書店の謎は書店員が解く!とサイン会をめぐる事件を中心に、5つの謎に挑む多絵と杏子の事件メモの3冊目。英文タイトルでは2になっているので出張編はカウントされないようです。
「本当に業界を守りたいのなら、ナショナルチェーンにすがる前に小・中規模の個人書店にもきちんと配本すべきではないのか」
実情を知った上で、知っているからこそ問いかけたいという坂木司の解説。
日常系ミステリとしても面白いけれど、やはり気になってしまうのは文中であれこれ言及されている書店の現況。本当に取次の営業は口先ばかりで調子良いこと言ってるだけだそうだし、実績がないと配本されないのに新刊が配本されないから売れるわけがなく、売れないから実績がほとんど詰めないという負のスパイラルというのもその通り。
近所の書店が電撃文庫の配本対象になったときには、本当に大きな張り紙で「電撃が新刊で入荷するようになりました!」と誇らしげに書いてあったっけ……。
そうなるまでは、発売日に入荷しないのを確認して出版社や取次に発注をかけて配本してもらうので、入荷するのに数日のタイムラグ。これじゃあ町の本屋はオンライン書店に勝てないよねえ。
【サイン会はいかが?】【成風堂書店 事件メモ】【大崎梢】【サイン会】【社会見学】【雑誌付録】【万引き】【忘れ物】
「本当に業界を守りたいのなら、ナショナルチェーンにすがる前に小・中規模の個人書店にもきちんと配本すべきではないのか」
実情を知った上で、知っているからこそ問いかけたいという坂木司の解説。
日常系ミステリとしても面白いけれど、やはり気になってしまうのは文中であれこれ言及されている書店の現況。本当に取次の営業は口先ばかりで調子良いこと言ってるだけだそうだし、実績がないと配本されないのに新刊が配本されないから売れるわけがなく、売れないから実績がほとんど詰めないという負のスパイラルというのもその通り。
近所の書店が電撃文庫の配本対象になったときには、本当に大きな張り紙で「電撃が新刊で入荷するようになりました!」と誇らしげに書いてあったっけ……。
そうなるまでは、発売日に入荷しないのを確認して出版社や取次に発注をかけて配本してもらうので、入荷するのに数日のタイムラグ。これじゃあ町の本屋はオンライン書店に勝てないよねえ。
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