付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「超少女明日香」 和田慎二

2011-07-06 | 日常の不思議・エブリデイ・マジック
 和田慎二の名前を初めて知ったのは、昭和50年の別冊マーガレット5月号。『超少女明日香』の後編が載っていて、それをクラスの女子から「これ、面白いよ」と言われて借りたのだ。それが本当に面白くて読みふけってしまい、次の授業に遅れて先生に叱られたのは恥ずかしい思い出。

 田添建設の田添社長邸に新しくやってきた家政婦は、風呂敷を担いで和装のちんくしゃ少女の明日香だった。
 田添家に住み込むことになった明日香は、田添社長の子供たちの嫌がらせを気にもせず、炊事・洗濯・料理にと、まるで明日香が4人も5人もいるかのような完璧な仕事ぶりを発揮していく。
 だが、明日香は田添建設の工事によってダムに沈んだ砂神村最後の生き残りであり、復讐のため、田添家を崩壊させるのが彼女の目的だった……。

 少女マンガ雑誌だから恋愛要素も少しはあったけれど、きちんとした話があり、ストーリーが格好良く、魅力的な登場人物がいて、面白かったんだから、男だって夢中になって読みますよ。自然破壊を気にもせず悪質な開発を進める芙蓉産業、その総帥で財界支配のために「いさり火作戦」を企む芙蓉夫人、そのブレーン集団・四重奏(カルテット)や彼らの実働部隊である超能力者のウォーカー姉弟との対決は、ギャグからシリアスまで縦横無尽で、こりゃあ少年マンガより面白いやと確信したのでした。

 和田慎二の作品は、私の人格形成の大きなパーツだったのです。

【超少女明日香】【和田慎二】【自然破壊】【砂姫明日香】【割烹着】【サービスカット】【万能ねえや】【本郷猛】【森ユキ】【コロンボ】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「可愛くなんかないからねっ!」 瀬那和章

2011-07-06 | 学園小説(不思議や超科学あり)
「なにかを成し遂げるために大事なのは、目標だよ。目標は具体的な方がいい」
 古井武一の言葉。

 男らしくなろうという決意を固める文野春だが、高校に入学して以来、春の女っぽさには磨きがかかる一方で、今では学年の美少女トップ3に入るというありさま。男として、これはなんとかしないといけないと思いながら……。

 美少女にしか見えない男の子の話が急転して、街に出没する怪異を退治する話に。
 神話なんだというけれど、実質は年季の入った都市伝説みたいなもの。『ギャルゴ!!!!!』とか『ほうかご百物語』は好きな話だったので、これもシリーズで楽しめそうです。
 でも、文章だと春のヘアスタイルはショートカット。茶髪で肩まであるセミロングというのは、変装用に1回ヴィッグをつけただけなので、表紙や口絵や中イラストの姿は、指定ミスだと思います。

【可愛くなんかないからねっ!】【瀬那和章】【シコルスキー】【言霊信仰】【赤い靴】【うさぎ】【さくら】【男の娘】【羊羹スティック】【すべからくの誤用】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする