アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(3月12日)は「花が咲き乱れること」を意味する「百花繚乱」ほどでもはありませんが、本と著者のことにやたらご縁があった「十花繚乱」の日でした。

まずは、かんき出版山下津雅子常務 から『アドラー流 一瞬で心をひらく聴き方』重版のご連絡が入りました。
第8刷にもなります。

この本は、ひたすら「聴く」から始まるコミュニケーションにこだわった本です。

午後になると、13:30に 上谷実礼さん(ヒューマンハピネス株式会社 代表取締役、産業医)が今日発売の『ミレイ先生のアドラー流勇気づけメンタルヘルスサポート』をご持参の上ご来社。

約1年ぶりのご対面でしたが、私の娘と同学年の実礼さんとは、話が弾みました。

私は2月28日発売の『経営者を育てるアドラーの教え』(致知出版社、1,400円+税)を贈呈しました。

実礼さんには、『アドラーに学ぶ70歳からの人生の流儀』(毎日新聞出版、1,500円+税)と『実践 職場で使えるカウンセリング』(誠信書房、2,300円+税)をお買い求めいただきました。

 

実礼さんがお帰りになるとほどなく、佐藤健陽さん(佐藤たけはるカウンセリングオフィス 代表)が突然のご来社。
出版されたばかりの『人前で話すのに自信がつくアドラー心理学 ― どうすればあがり症を克服できるのか』(アルテ、1,800円+税)を寄贈してくださいました。

私がお礼に『アドラーに学ぶ70歳からの人生の流儀』(毎日新聞出版、1,500円+税)を差し上げると、『経営者を育てるアドラーの教え』(致知出版社、1,400円+税)をお買い求めくださいました。

私は健陽さんに、社会人になるまで極端なあがり症、内向的な人間だったことを話しました。

ちなみに、実礼さん、健陽さんは、「かとちゃん」こと加藤隆行さん(ココロと友達オフィス 代表)と共に 熊野英一さん(株式会社子育て支援 代表取締役)のオーガナイズで一種の出版記念パーティーを行うようです。

いろんな本の出版記念パーリー! 実礼・健陽・かとちゃん!

日時:3月28日土曜日 18:30?21:30
場所:ボン・ヴォヤージュ有栖川 / bon voyage 有栖川
〒106-0047 港区南麻布5-3-20 有栖川ビル2F

最後に、もう1つの出版に関してお付き合いください。

かつて『親の仕事』のタイトルで 株式会社 アイ・イーシー から1990年代後半から出されていた通信教育テキストが『子どものしつけが楽になる アドラー式・子育て講座』として リニューアル・デビューします。

概要は、次のとおりです。

■受講期間:3か月
■受講料:19,980円 (個人受講料:24,300円)

1か月目 聴き上手入門
2か月目 子どもを勇気づけることば/接し方
3か月目 家庭から社会へ

このテキストのリニューアルにあたっては、内藤 純子さんSalon de lupinus 代表)が多大なご貢献をいただいたことを感謝を込めてお伝えします。

今日のブログに登場した本の冊数は、通信教育テキストを含めて8冊になります。

ヒューマン・ギルドの関係者および私自身に関わりのある本がこの時期に一気にデビューしたのは、「百花繚乱」とは言えませんが、「十花繚乱」と表現してもいいでしょうね。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(3月11日)は、株式会社 日本能率協会マネジメントセンター  出版事業本部からのメールが入りました。

『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』ですが、
またまた重版36刷が決定いたしました。

1,000部重版、累計で147,500部となります。

『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』は、マンガで語るアドラー心理学の中では最初の本であると共に、最も売れている本です(韓国、台湾、中国でも翻訳・出版)。

年内15万部達成が視界に入ってきました。


ところで、3月10日、3月11日は、私にとってだけでなく多くの人たちにも忘れられない日、忘れてはならない日です。

ただ、9年前の2011年3月11日の東日本大震災の日で、人々の記憶に鮮明です。

私は、この前に1945年3月10日のことに触れておきたいです。

死者数が10万人以上に及んだ 東京大空襲 のことです。

米軍による夜間空襲(下町空襲)は何度もありましたが、この日だけで死者10万人以上、罹災者は100万人を超えた、と言われています。

その記憶を新たにするために、まず下のブログをご覧ください。

◆2009年1月27日付けブログ 横網町公園~震災と戦災のメモリアルパーク~

私が生まれる前の家族は、浅草に祖母、両親、長男、長女、次男と親戚一同が住んでいました。

この空爆によって一族は逃げまどい、親戚の数人は命を奪われ、祖母と姉は愛知県江南市の家に移り住み、残る家族は浅草の地を離れ、栃木県鹿沼市に疎開、そのまま住み続けたのです。

長兄や従兄(2人ともちょうど9歳)がこの日のことを覚えていて語ることができますが、今や親戚一同二人を除いて語る人がいなくなりました。


2011年3月11日の東日本大震災の日のことは、私は今でも鮮明に覚えています。

翌日の2011年3月12日付けブログ 激震に見舞われた方々にお見舞い申し上げます にその日のことを書いていますので、お読みください。

ペルグリーノ博士から早速お見舞いのメールをいただき、博士はその後の日本の状況を見届けてらっしゃり、日本人の対応について「私が日本人から学んだ10のこと」として書いていらっしゃいます。
次のブログが参考になります(今までリンクをご覧になっていなかった方も、この文章は必読です)。

◆2012年7月30日付けブログ 私が日本人から学んだ10のこと(ジョセフ・ペルグリーノ博士)

多くの命が失われるたびに思うことは、今から先に自分がどう生きたらいいかの信念を強めることのように思います。

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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

オコーおばちゃんが亡くなって思い出した、彼女の恐怖の教えのもう1つのことに触れておきます。

これは、癒しまでに40年もかかることなく数年で終わった話ですが、15年ほど前に前世療法を受けたときの「あなたは、肝心な時になると逃げる」という決めつけに関連する思い出です。

そこに、オコーおばちゃんから脅されていた、幼き頃の私の山伏の法螺貝恐怖の物語があります。

「山伏 法螺貝 画像」の画像検索結果

◆2011年10月2日付けブログ 続・カウンセリング/セラピーでの決めつけの弊害 に書いてあることです。

11月6日・7日に宇都宮で研修があったことと結びつけ、次兄の家に泊まりました。
その際、私が5,6歳のころ法螺貝を極度に恐れた理由として、△△さんから受けた前世療法で、私の前世が坊さんでありながら、修験道の教団から脱走し、法螺貝を吹く仲間から発見されるのを恐れて身を隠す自分のイメージとつなげられたことを兄に話しました。

すると兄は、「何言ってるんだ俊憲、お前がなかなか寝ないでいると、オコーおばちゃん(当時のお手伝いさん)が『寝ないと法螺貝を吹くお坊さんに連れて行かれちゃうよ』と、さんざん脅かされていたんだぞ。覚えているか」といわれてハッとしました。

私の法螺貝恐怖は、前世とはまったく関係がなく、お手伝いさんの脅しによって条件づけられたもので、物語は催眠誘導によって創作したイメージで、それをセラピストから決めつけられたことでしかなかったのです。
このことを知って私は自分自身を解放できました。
小学2年生のころ、修験道の僧侶が吹く法螺貝を聞きながら「数年前、法螺貝を恐れている自分がいたな。もう怖くはないんだ」と思った早期回想も出てきました。

アドラーによれば、「人は記憶を作る」のです。
何も自分を窮屈にする記憶をわざわざ作り出す必要はないのです。
生きる上でより建設的な記憶に基づく物語を抱きながら生活すればいいのです。
私はこの理論と、それに基づく生き方を選びたいと強く思いました。

脅しの物語から離れると、ここで私は、前世の有無について議論するつもりはありません。

ただ、「前世」を称するものについては、アドラー心理学で扱う早期回想と同じように、その人の語る物語として、ライフスタイルを解釈するための価値はあるかもしれません。

話を戻すと、子どもにある行動に向けさせたり、特定の行動をやめさせるために恐怖を使うことは、私自身の体験からしても有害であるのは間違いありません。


さて、ここからはオコーおばちゃんの別の思い出です。

この上の文章は、昨晩書いていたものです。
ここからは今朝追加したものです。

今朝、布団の中でふと思い出した感覚があります。

オコーおばちゃんの背中の大きさと温かさでした。

まるで私が幼子のように、リアル感を伴って蘇ってきたのです。

病弱だった母親の皮膚感覚はありませんが、私が幼いころのオコーおばちゃんにおんぶをされていたことを思い出したのです。

オコーおばちゃんのことを思い出すと、恐怖の思い出はたった2つだけで、それ以外は無限の愛情の物語が蘇ってきます。

隣家のオコーおばちゃんの家でうどんを食べた3歳くらいの思い出も蘇ってきました。

昼寝もよくしていました。

独身だったオコーおばちゃんは、私を実の息子のようにかわいがってくれていたのです。

私の一番古い記憶は、オコーおばちゃんにだっこされていたときの思い出です。

オコーおばちゃんは、私の第2の母です。

オコーおばちゃんの背中は、私の安全基地でした。
無限の受容感を教えてくれました。

オコーおばちゃん、本当にありがとう。

今朝私のところにお別れに訪れてくれたことに心からの感謝を添えて、御霊安らかに旅立たれることをお祈り申し上げます。

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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

栃木県に住むすぐ上の兄から実家のお隣さんのオコーおばちゃんが昨日のお昼に亡くなったと電話が入りました。
享年94歳。

昨年の10月に母親の27回忌でお目にかかったときは、やや耳が遠いもののお元気でした。

オコーおばちゃんは、単に隣に住む人ではなく私にとって親戚同様の特別な存在の人でした。
我が家のお手伝いさんでもありました。

オコーおばちゃんは、私をよく寝かしてくれた人でした。

オコーおばちゃんの父親が警察官で、逮捕した「お梅ばーさん」の話は、何度もせがんで語ってもらいました。

ただ、オコーおばちゃんは、悪い癖があって、私がなかなか寝ないでいると、「怖いネズミ」の話をしたのです。

寝ないでいると、ネズミの集団がやって来て、子どもをどこかに連れていくとか、どこどこの子どもはネズミにかじられて死んだ、という話を何度も何度もしたのです。

おそらく5~6歳の私は、ネズミがすっかり怖くなっていました。

おまけに我が家では、チビという名の雌猫を飼っていて、この猫はよくネズミを捕獲していました。

特にチビがボクという名の子猫と共に暮らしていたときは、子猫の前でネズミ採りの実践教育を行うのです。

しかも、チビは、自分の成果を飼い主にほめてほしいのでしょうか、猫を一番かわいがっていた姉に半殺し状態のネズミを口にくわえて見せに来るのです。

私のネズミ恐怖は、こんなシーンを見せつけられるたびに増幅していったのです。

それ以来、ネズミの物音にも、ネズミの死骸にすら恐怖心いっぱいの私になってしまったのです。


ここから後日談です。

タクロウが小学生の頃、我が家でハムスターを飼っていたのです。

「ディクシー」と名付けられ、玄関脇のかごの中でカミさんとタクローに世話をされていました。

私が家に帰ると、まず一番に歓迎してくれるのがディクシーでした。

ネズミとかたちは同じですが、シッポの長さも違うし、色も違います。

私は、ディクシーと親しくなって、いつしかネズミ恐怖症から卒業していました。


それにしてもオコーおばちゃんから植え付けられたネズミ恐怖症は、卒業(克服)するまで40年もかかったのであります。

恐怖で動機づけられると、その克服までかくも長い年月を要するのです。

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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日(3月7日)と昨日(3月8日)は 第75期 アドラー・カウンセラー養成講座 の5日目、6日目を行っていました。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染リスクを避けるためにご欠席の人もいましたが、新規受講、再受講の人が一体となって学びの共同体が形成されました。

その証は、会費制の懇親会ではなく割り勘の「お食事会」ということで香港酒家で夕食を共にする人を募ったら、13人にも達したことです。


竹尾みぐみ(Mae Takeo)さん ご提供)

2日間のメニューは、次のとおりでした。

・質疑応答

佐野雄大さん のライフスタイル分析と解釈投与

・カウンセリング演習

・マルチプル(多重)カウンセリングのデモンストレーション

・試験に関する諸注意

佐野雄大さん のライフスタイル分析と解釈投与」については、長時間をかけました。


(分析の討議場面)

分析をした結果は、まずグループ毎に板書。

続いて、代表者から解釈が伝えられます。

そのことを佐野さん自身がコメント。

再教育に向けてのカウンセリングも行いました。

6日目は、ある方のカップル問題についてマルチプル(多重)カウンセリングのデモンストレーションをしました。

マルチプル(多重)カウンセリングとは、アドラー派ならではのカウンセリング・スタイルで一人のクライアントに対して2人のカウンセラーが対応するスタイルで、カップルの問題に対して行うことがあります。

2日目の後半は、早期回想解釈を行ってから、時間いっぱいカウンセリングの演習を行いました。

講師の私も関心するくらいの熱心な受講生でした。

私としては珍しく、ぐったり疲れました。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
 
昨日(3月7日)は 第75期アドラー・カウンセラー養成講座の5日目を行っていました。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染を阻止すべく万全の体制を整えて受講生をお迎えしました。


消毒液、マスク、ウェットティシューを準備し、講座の休み時間ごとに窓を開けて換気に務めたりしました。
みんな協力的でした。
 
講座の詳しい内容は、明日にもお伝えするとして、ふと2011年3月に東日本大震災をまたいだ時期に行っていたアドラー・カウンセラー養成講座 を連想しました。

そのことについては、下記のブログをご覧ください。

・2011年3月22日付けブログ カウンセラー養成講座7日目・8日目

私とカミさんの印象では、日本の人々とマスコミの論調で似た部分もありますが、かなり違う点が見受けられます。

まとめてみると、次のようです。

2011           
見える危機        
起こったことに対応    
みんなが国難意識     
(当事者意識)     
特定地域に大きな被害   
被害は一部地域に     
喪失者多数        
私たちに関係がある    
「自分で守らなければ」  
 
2020
見えない危機
起こるかもしれないことに備える  
一部は人ごと
(傍観者意識)
確率的に少ない被害
被害は弱者(老人・病人など)に
取り戻し可能だと予想
私たちにそんなに関係なさそう
「関係機関が守ってくれないと」

どちらとも言える部分があるし、あくまで主観的な表現ですが、全体的にまだまだ意識が低いように思えてなりません。

昨日は、絶妙のタイミングで読売新聞オンライン(2020年3月7日)で

[新型コロナ 専門家に聞く]感染阻止 社会の「連帯」で…
(WHOシニアアドバイザー 進藤奈邦子氏 )

が目に止まりました。

後半にこんなことが書かれていました。

感染症への対応は、保健の分野にとどまらない、セキュリティー(安全)の問題だ。
それも、流行後の対処に資金と労力を投じるだけではなく、流行前の準備に力を入れないと、感染症拡大の衝撃は抑えられない。

これは誰かが1人でできることではなく、多くの人の「連帯」が必要だ。
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長も繰り返し強調している。

21世紀の感染症の制御で大切なのは、コミュニティー(共同体)主導型であることだ。
コミュニティーとは、地理的なものに限らず、職場など社会的なものも含んでいる。

成功させるには、国民がどれだけ理解し、協力してくれるかが鍵になる。
国は客観的な事実に基づいて情報を提供し、それを受けて個人が自己責任で行動する。
多くの人が個人として納得して行動することには、反発を招きやすいトップダウンとは違う大きな力がある。

みんながインターネットを使って仕事をし、会社への出勤を減らす「テレワーク」が例として挙げられる。
通勤時間を仕事や家族に使えるようになり、仕事の仕方や家族のあり方も変わる。
感染症に備えることは、社会をより豊かなものへと変える機会にもなり得る。

(聞き手・ジュネーブ支局 杉野謙太郎)

「コミュニティー(共同体)主導型」の言葉が私の心に残りました。

今こそアドラー心理学の「共同体感覚」が問われる事態なのではないでしょうか?

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

たまにはぼやくことをお許しください。

私が担当するはずだった3月の企業や外部での研修は「全滅」になりました。

これは、個人的にも経営的にも痛手です。

そのうちのいくつかは、延期の可能性がありますが、3月末決算のヒューマン・ギルドには、かなりのダメージになります。

ただ嘆いていても仕方がありません。

ラインホールド・ニーバーの「平静の祈り」にあるように「変えることのできないものを受け入れる平静な心」を持っていなければならないのです。

また、「平静な心」を維持するためには、メンターの言葉や先哲の知恵を思い返すことも必要です。

昨年の月刊『致知』(9月号)で佐藤等公認会計士事務所代表/ドラッカー学会理事の佐藤等さんと対談(「アドラーとドラッカーに学ぶ人間学」)したときに、私自身が語った言葉が思い出されます。

■読書を通じて得られるもの

私の恩師でモントリオール個人心理学研究所理事長のジョセフ・ペルグリーノ博士も「深く、高く、広く耕しなさい」と言いました。
常に志を高く持ちながら、学問と実践を通じて、深く、広く自らの心構えや思考を耕していく。

こんな時期こそ忘れてはならないことは、「深く耕すこと」のようです。

リーダーとしての真価が問われる時こそ、私はNHK Eテレで放送された「100分de名著」の『貞観政要』からリーダーとしてのあり方を学びましたので、もう一度テキストを読み直したり、周囲の人たちのありがたさに感謝することに留意しようと思っているこの頃です。

受講者を絞って開催しようとする講座にも受講者は来てくださるのです。

失ったものを嘆くより、身近にある人たちと存在しているものを大事にしなければならない時でもあるのです。

脈絡のない文章で失礼しました。

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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(3月5日)は、いつも出勤時に通る小学校では、紅梅が咲いていましたが、休校のため児童の姿を見ることがありませんでした。

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、マスクや消毒液ばかりかトイレットペーパーですらなかなか手に入りにくくなっています。

そんな昨今、ものは試しのつもりで 株式会社 笠井紙店笠井いずみさん にマスクや消毒液が手に入らないかどうか、電話をしてみました。

株式会社 笠井紙店 (代表者:笠井 宗弘さん)では、パッケージ、紙、文房具、紙袋、ラッピング、ポリ袋、 食品容器、紙コップ、紙皿、食品トレー、リボン、のし紙、ボールペンなどの多品目を扱い、笠井いずみさん がフェイスブックでマスクのことを書いていらっしゃるのを覚えていたからです。

すると笠井さんは、ヒューマン・ギルドの【困った】を見事に解決してくれ、昨日の午前中に消毒液、マスク、トイレットペーパー、キッチンペーパー、ペーパータオル、使い捨て手袋を届けてくれました。

社員一同大感激です。

「笠井紙店は紙やパッケージを売るお店ではありません。お客様の困ったを解決します」の経営理念(笠井紙店・パッケージプラザカサイ ホームページから)に則り、迅速に解決してくれたのです。

これでヒューマン・ギルドは、受講者の方々がマスクをお持ちでなくともご提供ができるし、消毒液などをもとに衛生面にもしっかりした対応ができるようになりました。

株式会社 笠井紙店 は、私が中小企業診断士の立場でコンサルティングをした会社で、私の提案に基づいた対応をしてくれているのがとてもうれしいです。

2階の シェアスペースウインピー では、シェアスペースがありますので、立川に近い関係者は、どうかご利用のほど。
いろいろ相談に乗ってくれます。
強くお勧めします。

【シェアスペース概要】

・広さは50平米程度
・40人ぐらいまで収容可能
・3人用の机と椅子を、20名を目安に用意
・ホワイトボード
 ・Wi-Fiフリー
 ・音響等は当面は簡易的な物で対応
・コピー機は店舗営業時間内使用可
  (有料A4まで、カラー、白黒)
・利用時間 9:30~21:00

・料金は現在参考価格です。
  平日9:30~18:00 1時間2,000円
  土日祝日および18:00~21:00 1時間3,000円

会 社 名 株式会社 笠井紙店 
所 在 地 東京都立川市柴崎町3-8-7 
電   話 042-522-8601 
F A X    042-523-2235 
代表者:笠井 宗弘さん

もし、ヒューマン・ギルドと同じようにお困りの商品がありましたら、また、会場のことでご相談がある方は、ヒューマン・ギルドの関係者だと名乗って笠井いずみさん  (電話:042-522-8601)にお電話されることをお勧めします。

きっとあなたの【困った】を解決してくださるはずです。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(3月4日)は、ヒューマン・ギルドから新型コロナウイルス(COVID-19)対策の一環として、3月15日(日)開催の『プロ講師養成講座 ~私が一流講師から学んだ、水面下のノウハウ~』について受講予定の皆様へのお願い【※中止ではありません※】の文書を流しました。

「満員御礼」状態につき6月27日(土)に同じ講座を開催することにより、半分くらいの人にスライド受講をしていただくことで1日の受講者相互間の距離を保つと共に、当日マスク着用(ご持参)、咳エチケットや手洗いの徹底等のご協力をお願いいたしました。

キャンセルにも柔軟に対応しています。

お申し込みの方は、何とぞよろしくお願いします。


新型コロナウイルス(COVID-19)のことでは、日韓の格差が開いているようですが、私だけでなく他国からもその正当性について疑問が投げかけられています。

昨日(3月4日)現在の発表では次のようです。

     感染者数   死亡者数
日本    1,010     6人
韓国    5,186    31人
(日本の感染者数には、クルーズ船やチャーター機での帰国者の720名を含む)

2月28日の段階では、日本で1日当たり900件しか実施されていない実態が明らかになりました。

「政府によれば、現在、国内で可能な検査件数は1日に約3,800件。加藤勝信厚生労働相は26日の衆院予算委員会で、実際には18-23日の6日間に実施された検査は5,700件にとどまっていたことを明らかにした」という新聞記事が根拠です。

日本医師会4日付けの発表では、新型コロナウイルスへの感染が疑われる患者の検査について、医師の実施依頼を保健所に拒否された事例が多発していて、拒否の理由は「重症ではない」が最も多く、「渡航歴がない」「濃厚接触者ではない」「検査能力が十分でない」などが挙げられています。

これは、実際にある人から聞いた話ですが、医師の紹介で保健所に電話をしたとき、その人のレベルでは検査ができないこと、明日死ぬと思うほどのレベルなら救急車を使ってきてください、と言われて激怒していました。

2月末現在、韓国では1日1万3,000件ペースで検査が進んでいるようで、日本国内で可能な検査件数は1日に約3,800件という数字を4,030からさらに4,625まで持っていくとのことですが、(検査の精度はともかく)韓国の1/3程度にしかなりません。

検査が進むと、それに伴って感染者数が多くなるのは、必須です。

このことを先読みしていたWHOが中国、韓国、イタリア、イランに続いて日本を「最大懸念」として名指ししていることが報道されてしまいました。

以上は、新型コロナウイルス(COVID-19)に対する検査体制のことですが、DIAMOND online 2020.2.27 5:10に野口悠紀雄氏(早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問)が

1人当たりGDPや労働生産性で追い抜かれた日本の行く末 ― 新しい経済成長の経路を探る

として、

・OECDデータの“衝撃”1人当たりGDPで韓国が上位に

 韓国だけではない。すでにイタリアに抜かれており、スペインにも抜かれそうだ。

・2000年代の初め頃、日本の1人当たりGDPはアメリカよりも高かった。それが、いまやこうした状態になっているというのは、ショッキング以外の何物でもない。

・労働生産性はトルコ、スロベニアにも抜かれる

・生産性の向上は喫緊の課題 金融緩和は問題を悪化させる

 日本経済の本当の問題は、人口減少でなく、1人当たりの生産性が低いことなのである。

 そしてこれは、金融緩和や財政拡大政策によっては解決できない問題だ。金融緩和は円安を進めることで、むしろ問題を悪化させる。

 日本の生産性を上昇させることに、真剣に取り組むことが必要だ。

と書いているのを読んでショックを受けました。

日本の現状は、韓国の後塵を拝している現実を謙虚に受け入れなければならないようです。

この最大要因は、日本では政界も経済界も迫りくる危機に対してスピードが欠けていることです。

数日前に死亡したジャック・ウェルチ氏(GE元会長 )が1980年代の半ばから「日本は、変革のスピードが極めて遅い」と語っていたことが思い出されます。


話は一転して、私個人のことです。

快調に走っています。

致知出版社から届いた月刊『致知』(4月号)では、私の『経営者を育てるアドラーの教え』が2か所で大きく紹介されました。

・丸1ページの広告

・新刊書籍案内

プロ野球の某球団の監督が『経営者を育てるアドラーの教え』をお買い求めになったといういう情報も入っています。

『経営者を育てるアドラーの教え』が届くべき人に届きつつあるのがとてもうれしいです。

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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(3月3日)は桃の節句の日。

消毒液を求めてドラッグストアの10時開店に合わせて10分前に行ったら、長蛇の列。

並んでいる人たちはお行儀のよい人たちで割り込みもなく「マスクを買えるといいよね」などと語り合っていました。

そこでは消毒液はゲットできませんでしたが、何とか手に入れられるようになりました。

ご来社の方は、ご安心ください。

3月14日(土)に予定されていた糸魚川での講演会は、主催者の事情で取りやめ/延期となりました。

夜は閉塞的な諸事情を吹き飛ばすような集いがありました。

ふぐ料理 玄品神楽坂店『経営者を育てるアドラーの教え』致知出版社)と 『アドラーに学ぶ70歳からの人生の流儀』毎日新聞出版株式会社)の出版と雛祭りの祝いを兼ねて5人が集まったのです。

左から戸田久実さん(ブログフェイスブックアドットコミュニケーション株式会社 代表取締役、一般社団法人 日本アンガ―マネジメント協会 理事、この写真のご提供)、星野友絵さん株式会社サイラスコンサルティング 代表取締役/コンサルタント/編集者/ライター)、毎日新聞出版株式会社 図書第一編集部 編集長代理の 久保田章子さん かんき出版山下津雅子常務 、そして私。

本来は致知出版社のある方もご参加の予定でしたが、都合が悪くご欠席。

この5人は気心の知れた人たちで、私もとてもくつろぎます。

雛人形の女雛4人に囲まれた男雛の気分です。

それぞれの「困った話」を語り合いましたが、いつのまにか笑い話になってしまう陽気さを持った人たちで、ふぐ料理を「福料理」にしてしまう、閉塞感、不安感、自粛感を吹き飛ばす一夜になりました。

 久保田さんがお持ちくださった3月2日(月)付けの毎日新聞には、第2面に 『アドラーに学ぶ70歳からの人生の流儀』

第4面に致知出版社 の全面広告が掲載されていました。

こんな出版社から2冊同時に本を出せた私は、幸福者です。

ご関係の方々、本当にありがとうございます。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(3月2日)は、予定よりも1日早く私の分担執筆本『実践 職場で使えるカウンセリング ― 予防、解決からキャリア、コーチングまで』(諸富 祥彦・小澤 康司・大野 萌子編著、誠信書房、2,300円+税)が大量にヒューマン・ギルドに入荷しました。

産業分野のカウンセラーに必要な知識と技法を心理学から法律までこの一冊でひととおり学べる、初学者に最適の入門書で、カウンセリングを学ぶ人にお勧めの本です。

このことでヒューマン・ギルドの会員宛に3月度ニュースレターでお伝えしていた「3点セット」の発送が開始できました。

キャンペーンは、まだまだ3月末まで続いていますので、この機会をお見逃しなく。

また、長野県にお住いの 百瀬敬子さん が 『アドラーに学ぶ70歳からの人生の流儀』毎日新聞出版株式会社、1,500円+税)に感銘を受けて、一括で20冊もご注文くださいました。

さて、認知症に関する2つの話題です。

1.昨日のブログ の一節にこんなことを書いていました。

NHKスペシャル選の「認知症の第一人者が認知症に」を観ることもできました。
認知症の専門医である長谷川和夫先生と家族のドキュメンタリーで、「君が認知症になって初めて君の研究は完成する」と、先輩医師から現役時代の長谷川先生に発せられた言葉が印象に残りました。

フェイスブックを見ていたら、前川 美幸さん が私と同じくテレビをご覧になっていて、NスペPlus 2020年2月19日 認知症の第一人者が認知症になった のことを書いていらっしゃいました。

文章のヘッドには、こんなことが書かれています。

認知症医療の第一人者である医師の長谷川和夫さんが認知症になった。
そして、「自分の姿を見せることで、認知症とは何か伝えたい」と、自らの認知症を公表する。家族に支えられながら講演活動を続けるが、そこには当事者としての不安、さらに家族の葛藤があった。
長谷川さんとその家族の姿から、認知症を生き抜くための「手がかり」と「希望」をつむぐ。

1時間近くの映像でご覧になるのもいいのですが、エッセンス部分が 認知症の第一人者が認知症になった  を写真入りで読むことができます。

2.ジョセフ・ペルグリーノ博士 のワークショップで認知症をテーマに開催します。

URLはまだできていませんが、タイトルと日時などが決まっています。

タイトル:失われゆく認知機能との共生 ― 当事者の心理学者が語る認知症
日時:7月8日(水)10:00~17:00
場所:ヒューマン・ギルド研修室

7月9日(木)は、認知症者をどうサポートするか、がテーマになりそうです。

今のうちから手帳に書き入れておいてください。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(3月1日)は、一昨日に引き続いて日頃できないことに取り組みました。

1月以来ため込んでいたNHK「100分de名著」の『貞観政要』のDVDの第2回目から4回目までを観ました。
リーダーの人間力について大切なことを学べました。

政治・経済にからむ動画を観ました。
現在の新型コロナウイルス騒動を世界で最も冷静に把握し、対応しているのが台湾であることがわかりました。

NHKスペシャル選の「認知症の第一人者が認知症に」を観ることもできました。
認知症の専門医である長谷川和夫先生と家族のドキュメンタリーで、「君が認知症になって初めて君の研究は完成する」と、先輩医師から現役時代の長谷川先生に発せられた言葉が印象に残りました。

読書もしっかりとできました。

ジョセフ・ペルグリーノ博士 から7月上旬開催のワークショプのテキストが送られてきたので、さらっと目を通しました。
とても意欲的な感じが伝わってきました。
ワークショプの詳しい日程とテーマを近く発表します。
フライトもホテルも予約済みです。

カミさんとランチに出かけた際に、春の気配をたっぷり味わうこともできました。
その際に撮った写真を数点お楽しみください。

青原寺の庭にはもう桜が。

龍興禅寺にて。

下の2枚は梅です。

何だか世間が殺伐としています。

デマが横行し、一部の地域ではトイレットペーパーの買い占め騒ぎが。

極端な思考に走った陰性感情 ― 特に危機感、不安感 ― が強まっていますが、そんな時期にこそ平静さと勇気と知恵をもとに心を整える必要があります。

今の時期こそ噛みしめたいことば。

平静の祈り

神よ、私にお与えください
変えることのできないものを受け入れる平静な心
変えることのできるものは変える勇気
そしてそれらを見分ける知恵を 

God grant me the serenity
 to accept the things I cannot change;
 courage to change the things I can;
 and wisdom to know the difference.

*ラインホールド・ニーバー  日本語訳:中村佐知©2002

書きたいことは山ほどありますが、この言葉を胸に刻み、今あなたの周囲に起きていることをあなたなりに「変えられることのできないもの」と「変えられることのできるもの」を見分け、あなたなりの冷静な判断をもとに日々を菅されることを祈念しております。

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おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

2月最後の日の昨日(2月29日)は、もっぱらインプットに励んだ日でした。

また、 株式会社 タナベ経営 の経営者を対象とするビジネス情報誌『FCCレビュー』に連載している「経営者に贈るアドラー心理学の知恵」(5月号、第7回目)の原稿を書き終えました。

本日、推敲を重ねて明日先方に送るつもりです。

さて、2月24日の日本経済新聞の『こころの健康学』に大野裕先生が「高齢者のこころの健康」に関して「エイジングパラドックス(加齢の逆説)」ということを書いていらっしゃいました。

「エイジングパラドックス(加齢の逆説)」というのは、高齢になって様々な喪失体験をするにもかかわらず、人生に対する満足感やポジティブ感情が高いことを表す言葉。

年をとれば誰でも肉体面の不調が多くなる。
親しい人が病気になったり亡くなったりするなどして、人とのつながりも少なくなってくる。


誰でもこころが弱くなって落ち込みがちになるのではないかと考えるが、実際はそうではない。
これは超高齢者の人たちでも同じようだ。

「短期的にはネガティブ、長期的にはポジティブ」ということがあるようです。

ただ私は、このことは心理面だけでなく家庭的自立、社会的自立  、経済的自立の3つがあってこそ、だと思います。

私のカミさんの母親(いわゆる義母)は、15年前に夫を、12年前に長女を亡くしましたが、最近でこそ要介護になりましたが、俳句、絵手紙、ご近所の友人との交友を楽しむ、間もなく88歳になる人です。

家事は一人でこなします(家庭的自立)、友人もいます(社会的自立)、夫の残した財産と年金で暮らしています(経済的自立)。

カミさんの友人のお父さんのOさんは、90歳を過ぎた独居男性ですが、家事を自分でこなし、ご近所の友人たち(男女を問わず)の支えもあり、今でもボウリングを楽しんでいます。

その一部の裏付けともなる記事をインターネットで見つけました。

gendai.ismedia2018.10.25で小谷 みどりさん(第一生命経済研究所主席研究員)がこんなことを書いていらっしゃいました。

妻を亡くした男性は、余命が短くなる可能性が30%も高かったー「自立」が豊かな終活につながる  

■男性はより「死別」の影響を受けやすい

実は、男女で比較すると、配偶者の死別は、女性よりも男性の方が影響を受けやすいことが明らかになっています。
アメリカのロチェスター工科大学では1910年から1930年生まれの既婚者を分析し、配偶者との死別が寿命に与える影響を研究しています。
2012年に発表された研究結果によると、妻を亡くした男性の余命は、同年齢の平均余命よりも短くなる可能性が30%も高かったそうです。
しかし、夫を亡くした女性にはこうした傾向はみられなかったといいます。

その理由の一つは、配偶者に先立たれたあと、自活できるかどうかという問題です。
身の回りのことや家事が自分でできるかということです。

最近の新型コロナウイルス騒動のように、世の中何が起こるが予想がつきません。

突然の出来事に備えて家庭的・社会的・経済的な自立がより一層必要な時代に入っているようです。

シルバー世代にとって「備えあれば憂いなし」とは、このことなのでしょうか?

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