<死神姫>の二つ名を持つ没落貧乏貴族の娘アリシアとの新婚生活が始まった<強公爵>カシュヴァーンだが、それをのんびりと楽しむ気も暇もない。
だが、顔なじみの傭兵団が現れた次の日、カシュヴァーンは「俺たちの結婚報告をしにいく」と時計公爵ことアズベルグの前領主・ディネロの屋敷を訪れると言い出した……。
貧乏が染みついた天然系怪奇小説マニアの新妻と、周辺諸侯や有力宗教団体を敵に回した暴君夫の新婚生活ストーリー(さりげなく死屍累々)の第2弾。
「ねえノーラ、ノーラは敵襲を受けたことがある? 私は初めてよ!」
非常事態にわくわくしている奥方。
四六時中こんな感じだったらただの莫迦だけれど、金と猟奇がからまなければ、ごく普通のおっとりした働き者のお嬢様というあたりがポイントかな。
コミック化されているということで、少女小説の人気作品をローラー作戦で読破しようとしている嫁さんのリストに引っかかってきたもの。
少女小説といわれるものはあまり読んではいないし、(他に読む本が山とあるので)わざわざ読もうとも思わないけれど、周囲で評判のものをときおりチェックしていればそんなに置いてきぼりにされることもありません。氷室冴子の『クララ白書』、新井素子の『星へ行く船』、小野不由美の『十二国記』、今野緒雪の『マリア様がみてる』、雪乃紗衣の『彩雲国物語』とどれも名作。とくに違和感なく楽しめました。むしろSFっぽい作品の方が主眼の置き方の違いに男性作家と女性作家の違いを感じます。
【死神姫の再婚2】【薔薇園の時計公爵】【小野上明夜】【岸田メル】【家令】【執事】【守り石】
だが、顔なじみの傭兵団が現れた次の日、カシュヴァーンは「俺たちの結婚報告をしにいく」と時計公爵ことアズベルグの前領主・ディネロの屋敷を訪れると言い出した……。
貧乏が染みついた天然系怪奇小説マニアの新妻と、周辺諸侯や有力宗教団体を敵に回した暴君夫の新婚生活ストーリー(さりげなく死屍累々)の第2弾。
「ねえノーラ、ノーラは敵襲を受けたことがある? 私は初めてよ!」
非常事態にわくわくしている奥方。
四六時中こんな感じだったらただの莫迦だけれど、金と猟奇がからまなければ、ごく普通のおっとりした働き者のお嬢様というあたりがポイントかな。
コミック化されているということで、少女小説の人気作品をローラー作戦で読破しようとしている嫁さんのリストに引っかかってきたもの。
少女小説といわれるものはあまり読んではいないし、(他に読む本が山とあるので)わざわざ読もうとも思わないけれど、周囲で評判のものをときおりチェックしていればそんなに置いてきぼりにされることもありません。氷室冴子の『クララ白書』、新井素子の『星へ行く船』、小野不由美の『十二国記』、今野緒雪の『マリア様がみてる』、雪乃紗衣の『彩雲国物語』とどれも名作。とくに違和感なく楽しめました。むしろSFっぽい作品の方が主眼の置き方の違いに男性作家と女性作家の違いを感じます。
【死神姫の再婚2】【薔薇園の時計公爵】【小野上明夜】【岸田メル】【家令】【執事】【守り石】