話したら、会社のパソコンの破損していたハードディスクのデータが読み取れたとか。懸念された顧客データの喪失を免れました。

また、某大学からメールで教授陣を対象とした研修依頼が入っていました。

よかった、よかった!

旅先にいても仕事は回る。



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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

昨日に続いて「1月中旬の身辺雑記」です。

3.原稿チェック

2つの月刊誌の原稿チェック依頼が入りました。

1つは、『ナース専科』3月号の原稿です。

 2つめは、『ザ・フナイ』2月号の原稿です。

 お金をかけずにヒューマン・ギルドや勇気づけの宣伝ができるのは、とても得がたいことです。感謝、感謝。

4.会社のパソコンのハードディスク破損

12日にパソコンを操作したらうまく起動しなかったため火曜日に社内のネットワークを見てもらっている会社に見てもらったら、ハードディスクが破損しているとのこと。

サーバーにバックアップを取っているのですが、どうなることやら。

「データを読み取れない」と言うので、人脈をたどって手を尽くしているところです。

不便ではありますが、不幸・不運の感覚はありません。

さーて、今日は、滋賀でのアドラー心理学ベーシック・コースの前の1日を使って京都観光をしました。

大好きな東寺東福寺に続いて宇治方面に出かけ、平等院などに一人旅。

詳しくは明朝。

<お目休めコーナー> 東京都立横網公園(墨田区)にて②



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ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

今日のブログの書き込みが早朝でなくてごめんなさい。ここ数日、いろいろありまして。

さて、「1月中旬の身辺雑記」として2回に分けて書きます。

1.息子の誕生日
今日(1月15日)は、同居している息子の19回目の誕生日です。ペルグリーノ博士からもお祝いのメールが届いていました。

彼は、浪人生ですが、予備校にも通わず、いわゆるタクロウです。一所懸命勉強しています。親孝行です。

17日のセンター試験を皮切りに受験の日々がやってきます。やや焦っています。

今朝、「君を息子に持つことを誇りに思うよ」とやや大きめの付箋紙に書いて封に入れ、お祝い金を渡しました。
「ありがとうね、オットー」。少し照れくさそうでした。

2.娘の来訪
前妻との間に生まれた、同居していない娘が彼を連れて昨晩(14日)やって来ました。フィアンセと言っていい彼です。

弟の誕生日の前祝としておいしいケーキを買ってきてくれました。
私は、前日からお得意の「もつの煮込み」を、カミさんは、から揚げやおでん、2種類のサラダなどを作って歓待しました。

あちらのご両親、同居している母親よりも前に昨年10月に引き合わせてくれていました。

初めて彼に会ったカミさんや息子は、ともに彼には ◎ をつけました。

今後どう発展するか楽しみです。
ホンネを言えば、いち早く孫の顔を見たい。


<お目休めコーナー> 東京都立横網公園(墨田区)にて①梅



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

1月11日に紹介した『世界の首脳・ジョークとユーモア集』(おおばともみつ著、中公新書ラクレ)の著者のおおばともみつは、国際金融情報センター 理事、元大蔵省財務官だった大場 智満氏のペンネーム。

大蔵省財務官の前は、大蔵省国際金融局長として国際舞台で活躍していた人だけに、伝聞でない、世界や日本の首脳の息遣いが伝わってくるようで、面白い。

特に大蔵省国際金融局長時代、時の大蔵大臣 竹下登氏と一緒に外遊の経験も多いらしく、最近では、孫からしか伝わってこない竹下氏の人柄が書かれています。

また、国際金融行政の内側をも垣間見えて、この領域に興味のある人には、興味深いでしょう。

ところで、この本の最初の部分には、2004年初め、ワシントンで作られた次のような笑うに笑えない話が載っています。

米、仏、日の3人の首脳が、地中海の小島で余人を交えずに会議を開いていた。その時、米国土安全保障長官が、テロの危険度を最高レベルの「赤」にした。3人の首脳は、テロリストに襲われることを恐れ、補佐官に助けを求めることにした。

米大統領は、主席補佐官に電話した。補佐官は、冷静に答えた。

「大統領、ご安心ください。デルタ・フォースと海兵隊のヘリコプターを送りました。間もなく着くでしょう。ですから心配しないでください」

仏大統領もパリの補佐官に電話した。補佐官が報告した。

「大統領、ご安心ください。ワシントンで国土安全保障長官が『赤』を元に戻すよう、抗議の大デモ隊を組織しました。ですから心配しないでください」

日本の首相も補佐官に電話した。補佐官が答えた。

「総理、ご安心ください。すでに貴方の後任を用意しました。ですから心配しないでください」


さたさて、現今の日本、新聞各紙は、麻生内閣の支持率が20%そこそこ、あるいは20%を切った、と報道しています。
しかし、心配しないで任せられる後任がいないのが寂しい。

解散・総選挙をして小沢内閣を作ればいいではないか、とおっしゃる人がいます。

しかし、小沢一郎という人には、壊すまでは精力的だが、途中で放り出すのではないかという懸念が付きまといます。



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

2009年1・2月の公開講座の2つめのご紹介は、

勇気づけによる小集団活動活性化セミナー

です。

社団法人 日本能率協会グループの株式会社JIPMソリューション の主催です。

パンフレットでは、主な受講対象(部署)が「製造、保全、管理間接部門の管理監督者・サークルリーダー、教育訓練担当者・TPM推進担当者」となっていますが、主催元のJIPMソリューションがこの分野に強みを持っているためで、他の部署にいる人でも問題はありません。

かつて60回近く公開セミナーをさせていただいた、同じ日本能率協会グループの人材開発協会の「カウンセリング・マインド・スキルアップ・セミナー」とほぼ同じ内容です。

開催日: 2月25日~2月26日 期間 2 日

会場:麻布台セミナーハウス (東京都港区)

価格(税込み):通常価格 94,500 円、JIPM会員価格 78,750 円

ねらい:心理学を応用して「相手に気持ちよく仕事をしてもらい、相手を勇気づけ、小集団活動の活性化を図るスキル」を、豊富な演習を交えて習得していただきます。

プログラム:
1日目(10:00~17:00)
1.オリエンテーションとリレーションづくり
2.基本的な関わり方の演習
  ・人と人とが関わりあうコツとは・聴き上手になる
3.コミュニケーションとは
4.質問の種類
5.効果的な説得のプロセス
6.アドラー心理学の基本的考え方
  ・「勇気と希望の心理学」と言われるアドラー心理学を職場・家庭で活かす

2日目(9:30~17:00)
7.自分を変えるステップ
  ・「必要を感じているけれどもできない」という心理の打開
8.人を動かす2つの要因
9.勇気づけの理論
  ・「ヨイ出し」「感謝」「プロセス重視」などの人間性の原理に基づいた勇気づけの理論と技法
10.勇気づけ名人になるための3つのステップ
11.まとめ
  ・小集団活動活性化・日常生活に、セミナーで学んだことを活かす

お申し込みお問い合わせ:株式会社JIPMソリューション東京オフィス

セミナーご案内のメール配信ご希望の方はtokyoshibu@jipms.jp へご連絡下さい。

お申し込みは、お申し込み先にご一報下さい。ヒューマン・ギルドの会員は、「ヒューマン・ギルドの紹介」と申し込み時に書いていただくと、会員価格を適用してもらえます。

弊社へのお問い合わせは下記からお願いします。
ヒューマン・ギルド



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世界の首脳・ジョークとユーモア集 (中公新書ラクレ)
おおば ともみつ
中央公論新社

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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

久しぶりに政治家にまつわるジョーク。

イギリスのマーガレット・サッチャー元首相。最近名前を聞くことがほとんどありませんが、彼女の娘によれば、痴呆が進んでいるとか。

このサッチャー、現役の首相の時は、「鉄の女」というニックネームがついていました。

その「鉄の女」を最大限に発揮したのが1982年のフォークランド紛争の時でした。

『世界の首脳・ジョークとユーモア集』 (おおば ともみつ著、中公新書ラクレ)には、次のエピソードが紹介されています。

艦隊の派遣をはじめとして、戦争の準備を進めていたサッチャーに対して、閣内の空気は冷たく、サッチャーをサポートする様子ではない。そうした空気を察して、サッチャーが、「我が内閣に、男は1人しかいないのか」と言った。


(注意)当時の新聞報道による。この時の内閣では、首相のサッチャーを除くと、全員が男性。サッチャーが自分だけが男と見立てたのがこのジョークの勘所。



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社内で「イチロー」を育てる法 スター人材に必要な能力と、その身につけ方
児玉 光雄
PHP研究所

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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

今は亡き「ロケット博士」こと糸川英夫氏(組織工学研究所長)が努力家と天才の違いを次のように表現していたことがあります。

努力家・・・・努力を見せる人

天才・・・・努力を見せない人

糸川氏によれば、努力家であるにせよ、天才と称される人であるにせよ、努力とは切り離せないのです。

天才とも言われるイチローの努力家の側面が1月7日付の讀賣新聞でマリナーズのトレーナーの森本貴義さんによって明かされました。
箇条書きで示します。

1.イチローは、ホームゲームのナイターの際、午後1時45分ごろ球場に入る(普通の選手は3時くらい)。マッサージ、ストレッチ、機材を使ったトレーニングなどで体を使った後、午後4時15分ごろ、全体のウォーミングアップに合流。打撃練習を行う。基本的には、毎日、このメニューをこなす。

2.彼のルーチン(一連の決まった動作)は、球場の中だけでなく、毎日の生活から始まっていて、起きる時間や食べる時間も、ほぼ一緒。深酒もしない。

徹底した自己管理を積み重ねるイチローについて、森本さんは、「『イチロー』になっていくプロセスを自分で作って、ルーチンの中に入れている点が、すごいと思います」と語っています。

ところで、『社内で「イチロー」を育てる法―スター人材に必要な能力と、その身につけ方』(児玉 光雄著、PHP研究所)によれば、イチローになるプロセスが、イチローの小学3年生の時期から始まっていることがわかります。

イチローは、小学3年生から中学3年生までの7年間、「名古屋バッティングセンター」に毎日通いつめている。それも1週間に1日くらいは休むといったレベルのものではない。1年間に363日通いつめた。休んだのは、バッティングセンターが休業した正月の2日間だけだった。1日2回行くことも珍しくなかった。

努力家、イチローが9年連続200本安打というメジャー新記録を打ち立てるようエールを贈りたい。

継続こそ力なり。



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

私は、この1月・2月に4つほど外部団体(組織)の公開セミナー(一部大会)の講師を務めます。

そのうちの1月開催のものが社団法人 日本能率協会 中部地域事業部主催の

部下対応力向上セミナー

です。

昨年度から始まり、今回で3回目です。
中部地区が元気がない、と言われていますが、もうすでに10数人の申込者数がいるようです。

詳細は、以下のとおりです。
中部地区の方、当地にお知り合いの方よろしくお願いします。


■日時 1月26日(月)9:30~17:00

■会場    日本能率協会・研修室(名古屋市・西区)
 開催会場は変更する場合があります。その場合は別途ご案内いたします。

■参加料
 (社)日本能率協会法人会員(事業所単位) 33600円/1名
 上記会員外 39900円/1名
・参加料にはテキスト、昼食代が含まれております。
・上記金額には消費税が含まれております。

■開催概要―ねらい
 部下とのやりとりで、即座に的確な行動をとるためには、
 -勇気づけはなぜ必要か?
 -注意の与え方に気をつけよう
 -「なぜ(why)」の使い方に気をつけよう
 -自分を部下を大いに勇気づけよう
 
■対象 すべての業種のリーダー、マネジャー

■お問合せ先
 社団法人日本能率協会 中部地域事業部
 TEL:052-581-3271  FAX:052-581-3286



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(カミさんの愛情一杯の弁当。カミさんの料理はカミさんのブログをご参照のほど)


おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

1月7日のブログ「私がせっせと鍋料理を作るわけ」では、カミさんから直接言われるより効果的な「第三者に向かっての勇気づけ法」の影響が大きかったことを書きました。

今回は、立場を換えて、カミさんがますます、せっせと料理にいそしむようになったわけについて書きます。

1枚の付箋紙が促進材料になりました。


ある日のことです。お昼にカミさんが作ってくれた弁当を食べていて、「オヤッ!?」と箸が止まりました。あまりにもおいしいのです。
私は、机の引き出しから黄色い正方形の付箋紙を取り出し、書きました。

いつもおいしいお弁当を僕のために作ってくれてありがとう。

とりわけ今日は、体調が悪いにもかかわらず、手の込んだ弁当で、とてもおいしかったよ。

ご飯もホカホカで、おかずもいらないくらいでした。

たまには感謝を込めてフィードバックします。

それ以後、不思議なことが起きました。弁当がますますおいしくなるのです。しかも際限がないくらい。

それだけではありません。夕食も、あらゆる場面に出てくる食事が日に日においしくなるのです。

ある日、その謎が解けました。

私の書いた付箋紙が台所の食器棚(下の写真、黄色い紙)に貼ってあるのです。

カミさんは、朝だけでなく、食事に取り掛かる際は、その付箋紙を見て、それから準備に入るのが習慣になりました。

この付箋紙、書いて渡してから10年以上経過しますが、いまだにご利益があります。

どうやら感謝を込めた書面は、永続的な効果があるようです。


◎使用上のご注意

我が家での料理にまつわる勇気づけを2回にわたって披露させていただきました。
ただし、これと同じようなことをなさろうとする方へのご注意です。

「付け焼刃は失敗します!」。「何か下心があるのではないか?」と勘ぐられるのが関の山です。

日頃の相互尊敬・相互信頼の関係があってこそ効力を発揮します。

安易にマネをなさらないで下さい。



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

一昨日から昨日にかけて山口県周南市の徳山駅近くの「ホテル・パーク・アベニュー」に泊まりました。

6年前からトクヤマさんの、飛び飛び3日間の「カウンセリング・マインド研修」を担当していて、このホテルは、4年ほど前から私の定宿になっています。

このホテルを気に入っている理由は、ちょっとした心遣いにあります。

私は、元エアコン/家電メーカーに勤めていた関係で、空調にはデリケートです。冬場の過剰な暖房、夏場の過剰な冷房が嫌いです。

そのことをもとに最初の宿泊の際に毛布の用意をお願いしたら、次の宿泊から毛布が用意されています。それも毎回です。

フロントで名前を言っただけで、用紙に記入させられることもありません。

朝食を個室でいただくことができるのも私の好みです。

私が料金を払うわけではありませんが、こんなホテルなら「また今度も」という気持ちになるものです。


<お目休めコーナー> 羽田空港から宇部山口空港に至る機内から見た空と雲(夕方)


 



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モツ入りキムチ鍋


石狩鍋


湯豆腐

おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

12月31日のブログ「誕生日の1日」で「夕方は、野菜タップリの湯豆腐のお料理。どうして私がこんなに鍋料理を作るようになったかは、後日また」と書きました。

今日、私が特に年末・年始に鍋料理を作るようになった勇気づけの出来事を明らかにします。

今のカミさんと結婚して2度めの年末(1度めの年末は彼女が入院中でした)のことでした。

私が得意の鍋料理を作ったら、それを食べたカミさんが、とてもうれしそうに実家の母親に電話しています。

「あのね、お母さん、シュンケンさん(なぜか彼女は私のことを本名でなく「シュンケンさん」と呼びます)の作る鍋料理とってもおいしいの。とても私なんか太刀打ちできないわ」

その会話は、私に丸聞こえです。
この勇気づけは、私には効いた~。

第三者に向かっての勇気づけ法です。直接言われるより効果的です。

気をよくした私は、それ以来、比較的家にいられる年末・年始は、鍋係を買って出ます。他の料理もできるのですが、どうしても鍋が多くなります。息子も喜んでくれます。

男は、(私ですら)単純な生き物です。
単純な生き物は、シンプルに扱うに限りますね。

チャンチャン。

<お目休めコーナー> 昨夕、羽田空港のロビーからの夕焼け(今日は山口の私)



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幸福論 (白水Uブックス1098) (白水uブックス)
アラン
白水社

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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

麻生総理が1月4日の年頭の記者会見で「安心 活力」の書き初めのパーフォーマンスを見せ、続く冒頭挨拶で次のように語った、と報道されていました。

悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。好きな言葉であり、ある哲学者の言葉です。未来は私たちがつくるもの。われわれが作る未来は明るい、そう信じて行動を起こす。そうした意志こそが未来を切り開く、大きな力になるものだと思っております。国民のみなさまのために、明るい日本を作りたい。そう強く考えております」

今回は、読み違いもなく上の部分だけ読むと、格調が高い感じがします。

ところで、下線部分は、フランスの思想家、アランの『幸福論』からの引用です。

アランの『幸福論』は、さまざまな出版社から、いろいろな訳者によって出版されていますが、私が持っているのは、串田孫一と中村雄二郎が訳した白水社の本です。

その最後の「誓うべし」の冒頭に書かれているのが、麻生首相の引用した言葉です。

悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである。

アランは続いて、幸福を意志と絡めて次のようなことを言っています。

1.あらゆる幸福は意志と抑制のものである。
2.楽観主義は誓いを要求するということがよくわかる。初めはどんなに奇妙に見えようと、幸福たることを誓わねばならぬ。

ところで、こうして幸福論に言及すると、私は、どうしてもアドラー心理学の幸福論に行ってしまいます。

W.B.ウルフ著の『どうすれば幸福になれるか』(上・下、一光社)です。

なんだかもう一度読みたくなってしまった。

 



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

今日から仕事始めです。
と言っても、年末・年始に船井メディアから依頼されていた『ザ・フナイ』2月号の原稿(『「勇気づけ」を育てる』と、単行本として出版する『変革の時代の経営者・管理者のコミュニケーション』の「はしがき」をしっかり書いて昨日添付ファイルで送りました。

さて、久しぶりの「私の好きな言葉」シリーズ。
ジョン・C・マクスウェルの『あなたがリーダーに生まれ変わるとき』(ダイヤモンド社)からリーダーの心構えに関する文章をお贈りします。

われわれは何年生きるのか自分では決まれない、けれど
その年月をどのように充実させるかは決められる。

われわれは自分の顔の美しさを意のままにできない、けれど
その表情を意のままにできる。

われわれは人生における困難な瞬間を押さえ込むことはできない、けれど
その困難を和らげることはできる。

われわれは世界の後ろ向きの空気を押さえ込むことはできない、けれど
自分の心の空気を意のままにできる。


ジョン・C・マクスウェルは、いい言葉を書きますね。特に一番最後のフレーズが好きです。

私も、少し風邪を引いているけれど、しっかり仕事しようっと。明日から早速、山口へ出張だし。


<お目休めコーナー>我が家の正月の花瓶から③



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森に眠る魚
角田 光代
双葉社

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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

年末・年始だからでしょう。ふだんあまり読まない小説を読みました。
直木賞作家の角田光代の『森に眠る魚』という、1999年に起きた「音羽お受験殺人事件」を彷彿させる小説でした。

3度ほど途中で読むのをやめようとしました。主人公が誰だかわからないし、小学校お受験を題材とする、同じ幼稚園に子どもを通わせる、あるいは同じマンションに住む母親たちが何人も登場して、「あれ、この人誰だっけ?」と、何度も最初の部分を読み直さなければならなかったほどです。

しかし、途中からは、まるで弦楽五重奏曲を聴くように、時には推理小説を読むような感じで、ぐいぐい引き込まれ、著者の力量に脱帽することになった小説です。

ごく普通にいるような主婦がお受験がらみで対人関係が複雑になり、依存症気味になる人、摂食障害になる人、虐待紙一重になる人などさまざまで、最後は、著者の心理描写の見事さに魅せられ、とうとう途中でやめられなくなってしまいました。

なんだか角田光代の他の本、他の作家の小説に走りそうな自分が怖い。


<お目休めコーナー>我が家の正月の花瓶から②

 



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おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

私の毎年の元旦の日課は、新聞5紙に目を通し、それらを読み比べることです。

論評を最小限にして、発行部数順に第1面と社説(一部論説委員長/主筆の年頭所感)を紹介してみましょう。


讀賣新聞
第1面 「生体認証」破り入国―「テープで指紋変造」
社 説 危機欠かせぬ機動的対応―政治の態勢立て直しを

朝日新聞
第1面 陰るハリウッド―カネも仕掛けも行き詰まる
社 説 混迷の中で考える―人間主役に大きな絵を

毎日新聞
第1面 三菱UFJのモルガン出資決断―米政府 異例の謝意
社 説 日本版「緑のニューディール」を―環境の主導で成長を図れ
主筆年頭所感 人に優しい社会を

日本経済新聞
第1面 危機がひらく未来へ―トヨタ、太陽電池で挑む
社 説 賢く時に大胆に、でも基本は市場信ぜよ

産経新聞
第1面 黎明の光はいつ差すのか―冷戦終結から20年「経済グローバル化」危機
社 説 (なし)
論説委員長年頭所感 日本人の「流儀に」にこそ活路


紙面全体では、昨年に比べて環境問題の取り上げ方が極端に少なくなったことが特徴として挙げられます。

毎日新聞を除いて社説は、経済と政治のことばかりでした。
新聞が面白くない。もう今年でやめようかな、この習慣。

ただ、産経新聞の論説委員長年頭所感の次の話は笑えたし、印象にも残りました。

60年前、日本人として初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士にまつわる話。

外国報道陣から湯川氏に変わった質問が飛んだ。

「日本人はイスに腰掛けてではなく床に座って書くと聞くが、あなたが論文を書いたときはどっちだったのか」

湯川氏の答えは「どっちでもない。寝床の中でした」。報道陣はドッとわいたという。

ささいなようでも、寝る間も惜しんで考えるというのが、日本人の「流儀」として新鮮に映ったのかもしれない。それを忘れかけていたのは、日本人自身だった。


<お目休めコーナー> 我が家の正月の花瓶から①



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