黒猫から「つきあってください」と告白されても即答できなかったヘタレ男に、妹も幼なじみもみんなそれとなく助言を与え応援してくれる。だから、京介も黒猫とつきあう踏ん切りがついた。
そして、デートを重ね、互いを知る日々が続くのだが……。
前巻ラストの数行前から始まって、いかにヘタレな高校生男子が年下の妄想する彼女とお付き合いを始めていったかを、段階を踏んで語っていく「京介 天国と地獄」篇。ヘタレというのは自覚があるらしい。
こうやってみると、電波系妄想癖というのも、それだけ特定の分野については思索が深いということなんだなあと笑ったり。黒猫が状況を動かし、その場にいた者もいない者も秘めた思いを自覚して吐露して、目先の結論ではない、その先を目指さざるをえなくなります。
端的に言えば、みんな京介に優しく、そして一斉に厳しく自己主張をし始める回。半端にあちこちにフラグを立てて回ったツケの支払を求められる回であり、「ああ、こうやって世界の天秤は保たれるのだな」と実感しました。
ついに動いた麻奈実ちゃんもけっこう怖く、なにも考えずほわわーんとしているのかと思いきや、すべて掌の上にすぎないのだと思えなくもなく、そりゃそれくらいでなければヘタレとはつきあえないよなと納得したり。
『俺の未来には、地雷原が待ち受けている』
総じて観れば、恋と友情に揺れ動く、男女兄妹の関係の変遷を描いた青春オタク小説。この巻で終わってもおかしくはないけれど、まだまだ続くようです。
【俺の妹がこんなに可愛いわけがない】【伏見つかさ】【かんざきひろ】【土下座】【ブラザーコンプレックス】【シスターコンプレックス】【GPS座標】【自宅訪問】
そして、デートを重ね、互いを知る日々が続くのだが……。
前巻ラストの数行前から始まって、いかにヘタレな高校生男子が年下の妄想する彼女とお付き合いを始めていったかを、段階を踏んで語っていく「京介 天国と地獄」篇。ヘタレというのは自覚があるらしい。
こうやってみると、電波系妄想癖というのも、それだけ特定の分野については思索が深いということなんだなあと笑ったり。黒猫が状況を動かし、その場にいた者もいない者も秘めた思いを自覚して吐露して、目先の結論ではない、その先を目指さざるをえなくなります。
端的に言えば、みんな京介に優しく、そして一斉に厳しく自己主張をし始める回。半端にあちこちにフラグを立てて回ったツケの支払を求められる回であり、「ああ、こうやって世界の天秤は保たれるのだな」と実感しました。
ついに動いた麻奈実ちゃんもけっこう怖く、なにも考えずほわわーんとしているのかと思いきや、すべて掌の上にすぎないのだと思えなくもなく、そりゃそれくらいでなければヘタレとはつきあえないよなと納得したり。
『俺の未来には、地雷原が待ち受けている』
総じて観れば、恋と友情に揺れ動く、男女兄妹の関係の変遷を描いた青春オタク小説。この巻で終わってもおかしくはないけれど、まだまだ続くようです。
【俺の妹がこんなに可愛いわけがない】【伏見つかさ】【かんざきひろ】【土下座】【ブラザーコンプレックス】【シスターコンプレックス】【GPS座標】【自宅訪問】