読了。ひでっ。ひとことでいうと、男はバカで、女はコワイ……というのを痛感させられるのが、この第２シーズン。第１シーズンのメインキャラであった女性陣の裏の顔を一枚一枚引っぺがしていき、本人も自覚していたか心の奥底に沈めていた本音を掘り起こしていので、コワイコワイ。
怪異は勝手によって来るものではないのだから、被害者ぶっていても本質的な部分に問題がなにかしらあるのです。
「高い理想を掲げることは、きっと、自分を守ることなんだよ。だって叶わなかったとき、『やっぱり』って言えるもん」
千石撫子の言葉。
月火ちゃんもコワイけど、戦場ヶ原さんもコワイなー、でも撫子はラスボスだし……という、後日談も落ちもないので、じっと我慢して『恋物語』が出てから一気読みするのが正解だったのかも知れません。とんでもなく強大な敵との戦いも、あんがいあっさりと拍子抜けで終わることも多いのがこのシリーズですが、この結末だと先の展開がどんなものになるか怖くもなります。困ったなー。
でも、第２シーズンが終わっても、第３シーズンは突入する可能性が高いようなので、それは嬉しいですね。そして、あいかわらずキャラがつかめない扇さん。どこの世界から来た人なのでしょうか。
【囮物語】【オトリモノガタリ】【なでこメデューサ】【西尾維新】【忍野扇】【クチナワ】【八百万の神】【神憑き】【嘘つき】【メタ発言】
